DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ひとりじゃないね

ぼくがDAM★ともで歌う曲を覚えるときに、Youtubeで「歌ってみた」投稿をしている方々の動画を見たりしています。よくみている動画の1つが「Shinの演歌・歌謡曲チャンネル」というもので、Shinさんというメガネをかけている男性が、演歌や歌謡曲を歌っていらっしゃいます。そのShinさんが8月4日に公開した動画でご自身のことについて話されまして、「元歌手」でいらっしゃることを公表されました。

Shinさんのお話によると、演歌が好きになってからカラオケ大会に出るようになり、2001年の「Jaccomミュージックフェスティバル」でグランドチャンピオン内閣総理大臣賞を受賞。その後、東京で会社員をしながら歌手を目指していたところ、内閣総理大臣賞の受賞記念の副賞として作成したアルバムの1曲であった「ひとりじゃないね」という曲がテレビ東京のプロデューサーの目にとまり、2007年に「兵庫ケンイチ」という芸名で、「ひとりじゃないね」をシングル発売し、歌手デビューすることになったそうです。その後、デビューシングルを含め4枚のシングルを発売しましたが、2013年4月に歌手の活動休止と、函館にある北島三郎記念館の社員になることをを発表しています。その後、歌うことは好きなので、Youtubeに動画を出すようになったそうですが、この数年でチャンネル登録者が急に増えたそうで、このたび1万人を突破したということで、10月には函館でshinさんとしてのふれあいライブを初めて行う予定だそうです。

「兵庫ケンイチ」としては、事務所の戦略もあって、演歌は歌わせてもらえなかったそうです。Youtubeにあった兵庫ケンイチさんの4曲を聴いてみました。作曲した方が3曲は楠瀬誠志郎さん、1曲は藤本貴則さんなので曲はポップスなんですけど、歌詞のテーマが何となく茫洋としていて、兵庫ケンイチさんも歌を昇華するのが難しかったのではないかなあとぼくは思いました。あとは事務所の方針ということで、マネージャーも付かないで自分で車を運転して営業活動をずっとされていたということですが、そもそも事務所が彼をプロモートする気があったんでしょうか…。今のShinさんがいい表情で歌を歌っているのに比べて、兵庫ケンイチさんの表情はどこかぎこちなくて固く感じました。歌う曲がポップスなのに、若手演歌歌手の安い衣装みたいなのを着せられているのも珍妙で、この点もプロモートが失敗していたのかもしれません。歌が上手くてせっかく歌手になれたのに、勿体無いことが多いように感じました。

もともとShinさんの動画を見始めたときから、この方は純粋素人の方ではないなとは思ってました。歌が上手いというのもそうですが、動画の撮影そのものも周囲の協力があるように思いましたし、カメラ目線が何となく慣れている感じでした。そして、初めて話をされるShinさんの話し方を聞いて、芸能人の方なのかなと思いました。

ともあれ今度は自分の手で集めた、現在は12,000人のチャンネル登録者がいるわけですし、今度は「Shin」として再デビューしたらいいんじゃないでしょうか。歌手時代の、話には出せないご苦労もあったように見えますが、従来の歌手のカタチではなくて、Youtuberの歌手として活動すればいいのかなって思います。

兵庫ケンイチさんの曲はDAM★ともでも「ひとりじゃないね」「夢あきらめないで」「わすれない~約束」の3曲が歌えます。


【告白】僕の過去についてお話します・・・。


冬の蝶 / 中澤卓也 cover by Shin


兵庫ケンイチ ひとりじゃないね