DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

自分の理想の声

3月12日、体験レッスンから始まったぼくのボイストレーニングも今日で3回目になりました。ぼくは今まで、単発の体験レッスンを除くと、歌うことについて先生のレッスンを受けたことがありませんでした。だから、レッスンの受け方とか、先生とどう接したらいいのかとか、わからないことも多くて、毎回その場で手探りな感じです。

レッスンの予約時間の40分前ぐらいに最寄りの駅に着いて、駅前のカフェでコーヒーを飲みながら、前回までのレッスンで受けた話を振り返り、それを踏まえて今日はどういう時間を作っていこうかなと考えます。

カラオケ大会で優勝したいから、という気持ちでボイストレーニングを受けようと思ったことはありません。自分で歌いたいと思って選んだ楽曲を、カラオケで何十回以上も練習して、原曲もほぼ毎日聴いて、オリジナルの歌手の歌い方も着目して、自分の歌い方を決めていくという作業は、自分で考えながらやってきました。そのやり方が正しいのかはわかりませんけど、自分が思った歌い方でカラオケ大会に臨んで、審査員の先生からのコメントを読んだり、時々賞を頂くこともあったりすると、方向はそれほど間違ってはいないのかなと思います。

でも、もっと高音域のある楽曲をカラオケ大会で選んで歌いたいと思うこともあります。ぼくの場合は高音域のファルセットは出ますけど、厚みのある高音が出せないので、結局原曲キーを思いっきり下げて歌うことになります。自分に最適なキーを選んで歌うことは大切なことだと思いますが、単純に音響感のある高音で歌って楽しみたくて、そこに辿り着くためには、声楽の専門知識がないぼくが独学でやるのは無理ですから、ボイストレーナーの先生の知恵を頼ってみようと思いました。

ぼくがボイストレーニングのレッスンを受けてみて感じていることですが、歌が上手くなるというゴールはあるにせよ、直接的には自分の体の特徴を知って、なぜその声になるのかを検討して、改善を進めていく場所だなと思いました。月1回、ボイストレーナーの先生に自分を診断してもらうクリニックのような存在だなと感じています。

レッスンを受けているだけで終わってしまったら、正直その効果はほとんどないのかなと思います。ぼくの場合はカラオケで歌う回数が多くありますので、レッスンでの話を実践に取り入れて確認してみることができますので、レッスン以外の日常活動での確認の繰り返しが大切なのかなと思います。

先生のリアクションを見ていると、ぼくの声は徐々に変わってきているらしいです。ぼく自身はそこまではっきりとは認識できていませんけど、アドバイスを受けたことに集中して歌ってみると、出した声の色合いが深かったり柔らかかったり、いい感じになるのはわかります。その集中力を楽曲の時間ずっと維持できるか、ここも大事だなと思いました。

先生から「ゆっくりめの曲で何か歌ってもらえますか」と言われて、最近歌い始めたばかりの川崎鷹也さんの「ぬくもり」という楽曲を前回歌ったためなのか、今回も「ぬくもり」を歌うことになりました。昨日、カラオケで1コーラス歌ってみたら、点数も一気に上がりましたし、抑揚の点数も上がりました。何で上がったのか、原因が見えていませんけど、ボイストレーニングの効果は何かあったのならいいのかなと思います。

自分の理想の声は何だろう。低音域も高音域も幅広く、中音域と同じような深みや厚みのある声が出せるというのは技術的な面ですけど、歌って言葉を心で伝えていくものだと思いますので、楽曲が描く情景を思い浮かべてもらえる声が、ぼくにとっての理想の声だと思います。