DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

人魚のように

ぼくは歌謡曲の世界が好きなので、今の若手や中堅の演歌・歌謡曲の歌手の方の曲をよく歌っています。松原健之さんは「悲しみのニューヨーク」、竹島宏さんは「プラハの橋」、山内惠介さんは「唇スカーレット」、中澤卓也さんは「約束」、新浜レオンさんは「ダメ ダメ…」といったところです。一方、なかなか歌いたくても歌えないのが、川上大輔さんの曲でした。

川上大輔さんの歌声は、女性が歌っているのかと勘違いするほどのハイトーンボイス。プラチナボイスと言われたそうです。ビジュアルもジャニーズ系な感じで、堂本光一さんに雰囲気が似ていると思いました。2013年2月6日に発売されたシングル「ベサメムーチョ」でデビューして、2020年1月29日に発売された最新シングル「永遠に覚めない夢」まで、10枚のシングルを発表しています。2020年4月20日に所属事務所を退社して、現在は個人事務所を立ち上げて歌手活動を継続されています。

川上さんの曲を聴いていると、当たり前なんですけど川上さんの声質とかキャラクターを生かした作品を作る方針だったのかなと思えて、逆にいうといわゆる演歌ファン層が口ずさめるには難しすぎるわけで、なかなか大ヒットに繋がらない要因はあるのかなと思いました。

ぼくみたいにDAM★ともやカラオケでいろいろな曲を歌う者にとっても、難度が高すぎるというか、チャレンジしずらいところがありました。川上さんのハイトーンボイスを聴いて、あの原曲キーでは歌えませんし、そこで歌うことを諦めてしまうんですね。でも最近聴いた曲で、そんな高い壁を乗り越えても歌いたいと思った曲が、「人魚のように」という曲でした。

この作品は2017年4月12日に川上さんの7枚目のシングルとして発売されました。作詞は仁井谷俊也さん、作曲は徳久広司さん、編曲は矢田部正さんです。アップテンポな作品が多い川上さんにとっては初のバラードだったそうです。ドラマチックな展開を連想させるイントロからのアレンジがこの作品の底流にあるような気がしました。作品の構成はサビ→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→サビ→Cメロと、同じような歌詞が何度も登場します。こういう一見単純そうな感じの作品って意外と歌うのが難しくて、スローなテンポでも声を伸ばしていればいいわけではないと思っています。歌詞を読むようにして歌ってみて、演奏と歌の間合いをうまく保っていくことで、歌のイメージを想像してもらいやすくなるのかなと思います。

ぼくも「人魚のように」をまずは原曲キーで歌ってみました。高音すぎて曲の半分以上裏声でしたけど、採点は96点台!地声で歌えるところまでキーを下げて、なんと♭5!で歌ってみても採点は96点台が出ました。気を良くしてDAM★ともに投稿してみました。川上さんみたいな男の色気というか儚げさが歌に出せたらいいのですが。


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