DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ぼくはジャニーズの曲はカラオケでもよく歌いますけど、その中でも難曲が多いのがSixTONESだと思っています。「Imitation Rain」は何とか歌えたものの、「僕が僕じゃないみたいだ」とか「マスカラ」とか、練習はしているもののなかなか歌えるところまで辿り着いていません。そういうところにまた新しい難曲に巡り合いました。「雨」という曲でした。

この作品は2023年6月14日に発売された彼らの10作目のシングル「こっから」の初回盤Aのカップリング曲として収録されました。作詞は山本加津彦さん、作曲は山本加津彦さんと福田貴史さん、編曲はNaoki Itaiさんと福田貴史さんです。山本さんは、ぼくがカラオケ大会でもよく歌わせて頂いている、林部智史さんの「晴れた日に、空を見上げて」の作詞と作曲をされた方であり、ぼくが初めてオンラインのカラオケ大会に参加した「ぷれぱcup」で審査員をして頂いた方でもあります。

「雨」のイントロを聴いた時から「これはアイドルの曲じゃない」と思いました。それじゃどういう歌手に向いている曲なのかというと、簡単に答えが出ませんでした。敢えていうなら、舞台の一コマで歌われるような、ミュージカルの場面が一番ふさわしい言い方なのかもしれないと思いました。

グループの曲というのはある意味群像劇をなしていて、SixTONESの場合であれば6人のメンバーが織りなす声質によって楽曲の層が作られています。だから、グループの曲を1人で歌おうとすると、どうしても一本調子というか、平板に聴こえてしまうというコメントを以前に頂いたことがありました。

では1人で歌うときはどうすればいいのかなと考えたときに、最初は1人6役をやってみてから、自分なりの統一感を作っていこうかなと思いました。「雨」の場合はソロなりの歌の世界が作りやすいように思いました。

そもそもSixTONESの曲は高音域が多いのでぼくには歌いにくいんですけど、一番歌いにくいのは京本さんパートのサビ前のBメロのところですね。流れる音階の中でファルセットと地声を切り替えなくてはいけないんですけど、ファルセットを強めに出しつつ、言葉の読み方としてもナチュラルに聞こえるように、ファルセットから地声に切り替えることが、上手く着地できなくて、いつも悩みの種になっています。一回、ボイストレーナーの方に聞いたところ、「それは歌い方を変えればいいと思う。本当は高い声が出ると思う。出ないのはそういう歌い方をしていないから」と言われたことがありました。言われて、本当かなあと疑問に思いましたが、ぼくも曲によっては裏声がきれいに出せることもあるので、あながち嘘でもないのかなと思うようになりました。そのうち高音域をこなせる日が来ることに期待をしつつ、ぼくはSixTONESの曲を歌えるようになりたいのかもしれません。

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