DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

点描の唄

曲に対する第一印象というのは、ぼくが初めてその曲を聴いたときに歌った方の歌の印象に影響されることが結構あります。ぼくはDAM★ともやカラオケ大会やカラオケアプリなど、アマチュアの方の歌を聴くことが多いので、そこで初めて聴いた曲は、オリジナルの歌手の方の曲はまだ聴いていないので、歌った方の歌の印象で、歌に対する好き嫌いも出てしまいます。歌がすごく上手い人に結構ありがちなんですけど、歌っている自分のアピールが強すぎるのか、「私って難しい曲をこんなに上手く歌いこなせるのよ」みたいなオーラを出している歌とか、「ぼくはこんなに高音を歌いこなせるんだぞ」みたいなオーラを出している歌とか、割と聴く機会があるんですけど、ぼくはそういう歌が苦手なんですよね。だから、その方が歌っている曲も敬遠してしまうようになってしまいます。

先日、フォロワーさんから「1コーラスコラボして」と誘われた曲が「点描の唄」という曲でした。この曲も、歌の上手さだけをアピールしている、何となく好きになれない歌い方の歌を聴いたことがあった曲でした。でも、このフォロワーさんがソロで歌ってた「点描の唄」は、朴訥げに歌いつつ、どこかに心の暖かさを感じられる歌声でした。ぼくはこの曲をそれまで歌ったことがなかったんですけど、この人とならコラボしてもいいかなという気持ちになったので、まずはオリジナルの曲を聴くことにしました。

「点描の唄」は、男女5人組のロックバンドであるMrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)が、2018年8月1日に発売した7枚目のシングル「青と夏」のカップリング曲として収録されました。作詞・作曲・編曲はこのバンドのボーカルを務める大森元貴さんです。「feat.井上苑子」とクレジットがあるように、この作品は井上さんと大森さんが歌でコラボレーションをしています。フィーチャリングというのは、他のアーティストの作品に参加する場合に使われる言葉です。

「青と夏」は2018年に公開された映画「青夏 君に恋した30日」のために書き下ろされた作品で、「点描の唄」もこの映画の挿入歌となっています。映画のテーマがひと夏の恋心なので、映画の主人公である理緒と吟蔵の距離感が、井上さんパートと大森さんパートで上手く表現されているなあとわかりました。お互いに告白はしていないけど、お互いに「私はあなたを好いている」ままでいて、心の叫びが歌になっているわけです。

井上さんと大森さんのコラボ自体は音の高低が逆転するところもあったり、結構難解なコラボだと思いました。すぐに合わせられるメロディーではありませんでした。

さて、この作品は男性と女性のコラボなんですが、ぼくとフォロワーさんは男同士で、この作品でコラボが成り立つのか、ちょっと疑問もあったんですね。でも、「点描の唄」を男同士で綺麗にコラボしている動画もあって、こういうのもありなのかなとちょっと納得しました。

 


点描の唄を男子高校生2人が歌ってみた

ぼくは井上さんパート。声域が高すぎて、半分以上ファルセットでしたが、1コーラスでしたので、思ったほどボロボロにはならずに、聴けるぐらいには何とか収めることができました。

上の動画の男子高校生みたいな綺麗な声は出ませんけど。

コラボした後、「点描の唄」をソロで、キーもかなり低くして歌ってみてもいい雰囲気が出るかもしれないと思いました。ぼくもやっと、この曲が好きになりそうです。

 


【男性キー(-6)】点描の唄(feat.井上苑子) / Mrs. GREEN APPLE【ピアノカラオケ・ガイドメロディ付】映画「青夏 きみに恋した30日」挿入歌