DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

最近、カラオケアプリのKARASTAを聴いているときに、KinKi Kids堂本剛さんの「街」という曲を歌っているユーザーさんの歌を聴きました。その方の歌唱力が高いということもありましたが、歌詞が明瞭であるだけではなく、言葉が息遣いをしているように生きていて、メロディーと一体化していたのが印象的でした。

そして、そう感じさせるのは、「街」という作品が訴える力を持っているのだろうと思いました。この作品は2002年6月10日に堂本剛としてのソロデビューシングルとして発売されました。2002年4月から6月にTBS系で放送された剛さんの主演ドラマ「夢のカリフォルニア」の主題歌に起用されましたが、反響が大きかったということで、ソロデビューとなりました。作詞・作曲は剛さん、編曲は新川博さんです。新川さんは松任谷由実さんのステージの音楽監督を務めたり、編曲家としてもKinKi Kidsの「青の時代」、小林麻美さんの「雨音はショパンの調べ」、酒井法子さんの「碧いうさぎ」など印象的なヒット曲を提供されています。

さて、剛さんのソロデビューを巡ってはジャニーズ事務所内でも異論があったようです。メリーさんは「こんな暗い曲作って」とか「男っぽい曲だ」と相当批判的だったそうです。一方、ジャニーさんは剛さんにミュージカル出演を打診しましたが、剛さんがそれを断ったので、「YOUは音楽をやりなよ」という話になって、ソロデビューが実現したそうです。

剛さんはアイドルとしてデビューしてから過換気症候群パニック障害と戦ってきたことを告白して、「音楽がなかったら自分は死んでいた」と振り返っています。そういう剛さんの心情が、「街」の歌詞にも現れていると思いました。「自分を守り生きていく時代だ だからこそ僕らが 愛を刻もう 傷ついたりもするんだけど 痛みだけは見失ないたくない」というサビの歌詞は、おそらく都会の生活の中で、自分の心をすり減らすこともある中で、その痛みを忘れずに、前向きに戦って生きていこうという、剛さん自身の誓いみたいなものかなとも思いました。

こういう思いって、生きているぼくたちも共感できるというか、その歌詞を噛みしめられる感じがするなと思いました。

ぼくはKinKi Kidsの作品は多く歌っていましたけど、剛さんの作品って、エンドリケリーも含めて歌ったことがありませんでした。聴くための歌なのかなと思っていました。

昨日から「街」を初めてDAM★ともで歌ってみて、改めて名曲なんだなと思いました。曲の時間は6分余りと長い曲です。

最近は歌の上手い人ってそこら中にいるんですよね。だから上手いだけでは何の差もつかないわけです。そこに自分がプラスアルファを加えていかないといけなくて、それは人それぞれ違うと思います。ぼくは最近、歌詞の読みを伝えようと思ってまして、言葉に輪郭とか立体感を出せるような歌い方を目指そうかなと思っています。歌の押し引きというか、フレーズごとに音の強弱をつけるのは多少覚えてきましたけど、最近教えて貰ったのが息の押し引きという言葉で、ぼくの場合はあまり声が強くなりすぎないように、多少抑えていくということかなと思っています。

訴える力を持つ歌は歌唱技術だけでは作れなくて、どこか心に響くものや印象に残るものが生まれないと、その魅力が発揮できません。そのベースとして、自分と相性が合う曲を選ぶことは重要なのかなと思います。

「街」はぼくとは相性が良さそうなので、もっと練習していこうと思います。


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ぼくも初めて歌ってみました。

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