DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ときめきはバラード

DAM★ともで歌う曲を探すため、Youtubeで歌の動画を探して見ていますが、時折見ているのが「Shinの演歌・歌謡曲チャンネル」。演歌男子のShinさんが演歌を歌う動画ですが、最近の動画でいい曲だなと思ったのが、松原健之さんの「ときめきはバラード」という曲でした。

この作品は2012年2月22日に松原さんの8枚目のシングルとして発売されましたが、オリジナルは堀内孝雄さんが1986年10月25日に発売した9枚目のアルバム「BROWN」の中に収録されていた曲でした。

堀内孝雄さんは、アリスではフォークロックのサウンドを指向していましたが、解散後ソロ歌手となってからは、ご本人は「ニューアダルトミュージック」と称されていますが、演歌・歌謡曲路線に転じました。「BROWN」は堀内さんのアーティストの経歴の中で、その路線変更の萌芽が見えたアルバムなんだそうです。音楽の融合というのはぼくは個人的に好きなので、同じ演歌でもド演歌ではなくて、フォークやニュー・ミュージックやポップスの要素を入れた演歌・歌謡曲というのは、今後の日本の音楽シーンでも面白い位置をキープしていくんだろうと思っています。

また、埋もれてしまう楽曲が数多くある中で、テイチクレコードが探したのか松原さんの事務所が探したのかわかりませんが、松原さんに合う曲かもしれないと思って、この作品を拾い出して再び世に出すというアクションは意義があると思います。

冒頭の「ときめきはバラード 深く知りたい あなたを」は、松原さんの高音とロングトーンが活かされています。続く「生まれ変わればいい 生まれ変わればいい 心も体も 指先までも」は堀内孝雄らしいメロディーだなあと思いました。

ぼくは「もし翼があったなら」で松原健之さんの歌の世界に入ってから、「歌の旅びと」、「ときめきはバラード」と、徐々に入り込んでいるんですが、松原さんを演歌専門の歌手とは思っていなくて、もっとポップスも歌謡曲も抒情歌も歌える幅広い歌手の方だと思っています。

そういう松原さんの歌唱力に近づきたくて、ぼくもこの作品を初めて歌ってみましたが、歌のバランスを取るのが何とも難しかったです。何度も練習すれば少しは上手くなっていくんだろうと自分の成長を信じて歌っていこうと思います。


松原健之/ときめきはバラード