DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

第2回キングレコード歌謡コンテスト

ぼくは10月9日、東京の日暮里サニーホールコンサートホールで行われた、第2回キングレコード歌謡コンテスト決勝大会に参加してきました。

昨年の第1回コンテストはキングレコードの関口台スタジオで開催され、レコーディングスタジオの不思議な空間で歌うことができました。

ぼくがカラオケ大会に出る大きな理由として、「ホールで歌いたい!」というのがあります。なかなか経験できることではありませんので、広い場所で思いっきり歌いたいです。なので、ホールのしくみとか併設の施設には興味があります。今回の日暮里サニーホールは、アートホテル日暮里ラングウッドの4Fにありました。コンサートホールは400名から500名を収容する中ホールです。他に100名程度を収容するコンサートサロンもあり、この日は演奏会が開催されていました。

中ホールとはいっても、ビルの中のホールなので、作りに制約がある感じで、会場に入った時は若干狭いなという印象でした。舞台に行く入口も1方向だけで細い通路を通って行きました。

第1回コンテストに出たとき、演歌系の楽曲が大半との印象があったので、今回のコンテストでは、岡本幸太さんの「あなたに哀愁」を選んで、歌謡曲の選曲をして寄せてみました。そのせいか、音源審査では第1回よりも得点が上がり、コメントも好評価なものでした。

今回のぼく自身の課題は2つありました。1つは歌詞を見ないで歌うこと、もう1つは振付を入れながら音をブレずに歌うことでした。通常のカラオケ大会では歌詞を見る画面が用意されますが、今回は画面の用意がないため、歌詞を見たい人は自分で歌詞が見えるものを用意するようにとのことでした。カラオケで歌う人って、歌詞を常に見ながら歌うのに慣れているので、歌詞を暗記するのが苦手なんです。ぼくも以前に歌詞がすっぽ抜けた経験があったので、でも歌詞を見ながら歌うと歌に集中できないので、直前まで歌詞を忘れないように叩き込んでいました。

今回歌った「あなたに哀愁」は、岡本幸太さんが歌の中でインパクトのある振付をされていたので、それをステージでもやろうと思っていました。

参加された方の歌唱を順番にじっと聴いていましたが、聴いている方に印象を与えるのは大事だなと思いました。皆さん一定以上の歌唱力はあるわけで、歌が上手いこと自体にはあまり差はありません。普通に上手いだけでなく、自分の持ち味を出している方がほとんどだったと思います。となると、次は持ち味をどれだけ出せたかということです。印象を与えることは大事ですが、あまりに強すぎるパフォーマンスというか、歌唱と離れすぎた表現をやりすぎてもプラスにはならないので、バランスのある表現でなければと感じました。

初めての場所というのは緊張しますし、今回は歌詞を忘れないかが心配で緊張しました。ステージに行って、客席の様子は自分にスポットライトが当てられているので、実はほとんどわからないんです。自分が参加した意味というか、選んでもらった責任を果たさなきゃと思って、緊張しながらもきちっと歌えたし、サビの振付もしっかりやれて歌えたので、歌えたこと自体には満足しました。でも、やっぱりもっと場慣れが速攻でできれば、もっともっとやれたのではないかなと反省しました。

入賞した方の歌唱を振り返ると、オリジナルの歌手の歌い方とはまた違う、ご自身の歌い方に合った表現をされていた方が何人かいらっしゃったと思いました。選んだ楽曲と自分らしさを融合した歌唱を追及していけば、ぼくにも道が開けるのかなと思えただけでも有意義な1日でした。