DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

テスト飛行ライブ

ぼくがカラオケ大会でご一緒する方とか、Twitterのフォロワーさんの中にはライブに出演されている方がいらっしゃいます。

先日参加したカラオケ大会で、観覧されていた方たちが談笑されていた中で、「歌が下手でも楽しく歌っていると笑える。クラスが上の人は上手く歌っているんだけどね」と言うのを聞いて、上のクラスに出ていた自分にはちょっと耳の痛い話でした。自分の歌の技術とか完成度を追い求める一方、会場の客席の人たちからの聴く側の目線を疎かにしているんですね。

聴き手を巻き込む歌唱をと、審査の先生方が話すことはあります。ぼくはカラオケ大会の場合、ホールで歌うことが多いです。初めてステージに立った時ほど緊張度は少なくなりました。緊張しながらも、思ったとおりに歌ったり、ときには振付を入れたりすることもできるようにもなりました。それでもステージに立って歌っていると、練習した時よりも歌のコントロールができていないとか、渡されたマイクの音響の感覚に慣れないとか、ステージの環境に慣れきれず不安がよぎるとか、経験値が足りないなと思うことがありました。

どこかでライブの練習みたいなことをやらせてくれる場所があるかなと探していたら、中野区にあるLIVE STAGE Iwoo NOGATA(アイウー野方)さんが、ライブ初心者向けの体験イベントである「テスト飛行ライブ」を開催しているのを見つけました。

お店の店長さんに質問をしていくなかで、カラオケを使って歌うことができることがわかりましたので、テスト飛行ライブに申し込みました。

持ち時間は20分以内で3曲までとのことでした。自分を表現する3曲って、何だろうか。その選び方によっては、聴く方の印象も変わるだろう。いわゆるセットリストの作り方って、人様のライブでのセットリストは拝見していたものの、深く考えたことがありませんでした。ライブに出演されている方に率直に聞いてみたところ、自分が大切にしているのは流れと、聴き手を飽きさせない工夫をしていると教えて頂き、歌う曲の選び方もアドバイス頂きました。

ぼくがよく歌っている曲のラインナップって、偏りがあるんだなってわかりました。それでも歌える曲の中から、自分の色合いを付けられる、MCを合間に入れながら、つなげていける3曲を選んでみました。ぼくが考えた20分の構成はこんな感じでした。

①スタートから1分30秒 MCで自己紹介

②1分30秒から5分45秒 1曲目「あなたに哀愁」

③5分45秒から7分15秒 MCで好きな曲について

④7分15秒から11分50秒 2曲目「名付け合う旅路」

⑤11分50秒から13分20秒 MCで歌う曲との出会いについて

⑥13分20秒から18分50秒 3曲目「晴れた日に、空を見上げて」

⑦18分50秒から20分 MCでクロージング

これを実際にやってみましたが、20分はとても忙しくて短い時間でした。MCももう少しコンパクトのあるコメントにすると、自分の時間も引き締まると感じました。そして、1曲歌うだけのカラオケ大会と違って、ライブは喉が渇きました。傍らに水を置いて、MCの時間で水を飲んで良かったと思いました。1曲目、2曲目はやはり環境に慣れなくて緊張していましたが、3曲目は自分をやっと出せてきたと思えてきました。聴いている店長さんや他の演者さんへの、聴いている方への巻き込み方はもっと工夫がいるなと反省しました。それでもライブの体験がいろいろできたのは参加して良かったです。

ライブですからお客さんを集めてということはあるのだと思いますけど、そういう中での自分の出し方をもっと学べるように、ライブのステージには今後も参加したいと思います。