今年のぼくの予定を振り返ると、プロの歌手の方やインディーズのアーティストの方の生歌を聴きに行くことがすごく増えたなって思います。Twitterでフォローしている方々にお会いしてみたい!というのもありましたけど、ぼくもライブのステージで歌うようになったからなのか、ステージで仕事をされている方のパフォーマンスを体感して、学び取りたいなっていうのがありました。
6月14日はボーカリストの森一馬さんが出演されるライブを観覧に行ってきました。ぼくはYouTubeで色々な楽曲を聴いていますけど、そこでの偶然な出会いみたいなことがあったりします。森さんのオリジナル曲の「蒼い朝」という曲を聴いて、いい曲だなと思って、この曲を歌った音源をTwitterにアップしたら、歌仲間のSatomiさんから「一馬っちと知り合いです」って連絡が来てびっくりしました。でも、まさかの繋がりのご縁で、昨年の9月に池袋西武での音楽イベントの際に、森さんにご挨拶することができました。
当日の会場は新宿三丁目のアイミュージックバーというお店でした。入口を開けたらいきなり演者さんたちがテーブル囲んでいてびっくりでしたが、大きめなステージがあって、40人ぐらいがゆったりとテーブルで飲食を楽しめる空間でした。ビールを2杯注文したものの、マスターさんが料理の調理とか忙しそうだったので、フードは遠慮してしまいました。
ボーカルは森さん、ベースが川本隆さん、ギターが久保隆行さん、ドラムが亀谷祐輔さん、キーボードが三浦理さんというメンバーで、3部に渡るステージが展開されました。洋楽が主体のステージでしたけど、あまり洋楽を聴かないぼくでも、どこかで聴き覚えのあるフレーズが随所にあったので、リズムの乗りも良くて楽しめました。「September」という曲が特に良かったなと思って、後で調べてみたら、Earth,Wind &Fire の大ヒット曲でした。第2部のステージでは、ドラムの亀谷さんが考えていることを、他のメンバーや客席の方が当てていくクイズコーナーがありましたが、全く知らない亀谷さんの人となりが徐々にわかってくるし、こういうアーティストさん紹介も面白いし、興味が持てていい企画だなと思いました。
ぼくは森さんの歌とかステージを勉強しようと思って見に来ましたが、まず2時間30分にわたるステージを元気にやれるパワーがすごいと思いました。歌唱も安定感があるから、穴がない感じがしました。ご自身は洋楽畑というよりは、日本語畑ということで、確かに昭和歌謡やJPOPがしっくりときますけど、横浜ケントスをはじめ、洋楽を歌うお仕事も多いからか、洋楽を聴いても全く違和感がありませんでした。
ぼくは洋楽で歌える曲が本当に少なくて、そういえば6月13日の林部さんのコンサートでもカーペンターズの曲を歌っていたなと思い出して、翌日カラオケに行った時に、カーペンターズの「Superstar」を歌った音源をTwitterにアップしてみました。これに対し、森さんがおすすめとして教えてくださった曲が「Rainy Days and Mondays」でした。
カーペンターズの曲はずいぶん前にベストアルバムみたいなCDを買って聴いていた時期がありました。カレンさんの明確な、日本人にもわかりやすい発音と低音で説得力のある歌声が強く印象に残っていましたが、まさか自分が歌ってみることになるとは思ってもいませんでした。
最初、メロディーを思い出すために原曲キーをオクターブ上で歌ってみましたが、そうなると高音域が出ませんでした。それと、雰囲気でなぞって歌っているだけでは、のっぺりしてしまいました。まず、ぼくの声域に合わせて、キーは原曲+6にして、カレンさんの歌声を聴いていると、英語にも歌に効果的なアクセントを加えていたのがわかりました。アクセントをつけたことで、ぼくが発音する英語も言葉として聴き取れるところが増えました。よく歌詞読みか音読みかどちらを優先するかみたいな話の中で、日本人には外国語がわからないから、音読みを優先しているんだみたいな話を聞いたことがありましたが、やっぱり英語ならではの語感とか言葉の運び方とか、言葉の意味を知ることで、カーペンターズの思いに近づけるのではないかと感じました。
というわけで、ライブで洋楽を聴いたのがきっかけで、ぼくも洋楽を覚えようという気になりました。ものになる曲が1曲でも多くなって欲しいです。