DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ダメ ダメ…

ぼくはDAM★ともで歌うときに、1曲だけを連続で練習し続けるというのができません。「ここは出来てるけど、ここは歌えてないから、もっと改善して…」みたいに自分で根を詰めていっても、歌が縛られてしまう感じがしてしまって、ダメなんです。それで、その曲が上手く歌えなかったら、その曲とは雰囲気も違うような曲を、大体アップテンポな曲を歌って、気持ちをスカッとさせて、心のモヤモヤも解消させてます。そういうスカッとする曲のレパートリーに最近加えたのが、新浜レオンさんの「ダメ ダメ…」という曲です。

新浜レオンさんは2019年5月1日にデビューした演歌歌手の方で、2020年に発売した「君を求めて」がヒットして、「演歌第7世代」の1人として注目されています。

こういう紹介をされることが多いレオンさんですけど、ぼくの場合はレオンさんというと、「伯方の塩」のCMの歌でおなじみの演歌歌手の高城靖雄さんの息子さんということがまずあります。高城さんの新曲は「酒と」という曲です。いい曲だと思いました。


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それと、レオンさんは千葉県出身ということで、毎週月曜日21時から21時30分までレギュラー番組が放送されていて、今は「ドシラソファミレオン」という番組です。レオンさんが、新御三家野口五郎さん、西城秀樹さん、郷ひろみさん)や御三家(橋幸夫さん、舟木一夫さん、西郷輝彦さん)のヒット曲を披露されています。ぼくはこの番組を見ていて気がついたのは、何十年も前の懐メロ曲だから、今歌うのは古臭いとかカッコ悪いとかいう固定観念を持ってはいけないということと、古い曲だから今の人にとっては易しいみたいな間違った侮り方をしてはいけないということでした。そして、レオンさんはご自身の身の丈に合った無理のない歌い方をされているなあと思いましたし、それと1年前より歌声がはっきり出るようになったなあ、歌唱力アップしたなあと最近感じています。

もともと、お父さんの高城さんの鞄持ちから歌手を目指したレオンさんは、「どうして若い人は演歌や歌謡曲を歌わないのだろうか」という素朴な疑問を持ったそうです。それで、ご自身が通っていた大学のミスターコンテストで、森田公一とトップギャランの「青春時代」を歌って、周りのお客さんに握手してみたいなことをやってみたらものすごく受けたそうで、このことが歌手になることを決意したきっかけになったそうです。

カッコよく見せたいと思うなら、男子ならEXILE系の曲とか平成の曲を選びそうなところを、敢えて昭和のヒット曲を選んだところに、自分が信じた道というか、個性的な信念を感じます。

演歌歌手というよりは、歌謡曲路線の歌手を指向しているのかなと思いますし、レオンさんが言われているように野口五郎さんや西城秀樹さんのように、歌唱力もあって魅せるステージを披露する歌手を目指しているように感じられます。実はここのゾーンの歌手ってそんなにいないですから、狙い目ではあると思います。

「ダメ ダメ…」はレオンさんの3枚目のシングルで、2021年5月12日に発売されました。作詞は山崎あおいさん、作曲は馬飼野康二さんと鎌田俊哉さん、編曲は船山基紀さんです。この最初に聴いた時、レオンさんが今までよりもキーを上げて歌っているように思いましたし、パワフルな歌い方で歌っていると思いました。野口五郎さんに「レオン君には、常にギリギリで頑張って欲しい」とアドバイスを受けたことをレオンさんは紹介していましたが、歌の魅力の1つは、歌手が自分の限界にチャレンジしている姿勢なのかもしれません。例えば、かつてのNHK紅白歌合戦では出場歌手は、自分の最高のステージを見せたいため、いつものステージでは見せない歌唱の技を見せていたといいます。レオンさんの魅力は、今頑張っている姿勢を見せていることだと思いますし、華のある歌の世界を表現しようと目指していることだと思います。

歌手それぞれ目指すものとか、夢に描いているものはそれぞれ違いますけど、そのイメージを早く具現化できた方が、その歌手のキャラクターが活かされていくんだろうと思います。


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