ぼくがカラオケでも歌うことがあるアーティストのお1人である松原健之さん。クリスタルボイスと言われる綺麗な歌声も魅力の1つですけど、言葉に込められた感情の表現とか、歌の描写の仕方が割と好きな歌手の方です。
松原さんの動画はYouTubeでもチェックしていますが、今年の初めの頃に目に留まった動画がありました。
歌手の工藤慎太郎さんのコンサートのゲストで出演した松原さんが「松原健之をイメージして、作って貰った曲を」と歌ったのが「カサブランカ」という曲でした。作詞は工藤慎太郎さん、作曲はこのコンサートでもピアノを弾いている小倉良さんが作られました。
1回聴いただけでぼくはいい楽曲だと思い、シングル曲にすればいいのにと思いました。ぼくは松原さんの歌を初めて聴いたのが、村下孝蔵さんの「初恋」を歌ったときで、ポップスもすごく合っていて、綺麗な声のいい歌手だなという第一印象でした。
ジャンル的には演歌歌手の方ですが、ぼくの中ではスタンダードなポップスが歌える歌手だと思っていて、「カサブランカ」のような楽曲はピッタリ!と思いました。
そうしているうちに、最近になって、この「カサブランカ」が正式にシングルとして7月5日に発売されていたことを知りました。DAM★ともにも入っていたので、さっそく歌ってみました。歌詞が工藤さんのコンサートで歌った時から何箇所か変更になっていましたが、全体を通してしっくりくる言葉にブラッシュアップしたんだなと思いました。
「誰もいない駅で 君を待ち続けた 一人見上げるのは 雲のない青空」という冒頭の歌詞から、自分も歌の世界に入っていける感じがするので、こういう描写も割と好きです。ある場所に1人佇んで、自分は今何を思っているのかとか、そういう自分を別の目線で俯瞰したりとかしていると、色々と想像のアイデアが浮かんできたりします。
「カサブランカ」って歌の中には割と出てきますけど、どんな花なのか知らなくて調べてみたら、ヤマユリやカノコユリやタモトユリを原種とするオリエンタル・ハイブリッドのユリの栽培品種の一種で、モロッコのカサブランカにちなんで品種名称が名付けられました。スペイン語のCasablancaのうち、casaは家、blancaは白いという意味で、カサブランカは白い壁の家が多いのだそうです。カサブランカは夏に咲く、大輪の白い花を咲かせるそうです。
残念ながらDAM★とも録音はまだできませんでしたが、練習して人前でも歌えるようにしたい曲です。