DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

二代目

自分のDAM★とものMyデンモクに入っている曲目のリストを見ていたら、夏ソングが1曲しか入っていないことに気づきました。それで夏ソングを探しながら、新曲も探そうということで見つけた1曲が、木村徹二さんの「二代目」という曲でした。

この作品は2022年11月16日に木村さんのデビューシングルとして発売されました。作詞・作曲は木村竜蔵さん、編曲は遠山敦さんです。遠山さんは北島三郎さんの事務所に所属していた鳥羽一郎さん、大江裕さんなど、演歌歌手の楽曲への提供をされている方です。

そして、ご存知の方も多いと思いますが、木村徹二さんは鳥羽一郎さんの二男さんで、木村竜蔵さんは長男さんです。鳥羽さんの本名は木村嘉平さんといいます。

鳥羽一郎さんや弟の山川豊さんにはご出身の三重県鳥羽市で育ってきた匂いを感じますし、鳥羽さんは「兄弟船」に代表されるような海の男とか漁師というイメージを感じます。

対して、2人の息子さんは東京で生まれて横浜で育った都会の子という感じで、鳥羽さんとは似ていない180cm以上のイケメンなのも、ある意味驚きました。

竜蔵さんは2006年に歌手としてインディーズデビューし、2012年にはクラウン・レコードからメジャーデビューをされていますが、作曲家としても美川憲一さんをはじめ演歌歌手の方に作品を提供されています。2016年からは竜蔵さんと徹二さんが「竜徹日記」というアコースティックデュオを結成し活動していました。

竜蔵さんも徹二さんも今まで歌番組で何度か拝見したことはありましたが、このタイミングで徹二さんのソロデビューというのも意外な感じでした。

「二代目」というタイトルがふさわしいくらい、徹二さんの歌声の中に、鳥羽一郎さんの歌声とかDNAを感じました。親子で歌手をやっている方々って割といらっしゃって、同じように森山直太朗さんには森山良子さんを感じますし、三浦祐太朗さんが山口百恵さんの曲を歌ったときに、やっぱりお子さんなんだなと感じました。

この「二代目」という曲をDAM★ともで歌ってみたら、歌詞は師匠(おやじ)である鳥羽さんをリスペクトして、二代目の自分が引き継いでいくぞという等身大の内容でした。メロディーが凝っていて、押し引きがはっきりとしていました。サビの前の「言葉少なに 黙々と そんな姿を 刻む日々」というフレーズのメロディーが、全体の中で引き締まるところで、歌ってみると音を合わせにくいところでした。全体的には鳥羽さんをイメージしながら歌っていったら、徹二さんの気持ちになれてきた感じでした。

ビジュアルも体格もしっかりしていて、演歌歌手の第七世代とは違う、鳥羽一郎さんの系譜を受け継ぐ王道を進んでいきそうです。

 


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