DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

サシカラ

ぼくがカラオケに行く目的は、DAM★ともに公開する歌の録音とか、カラオケ大会で歌う曲の練習で、ほぼ1人カラオケヒトカラで楽しんでいます。最近、多くの人前で歌って審査をして頂く機会が続いて、普通にカラオケで歌って楽しみたいなと思い、よく行っているお店にもこの半年行っていなかったので連絡をして予約しました。

せっかく行かれるからと思い、このお店でご一緒したことがある方と今年の初めに「また一緒に行きましょう」と話したことをふと思い出し、ダメ元でその方に連絡を取ってみたところ、運良くOKのお返事を頂けて、当日は2人の他にはお店にお客さんがいなかったので、サシカラで4時間ほど楽しい時間を過ごすことができました。

その方は採点をメインにカラオケを楽しんでいる方で、100点を3,000曲近く攻略されている凄い方でした。色々なジャンルの曲もご存じでした。いわゆる採点歌唱の方は、100点を取るための歌い方をしますので、ポイントとなるフレーズに独特の節回しを入れることが多いです。この日は採点歌唱ではなく、いわゆる自然歌唱で歌われていましたが、声質も良くて1つの声のトーンで歌われていたので、安定感があって聴きやすいと思いましたし、1年前よりも歌唱力がアップされたように感じました。

ぼくは以前は採点歌唱には良い印象は持っていませんでした。歌はゲームじゃないだろうと。歌は気持ちを入れて歌うものだろうと。でもその考えはカラオケ大会で採点歌唱の方の歌を聴いて変わりました。100点を取るには歌唱技術が必要で、その技術を出せる方は凄いなと思ったんです。ビブラートにしてもロングトーンにしてもいろいろな手法を身につけています。それだけに教えて頂きたいこともあったので、当日もその方にビブラートの出し方をいくつか教えて貰えました。歌について多くの引き出しをお持ちなので、敬意みたいなものを感じました。

一方、ぼくはその方に何かを教えてあげられることもなく、歌って試して見たかった曲を次々と歌っていっただけでしたが、その方はぼくの歌を褒めてくれたり、「今の曲、この間も歌ってましたよね」と覚えていてくださったりで、こんなぼくにも敬意を示してくださるのが嬉しく、一方で自分は研究が足りないこともその場で実感しました。

他の方とご一緒すると、自分が歌わない曲を目の前で聴けるのか良くて、刺激になりますし、歌い方を聴いて参考になることがいくつもあるので、楽しく勉強ができる時間を過ごせるから満足しています。お誘いして良かったと思いました。

逆にぼくは何か楽しいこととか満足したこととか、お店の方や今回お誘いした方にしてあげられたのかなというのは気になります。一緒の時間を過ごせて嬉しいとか、また聴いてみたいとか言われた方が嬉しいです。歌は上手さを見せつけるものではなくて、歌のどこかに共感するものを見つけてもらうものだと思います。