DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

きみとぼくのなかで

DAM★ともで自分の歌を採点する機能があるんですが、ぼくがなかなか超えられないのが「95点の壁」。採点機能は音程の他にも表現力、ロングトーン、ビブラート、安定性、リズム、声域、タイプとあるんですが、歌い終わった後、次の曲を何にしようか考えているし、採点機能の判定の意味がよくわからないので、あんまり見てなかったんです。とはいえ最近、もう少し上手くなりたいなと思い始め、最近歌っていた曲の中で、どの曲だったら「95点の壁」を超えられるのかなと試しています。自分の歌声で、多くの曲を競わせるような感じでしょうか。結局は意識と気合なんでしょうか、「95点の壁」は超えることができた曲が最終的に3曲残って、今はそのうちの1曲がどこまで点数を上げられるか試してます。DAM★ともは採点ゲームですから、100点を狙っていく「採点歌唱」をしている方もいますが、ぼくの場合は「採点歌唱」ではなく、普通にガチで歌ってどうかなあということです。

競わせた中で、途中で落ちた1曲がKinki Kidsの「きみとぼくのなかで」という曲です。Kinki Kidsの曲はclubDAM歌唱検定でも選んで歌ってましたが、「95点超え」というと「Anniversary」ぐらいだったと思います。「きみとぼくのなかで」はテレビ番組でジャニーズジュニアの子が歌っているのを聴いて、「これいい曲じゃん」と思って歌い始めました。

この作品は2011年11月9日に発売された彼らのアルバム「K album」の収録曲です。このアルバムでは、今まで彼らに作品を提供したことのある作詞家・作曲家が新しい作品を提供していて、山下達郎さんは「いのちの最後のひとしずく」という作品を、筒美京平さんは「ラジコン」という作品を提供しています。「きみとぼくのなかで」は堂島孝平さんの作詞・作曲・編曲ですが、堂島さんは「カナシミブルー」の印象が強くて、かっこいいサウンドを作るイメージがあります。

このアルバムで「危険な関係」という作品を提供した吉田拓郎さんが、Kinki Kidsの2人の関係を「決して仲良しではなくて、それぞれが違う方向を向いていて、大丈夫なのお前ら?」と感じて、「危険な関係」が生まれたというコメントを見ましたが、作家さんたちは作品を作るに当たっては、目の前のアーティストの姿を見て感じたことから作詞や作曲につながることはあると思います。「きみとぼくのなかで」の歌詞は一件恋の歌に見立てているけど、堂本光一さんと堂本剛くんの関係なんだなって思って読むと、妙に納得がいきます。「いつだって不確かで 硝子のような世界を ずっと歩きつづけてきたふたり」ってそうですし。サウンドは「カナシミブルー」ぼど派手ではないんですけど、冷静で淡々としたメロディーの中にもじわっとした熱を感じるようで。考え方は違うけど、時々同じことを心の中で感じてるようで。堂島さんが感じている光一さんと剛さんの姿が滲み出ているように思いました。

本人たちの音源がないので、youtuberさんの歌声で。


きみとぼくのなかで KinKi Kids