DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

忘れな草をあなたに

ぼくがよく好きで見ている歌番組の1つである、BS朝日で毎週土曜日の19:00から放送している「人生、歌がある」。演歌・歌謡曲系の番組ですけど、出演する歌手のジャンルは演歌・歌謡曲に限っていなくて、楽曲をしっかりと聴かせてくれるところが気に入っています。4月6日の放送では、ぼくがお気に入りにしている林部智史さんも出演されていました。林部さんは最新アルバム「RAINBOW」から「やさしい眺め」という楽曲を歌われていました。紫の色をテーマに、来生えつこさんが作詞、来生たかおさんが作曲された楽曲はアンニュイさも醸し出した大人の雰囲気で、抑揚が少ないので、歌うのが難しそうな曲と感じましたが、歌ってみたいと思いました。こちらもDAM★ともでは歌えませんが。


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そして、林部さんはもう1曲、今年90才を迎える歌手の菅原洋一さんの特集の中で、菅原さんのヒット曲「忘れな草をあなたに」を、菅原さんと一緒に歌うという役目がありました。

菅原洋一さんは国立音楽大学声楽専攻科を卒業後、タンゴを歌いたいということで、タンゴバンドの歌手としてデビューしました。その後、ソロ歌手になり、「知りたくないの」が大ヒットして、紅白歌合戦にも22回連続出場されました。ベースがタンゴということもあり、歌唱は演歌でも歌謡曲でもなく、異色の歌手であると思います。「忘れな草をあなたに」は抒情歌のジャンルに入る楽曲ですが、菅原さんの味わいのある憂いも優しさも備えた歌声が、聴いていて心に響くものがあります。

歌手という商売は自分の喉を酷使する仕事でもあるため、高齢になっていくにつれて、往年の歌唱力は衰えていきます。どうしても若い頃の酷使が激しかった歌手の方は、その衰えが著しいのかなと思う方もいますが、菅原さんの場合は歌唱のパワーの衰えの代わりに、歌の味わいとか深みに人生の年輪を感じさせるものがあると感じました。ぼくも自分が90才になった時も楽しく歌っていたいと思っていますから、変な喉の酷使はしないようにしています。

忘れな草をあなたに」を一緒に歌う林部さんはいつもより緊張した感じでした。大先輩の菅原さんに気を使って歌っているのが、ひしひしと感じられました。コラボの考え方には、歌う人同士が地力をぶつけ合うという考え方もあると思いますが、まずはお互いの歌声を調和させていき、融合させていく姿勢が前提なのかなと思います。僕らが2人で歌うときも、相手の歌とか歌い方に合わせて、ソロとは違うコラボの良さを出したいと思いますし、そういうコラボを聴いている方々にも気持ちよく感じて欲しいと思います。

結局、歌っている時って、その人の人となりが割と表に出てしまうものなので、特にコラボに臨む時は、相手への敬意とか思いやりって大切だなとぼくは思っています。


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君に愛がとまらない

3月30日、ぼくは神奈川県の登戸にあるスナック藤さんで行われた、岡本幸太さんの新曲キャンペーンに行ってきました。

岡本幸太さんは2023年4月5日に徳間ジャパンからシングル「あなたに哀愁」でメジャーデビューし、オリコンの演歌・歌謡曲週間ランキングで初登場2位となりました。そして2枚目のシングル「君に愛がとまらない」が2024年3月13日に発売され、オリコンの演歌・歌謡曲週間ランキングで初登場3位となりました。

ぼくは2008年12月に第一興商DAM★ともがスタートした時から、今もDAM★ともを楽しんでいますが、そういう中で幸太さんは歌の上手い方として存じ上げていました。時々DAM★ともに公開している録音や動画を拝聴したりしていました。その後も「DAM★ともマスコット」という宣伝のお仕事をされていた時もありました。

カラオケ大会の世界では2016年の日本大衆音楽祭で内閣総理大臣賞を受賞されています。そして現在も、日本大衆音楽協会の理事、東京都大衆音楽協会の理事長を務められていて、カラオケとは縁の深い方です。

ぼくは歌謡曲が自分の雰囲気には合うらしくて、2023年のカラオケ大会でも幸太さんの「あなたに哀愁」を選曲して、オンラインカラオケ大会で準優勝を頂いたり、キングレコード歌謡コンテストの決勝大会にも出場することができました。

最近の演歌男子と言われる歌手の方の傾向として、歌うだけじゃなくて、振付も入れながら踊ったりして、楽曲を楽しんでもらうというところがあります。ぼくもジャニーズの楽曲に親しんでいたせいか、歌って踊ってというのは割と好きなので、幸太さんの新曲「君に愛がとまらない」もMVを見ながら振付も覚えて、どういう態勢で歌うのかなとかイメージを作っていくと面白くなってきます。

さて当日の18時すぎに会場のお店に着くと、企画として幸太さんの曲の1コーラス採点バトルをやるので参加してくださいとのこと。ぼくは「君に愛がとまらない」を歌うことになり、事前に練習しました。この採点バトル、高得点を競うのではなく、得点の小数点3桁が最も高い人を最高とするもの。これだと、100.000点の人よりも、90.999点の人が勝つわけで、歌の実力とは関係なくゲームとして楽しめるので、いい企画だと思いました。

その後、幸太さんのファンの皆さんが到着して、本人が登場する前に会場を盛り上げようということで、全員で「君に愛がとまらない」を大合唱!ファンの皆さんの熱量の強さに圧倒されました。もともと、スナック藤に集まる人たちは幸太さんの曲を歌って踊ったりしている人が多いこともあり、カラオケの歌仲間が集まりました。ファンの方って素晴らしいと思うのは、自分が応援すると決めた歌手をとことん盛り上げていく姿勢です。ぼくたちみたいなカラオケファンは、1人の歌手だけにってことはほとんどなくて、歌うことは好きなので、歌って歌手を応援するという感じです。

幸太さんも登場前の盛り上がりを前室で聞いていて、「どうやって入っていこうか困った」と笑いからスタート。スナック藤は以前から来られていたお店でもあり、通常のキャンペーンとは違った、フレンドリーな雰囲気で、自分の歌の振り幅のお話とか、それに関連した曲の歌唱とかして頂けました。アカペラで1フレーズを歌っても、歌としての輪郭があるから映える感じがしました。

そして、幸太さんの曲の1コーラス採点バトルの時間となり、ぼくは3人目で登場。幸太さんとトークを交わした後、ぼくは「アウフヘーベン」なので、歌の合間の掛け声をいつもは「幸太」のところを「アウフ」にしようという幸太さんの一言。ステージに立ってから気づきましたけど、ご本人様の真横で曲を歌うんだと思いドキドキしましたけど、イントロの振付から思い切りやり始めたら、幸太さんも横で振付をやってくれたり、ファンの皆さんたちから熱量のある「アウフ」コールもしてもらって、1コーラスは無事に終わりました。カラオケ大会ではそんなに笑ったりしませんけど、後で動画を見せてもらったら、やけに笑顔な自分がいて、ちょっと恥ずかしかったです。

通常のキャンペーンが30分のところ、この日は約2時間。ソロコンサートよりも長くて、幸太さんめちゃくちゃサービス良すぎじゃないかなと思いました。最後に歌われた「あなたに哀愁」では、日頃から歌っているカラオケの歌仲間がダンサーズとして招集され、ぼくも招集。サビの振付はもちろん、細かいところも幸太さんに合わせて何とかやれました。

幸太さんからサインを頂くときに、2月の関内ホールで初めて「君に愛がとまらない」を聴いたことを話し、発表会では小川たけるさんの曲を歌ったことを話したら、「覚えてますよ。めちゃめちゃ上手い人がいて。小川さん行きましたよね」と言われ、「いきなり小川さんいて驚きました」と話しましたが、歌手の方も対面していくお仕事なので、出来事を記憶しておく力は必要なんだなと感じました。

自分の歌を届けて、聴いてくれる人の生活に潤いを与えていくのが、歌手の仕事なのかなと思います。プロでもアマチュアでも、聴いてくれる人によかったと言われるような歌を歌いたいというところは同じなのかなと思います。

ぼくも「君に愛がとまらない」を歌って踊っていきたいと思います。

https://twitter.com/jtxyykrzyef44ge/status/1767892392265576765?s=61&t=VwSl_4-AZNwOvc00dOyYiQ

歌唱キャンペーン

3月20日、ぼくは東京都北区の赤羽駅近くにある、ミュージックショップ赤羽美声堂さんで行われた、演歌歌手の小川たけるさんの歌唱キャンペーンに行ってきました。

赤羽美声堂さんは町のレコード屋さんですが、有名な歌手の皆さんが歌唱キャンペーンで来られる有名店です。この日は祝日でしたので、行ってみようと思いました。

最寄りの赤羽駅はJRの京浜東北線東北本線埼京線が通っていて、乗り換えで利用したことはありましたが、降りるのは初めてでした。思っていた以上に駅ナカのお店が多くて、ホームから改札に着くまで意外に時間がかかりました。

改札を出て右側の東口に出て、道なりに進んで次の交差点を渡ると、LaLaガーデンという商店街のアーケードがあり、数分歩いた右側に赤羽美声堂がありました。

この日は店内に20席ほどの椅子が並んでいて、既にお客さんが座っていました。店主の奥さまに「予約していませんけど、入れますか」と言うと、「大丈夫ですよ。1枚応援して頂けますか」と言われて、小川さんの「陽炎」のCDを買って、1席追加で用意して頂けました。

お客さんの大半は小川さんのファンの女性の皆さんでした。男性の方はぼくを含めて3名。歌唱キャンペーンということで、お店も小川さんのCDに収録されている「陽炎」「神戸恋みなと」「ふるさとのきみへ」をヘビロテで流していました。

ぼくは昨年の9月頃、たまたまYouTubeで曲を聴いていたら、おすすめで「陽炎」が出てきたので初めて聴いてみたら、「いい曲だ!歌ってみたい」と思って、DAM★ともで歌ってみるようになりました。歌ってみていい感じだなと思ったので、3月に行われた第7回音ノ市カラオケコンサートではこの曲でエントリーしました。そういう中で、2月に行われた「メンズでえ〜んか!」というイベントに、小川さんが出演され、カラオケ発表会もあると知ったので申し込み、ホールで初めて「陽炎」を歌ってみて、歌い終わったところで小川さんご本人が来てくださるという嬉しいサプライズもありました。そういうご縁があったこともあり、東京でのキャンペーンでお会いできる予定を探していましたが、この日がチャンスと思い来てみました。

15:00から小川さんの歌唱キャンペーンが始まりました。1曲目は西城秀樹さんの「傷だらけのローラ」と意外な選曲。キャンペーンだから自分の曲を歌うのかなと思っていました。「ローラ」の「ラ」は伸ばしすぎない方がいいかなと思いながらも、自分の歌唱スタイルにまとめているのはプロだと思いました。2曲目は小川さんが作詞・作曲した「神戸恋みなと」。ここで著作権印税の話をされて、どこの地域で歌われているのがわかるという話が興味深かったです。3曲目は舟木一夫さんの「高校三年生」。小川さんは客席の1人1人に握手をしながら回っていきました。そういうときにファンの方は小川さんにプレゼントを渡しているんですね。先日のメンズでえ〜んか!の時にも多く目にした光景でした。小川さんはさらに、店の外で見ていた10人くらいの方にも歌いながら握手をされていました。「選挙みたい」とも思いましたが、選挙活動と営業活動は似ているところがあり、選挙の場合は握手して指示を得ていく経験が多いらしく、歌唱キャンペーンでも積極的な姿勢は大切なことを目の当たりにしました。4曲目は岸千恵子さんの「千恵っ子よされ」。これも意外な選曲ですけど、場を盛り上げるために選んだのかなと思いました。キャンペーンは通常20分くらいらしく、5曲目が、ぼくのお目当てだった「陽炎」。原案は小川さんが26才の頃に書いたものと話されていました。振付を入れながらの歌唱は気合が入っていました。もう1曲アンコールで尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」。この後はサイン会とツーショット写真の時間になりました。ぼくもサインを頂くときにマスクを外して小川さんと顔をあわせたら、ぼくのことを思い出したようで、「めちゃめちゃ上手かったですよね」と言われたので、「今月のカラオケ大会でも陽炎で賞を頂けました」と話すと喜んで頂けました。周りの方も聞いていたらしく、レコード会社の方やファンの方にも「あの時私も聴いていました」と声をかけて頂きました。

こうして赤羽美声堂での歌唱キャンペーンを後にしましたが、自分の歌を届ける努力の大切さを実感しました。小川さんの歌唱力とかイケメンなルックスも魅力だと思いますけど、話し方が爽やかというだけでなく、とっさの機転も気遣いもできる対応とか、人柄も好きだからこそファンの方は応援しているんだろうなと思いました。現場での歌を通じてのコミュニケーションは演歌歌手に限らず、ぼくが交流させて頂いているボーカリストさんも状況は同じだと思いました。SNSの交流とはまた違った、現場での歌唱キャンペーンの交流の良さを実感しました。

ぬくもり

ぼくは歌ってみたい曲があったら、YouTubeでその曲を検索して、何回も繰り返し聴くようにしています。そういう中で、YouTubeの方も、ぼくの選曲の傾向を学習して、おすすめの曲をランダムに入れてきたりします。おすすめの曲は、出会えるチャンスも一期一会と思うので、大抵の場合聴いてみます。1コーラスくらい聴いてみて、あまりピンとこなかったときはそこで終了しますが、「これはいい曲かも」と思ったときは、その後も繰り返して聴くようになります。

川崎鷹也さんの「カレンダー」という曲を練習して、歌会でも歌ってみた後の頃、YouTubeがすすめてきた曲が「ぬくもり」という曲でした。川崎さんの深みのある中低音がビンビン耳に響いてきて、初見でお気に入りの曲になって、DAM★ともでもさっそく歌ってみて、録音も投稿してみました。

この作品は2023年6月14日に発売された3枚目のオリジナルアルバム「ぬくもり」のタイトル曲として収録されています。川崎さんがYouTubeの「ぬくもり」の動画に次のコメントを寄せていました。

会いたい人に会えなくなった時期があって、そんな時に『ぬくもり』とは一体なんだろうと考える時間が多くありました。離れていても相手のことを想い、それだけで幸せな気持ちになれること、そう思える人が1人でもいることが『ぬくもり』そのものなんじゃないかと思いました。この楽曲は電話ひとつで繋がりながら、お互いの温度やぬくもりを感じられるようにと願いを込めて書いた楽曲です。MVはアニメーションとなっていて、マグカップからの湯気や空の色、時間による変化が曲と共に移り変わる様子を描いております。細部までこだわったストーリーをぜひ体感して頂けると嬉しいです。

この曲の歌詞は、深夜の電話ごしに繋がっている主人公と相手が、午前二時、午前三時、午前四時と時間を共有している様子を書いていて、MVも歌詞に忠実に、歌の世界を描いています。そのため、歌っていくときも場面のイメージが作りやすかったです。

一方、歌い方としてはまずは川崎鷹也さんご本人様の歌い方をまねようとしていきますが、アコギで作った曲って、やっぱり自分がギターを弾いて歌っている気持ちにならないと、単調な歌になってしまいます。リズムの取り方とか言葉のアクセント1つで、歌の持ち味が変わっていくんだと感じました。

今までも何回か書いていますが、ボイストレーニングのレッスンの時に、先生から何かゆっくりめの歌を歌って欲しいと言われて、咄嗟に「歌い始めたばかりの曲ですが」と言って選んでしまったのが「ぬくもり」でした。まだ練習してこれから成長させていく曲だから、何言われてもいいかなと思い歌ってみたら、先生から「歌上手いし、非常に歌心がありますよね」と感想を言われて、少し驚きましたが、この曲は自分に合っているかもしれないと感じました。

そして、先生から言われたことが、この歌の歌詞はどういう人物で、歌詞の言葉にどういうイメージを持っているのか、ぼくにいろいろと質問してきました。小説だと人物描写を文字で詳しく書いていきますが、歌の場合は歌詞の文字数が限られているので、その背景を掘り下げていくと、歌に深みが増しますよ、とのアドバイスをして頂きました。

芝居でいうと、セリフ以外のト書き部分になりますし、歌だと、その言葉を発するまでの心の葛藤なのかなって思います。

そういう気持ちを忘れずにカラオケで歌ったら、点数が伸びて、抑揚の点数が伸びました。シンプルなメロディーの曲なので、表現力が歌を左右すると思います。歌い始めた頃は声も固い感じでしたが、最近は柔らかくなった気がしています。まだまだ自分の伸び代があると信じていきます。


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自分の理想の声

3月12日、体験レッスンから始まったぼくのボイストレーニングも今日で3回目になりました。ぼくは今まで、単発の体験レッスンを除くと、歌うことについて先生のレッスンを受けたことがありませんでした。だから、レッスンの受け方とか、先生とどう接したらいいのかとか、わからないことも多くて、毎回その場で手探りな感じです。

レッスンの予約時間の40分前ぐらいに最寄りの駅に着いて、駅前のカフェでコーヒーを飲みながら、前回までのレッスンで受けた話を振り返り、それを踏まえて今日はどういう時間を作っていこうかなと考えます。

カラオケ大会で優勝したいから、という気持ちでボイストレーニングを受けようと思ったことはありません。自分で歌いたいと思って選んだ楽曲を、カラオケで何十回以上も練習して、原曲もほぼ毎日聴いて、オリジナルの歌手の歌い方も着目して、自分の歌い方を決めていくという作業は、自分で考えながらやってきました。そのやり方が正しいのかはわかりませんけど、自分が思った歌い方でカラオケ大会に臨んで、審査員の先生からのコメントを読んだり、時々賞を頂くこともあったりすると、方向はそれほど間違ってはいないのかなと思います。

でも、もっと高音域のある楽曲をカラオケ大会で選んで歌いたいと思うこともあります。ぼくの場合は高音域のファルセットは出ますけど、厚みのある高音が出せないので、結局原曲キーを思いっきり下げて歌うことになります。自分に最適なキーを選んで歌うことは大切なことだと思いますが、単純に音響感のある高音で歌って楽しみたくて、そこに辿り着くためには、声楽の専門知識がないぼくが独学でやるのは無理ですから、ボイストレーナーの先生の知恵を頼ってみようと思いました。

ぼくがボイストレーニングのレッスンを受けてみて感じていることですが、歌が上手くなるというゴールはあるにせよ、直接的には自分の体の特徴を知って、なぜその声になるのかを検討して、改善を進めていく場所だなと思いました。月1回、ボイストレーナーの先生に自分を診断してもらうクリニックのような存在だなと感じています。

レッスンを受けているだけで終わってしまったら、正直その効果はほとんどないのかなと思います。ぼくの場合はカラオケで歌う回数が多くありますので、レッスンでの話を実践に取り入れて確認してみることができますので、レッスン以外の日常活動での確認の繰り返しが大切なのかなと思います。

先生のリアクションを見ていると、ぼくの声は徐々に変わってきているらしいです。ぼく自身はそこまではっきりとは認識できていませんけど、アドバイスを受けたことに集中して歌ってみると、出した声の色合いが深かったり柔らかかったり、いい感じになるのはわかります。その集中力を楽曲の時間ずっと維持できるか、ここも大事だなと思いました。

先生から「ゆっくりめの曲で何か歌ってもらえますか」と言われて、最近歌い始めたばかりの川崎鷹也さんの「ぬくもり」という楽曲を前回歌ったためなのか、今回も「ぬくもり」を歌うことになりました。昨日、カラオケで1コーラス歌ってみたら、点数も一気に上がりましたし、抑揚の点数も上がりました。何で上がったのか、原因が見えていませんけど、ボイストレーニングの効果は何かあったのならいいのかなと思います。

自分の理想の声は何だろう。低音域も高音域も幅広く、中音域と同じような深みや厚みのある声が出せるというのは技術的な面ですけど、歌って言葉を心で伝えていくものだと思いますので、楽曲が描く情景を思い浮かべてもらえる声が、ぼくにとっての理想の声だと思います。

第7回音ノ市カラオケコンサート③

Bクラスベテランの部は70組がエントリー。Aクラススペシャルの部のように事前の音源審査を受けなくてもよくて、審査員の歌唱審査も受けられるので、Aクラスの参加者と同レベルの歌唱力がある方も多く出場されています。

こういう大会だとAクラスは上級で、Bクラスは中級で、Cクラスは初級みたいな見方をしがちで、確かにその見方の面もありますけど、ぼくが5回聴いた経験からみると、どのクラスにも上級の歌唱をされる方はいらっしゃいます。ぼくがクラスの差を感じるのは、この大会に対する向き合い方の強さとか熱意なのかなと思います。

大会のスケジュールに従って動くので、参加の方の歌を聴くのはホールの客席以外でという場合もあります。ロビーのテレビで聴く場合もありますけど、ここで惹きつける歌唱をした方は割と上位で入賞している気がします。今日もぼくがロビーのテレビで見て引き寄せられる歌唱をしていると思った方はBクラスの1位でしたし、楽屋の声出し部屋で聴いた楽曲の雰囲気に合っていた歌唱と思った方はBクラスの2位でした。

Bクラスの方の歌唱も、選んだ楽曲やアーティストへの思いが強いということもわかりますし、基本は歌が上手い方ばかり参加されています。Aクラスとの差があるとすれば、細かいところのフレーズの処理とか、自分なりの歌のアピールとか、トータルとしての自分の歌唱を俯瞰するとか、あるにはありますけど、思いっきり楽しく歌う方が今回は少ないように感じました。

Bクラスの歌唱も終盤に来たところで、Aクラスに出場するぼくは楽屋の声出し部屋へ。部屋にいた数人の方がガチで声出しをしていて圧倒されました。でも、前回のぼくは声出しをやりすぎて本番で失敗したので、歌いたい気持ちを抑えて、楽屋の電波状況が悪かったので、いったんホールの外に行って、動画を聴きながら、ここで初めて思いっきり本番モードで声を出してみました。

今回ぼくが選んだ楽曲は、小川たけるさんの「陽炎〜KAGEROW〜」という、ロックテイストな演歌でした。女性の主人公が心に渦巻く感情を表現する作品で、小川さんも振付での表現を上手く使われていました。鏡貼りの練習室で、大きな振りはできないけど、歌の世界を表現する上で入れたら面白いかなと思う振付を確認しました。

舞台袖に来て歌の順番を待ちました。ぼくは綺麗事じゃなくて、カラオケ大会で勝とうと思って歌おうとは思いません。そんな下心があって臨んだ歌唱の時は入賞できませんでしたから。ぼくの場合は選んだ曲が世の中では知られていないことが多いので、初めてこの楽曲を聴く客席の方にどうやって伝えて知ってもらえるか、それを自分の実力でどこまで表現できるか、そこを一生懸命やろうと思いました。

そしてぼくの歌う時が始まりました。ステージ中央まで行って、審査員の先生方に挨拶してから、ステージの正面を向いて、右手で軽く振りを入れて第一声へ。抑え気味に歌う声もうまくマイクに乗って響いていたので、出だしも順調。ぼくはあまり感情を入れすぎないようにいつもは歌うことが多いのですけど、今回は歌詞の内容を踏まえて、ややオーバーアクションかなと思うくらいに2コーラスの約4分、日頃の練習よりも思いっきり歌えました。

歌い終わって、歌仲間の方から「素晴らしかったですよ、本当に」と言われました。あまりやらない歌い方なので、結果がどう出るかわからなかったので、少し安心しました。その後も音ノ市優勝者の矢島さんからは「ちょっと、優勝じゃない!新たな一面を見せましたよね」と絶賛されました。心の優勝が頂けただけでも嬉しかったです。このあたりでもしかしたら入賞できるかもしれないと思いました。

Aクラスは約40組が出場。他の大会での優勝、入賞経験者が名を連ねている激戦の舞台です。カラオケ大会って、それぞれの大会の審査員の中にテーマがある感じで、そのテーマに寄り添えたかどうかで、入賞するかが決まるように思います。

いろいろなジャンルの楽曲が披露される中で、歌唱力に参加者の差がほぼないハイレベルとなると、些細なミスとか違和感で僅差が生まれますし、いわゆる上手いだけの歌よりどれだけ上に行けるかというところが、最近の大会では着眼点になっていると思います。

審査員の先生の総評でも、音程と発声がどの音でもきちんとできているかを細かくチェックした、歌にどれだけ気持ちの表現を乗せられたか、ここで差がはっきりと出た話をしていました。

審査結果が発表され、ぼくは第6位ということでtvk賞を頂くことができました。前々回、前回と表彰のステージに上がれなかった悔しさから、今日再び表彰のステージに上がれたことが何よりも心の底から嬉しくて、笑顔で賞状と副賞を受け取ることができました。

帰りの電車の中で、審査員の方々のコメントを読みました。前回指摘を受けた発声はとても明瞭に伝わった。楽曲の世界観をしっかりと理解して、想いが伝わってきて、とても良かった。とても素晴らしい歌唱で感動した。思いもよらぬ高い評価で戸惑いました。歌の世界は「とても」という言葉がもらえると、今日の歌は良かったんだなというのを自覚できるのです。

第7回音ノ市カラオケコンサート②

ゲスト歌唱の方のリハーサルが終わって、11時に海老名市文化会館大ホールが開場となりました。毎回ぼくが座るのは、ステージを正面に見て、前方の右側が多いです。この席だと、対角線上に舞台袖で待っている、歌う前の出演者の姿を見ることができますし、ステージ上の審査員の方々も近い距離で見ることができます。それと、音響の感覚、歌声がどういう感じで反響しているのかを見やすいからということもあります。

オープニングは審査員でもあるジャズシンガーのヒデ平島さんの恒例の歌唱。ぼくはジャズの知識はありませんけど、余裕を持って自分のペースで歌われている姿を見て、ぼく自身も心にゆとりを持って歌わないとなって、毎回思うひとときです。

続いては、Cクラスの発表の部の歌唱。この大会は発表の部の参加者が非常に少なくて、毎回6組〜10組程度。審査員の審査はありませんけど、大きなホールで審査を気にせず歌ってみたい方にはお勧めです。

Cクラスの後は、歴代の音ノ市優勝者3人によるフルコーラスの歌唱。歌唱一覧にはSクラスの文字。ぼくもAクラスで優勝して、Sクラスの人になりたい。第3回優勝のミケルさんは、自身で作詞作曲されたオリジナル曲を披露。ちょっと客席の人たちにはわかりづらい楽曲だったかも。続いて、第2回優勝の大塚英一さんも、オリジナル曲を披露。大塚さんとはぼくもカラオケ大会でご一緒する機会があって、ぼくの歌も聴いてくださる先輩ですけど、中低音のいい声の安定感と緩急の付け方が毎回冴えていると思いながら聴きました。最後は、第5回優勝の矢島留美子さんは「すずめ」を歌唱。華やかな衣装もさることながら、歌唱全体を通じての構成が惹きつけるものがあるので、ステージとして映えているなと感じました。

この後、Bクラスベテランの部の歌唱が始まったのですが、ぼくはここでいったんホールの外に出て、お昼ご飯も兼ねながら、海老名の駅前の街をぶらぶらと散歩することにしました。

カラオケ大会に来ているのに、歌も聴かないで、何で外へ出かけるのかと言われそうなんですけど、客席でお1人お1人の歌をしっかりと聴いていると、それぞれの歌の世界にはまってしまって、自分の歌を忘れそうになってしまうんです。そのため、自分を取り戻すため、いったん歌の世界から離れることにしました。

第5回、第6回では入賞できなかった自分を振り返ると、余りに歌を完璧に仕上げることに焦って、必死になりすぎていたと反省していました。もう少し、心にゆとりをもった時間を当日過ごしてもいいんじゃないかと思ったのです。

この日の海老名駅前の広場ではキッチンカーが何台も並んで、イベントをやっていました。その一角では、高校生の女の子がライブということで何曲も歌っていました。客席には10人程の方が座っていました。その近くのベンチに座って、ぼくも軽いお昼ご飯。カラオケ大会の当日はがっつりご飯を食べたいと思わないので、いつも買ってきて食べるのが、セブンイレブンのコロッケパン。結構腹持ちがよくて、1個食べて割と満足します。それと、このコロッケパンを食べると入賞できることが多いので、1つのゲン担ぎみたいなものです。ライブで歌っている女の子の姿を見ながら、ぼくも自分の歌を客席にどうやって伝えたらいいのかなと考えながら、今日歌う曲のYouTube動画をイヤホンで聴きながら確認。

晴れた日の外をぶらぶらと散歩していると、気分転換にもなりました。いつものように長時間張り詰めた気持ちでいなくてもいいんだとわかりました。近くの山並みもいい景色なので、近くの歩道橋を上まで登って眺めました。そして、山並みから視線を近くに移して見えたのは海老名市文化会館の大ホール。ぼくが楽しむ場所はあそこなんだと改めて思いました。

いつもと違う道を歩いて海老名市文化会館に戻りましたが、大ホール以外の施設の方へも歩いてみると、小ホールでは子供たちのイベントが終わったばかりのようでした。その近くにあったカフェに入って、アップルタルトとアメリカンコーヒーを食べながら、本番までの行動を計画しました。思えば、前回と前々回は、出番までの長時間を、心の焦りもあって声出しとか歌のチェックをひたすらやってましたけど、事前に歌いすぎていたら、本番で声も出なくなるの当たり前だよなあと、バカな自分を振り返りました。

練習はしっかりとやってきたのだから、心配する必要はない。自分の実力をしっかりと出せるためにはどう過ごしたらよいかと考えたのが、今までやったことがない楽しみ方を体験しようということでした。

そんな心を和らげる時間を済ませたので、再び大ホールに戻って、参加の方の歌を聴くことにしました。この続きは、明日以降に書きます。