DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

歌唱キャンペーン

3月20日、ぼくは東京都北区の赤羽駅近くにある、ミュージックショップ赤羽美声堂さんで行われた、演歌歌手の小川たけるさんの歌唱キャンペーンに行ってきました。

赤羽美声堂さんは町のレコード屋さんですが、有名な歌手の皆さんが歌唱キャンペーンで来られる有名店です。この日は祝日でしたので、行ってみようと思いました。

最寄りの赤羽駅はJRの京浜東北線東北本線埼京線が通っていて、乗り換えで利用したことはありましたが、降りるのは初めてでした。思っていた以上に駅ナカのお店が多くて、ホームから改札に着くまで意外に時間がかかりました。

改札を出て右側の東口に出て、道なりに進んで次の交差点を渡ると、LaLaガーデンという商店街のアーケードがあり、数分歩いた右側に赤羽美声堂がありました。

この日は店内に20席ほどの椅子が並んでいて、既にお客さんが座っていました。店主の奥さまに「予約していませんけど、入れますか」と言うと、「大丈夫ですよ。1枚応援して頂けますか」と言われて、小川さんの「陽炎」のCDを買って、1席追加で用意して頂けました。

お客さんの大半は小川さんのファンの女性の皆さんでした。男性の方はぼくを含めて3名。歌唱キャンペーンということで、お店も小川さんのCDに収録されている「陽炎」「神戸恋みなと」「ふるさとのきみへ」をヘビロテで流していました。

ぼくは昨年の9月頃、たまたまYouTubeで曲を聴いていたら、おすすめで「陽炎」が出てきたので初めて聴いてみたら、「いい曲だ!歌ってみたい」と思って、DAM★ともで歌ってみるようになりました。歌ってみていい感じだなと思ったので、3月に行われた第7回音ノ市カラオケコンサートではこの曲でエントリーしました。そういう中で、2月に行われた「メンズでえ〜んか!」というイベントに、小川さんが出演され、カラオケ発表会もあると知ったので申し込み、ホールで初めて「陽炎」を歌ってみて、歌い終わったところで小川さんご本人が来てくださるという嬉しいサプライズもありました。そういうご縁があったこともあり、東京でのキャンペーンでお会いできる予定を探していましたが、この日がチャンスと思い来てみました。

15:00から小川さんの歌唱キャンペーンが始まりました。1曲目は西城秀樹さんの「傷だらけのローラ」と意外な選曲。キャンペーンだから自分の曲を歌うのかなと思っていました。「ローラ」の「ラ」は伸ばしすぎない方がいいかなと思いながらも、自分の歌唱スタイルにまとめているのはプロだと思いました。2曲目は小川さんが作詞・作曲した「神戸恋みなと」。ここで著作権印税の話をされて、どこの地域で歌われているのがわかるという話が興味深かったです。3曲目は舟木一夫さんの「高校三年生」。小川さんは客席の1人1人に握手をしながら回っていきました。そういうときにファンの方は小川さんにプレゼントを渡しているんですね。先日のメンズでえ〜んか!の時にも多く目にした光景でした。小川さんはさらに、店の外で見ていた10人くらいの方にも歌いながら握手をされていました。「選挙みたい」とも思いましたが、選挙活動と営業活動は似ているところがあり、選挙の場合は握手して指示を得ていく経験が多いらしく、歌唱キャンペーンでも積極的な姿勢は大切なことを目の当たりにしました。4曲目は岸千恵子さんの「千恵っ子よされ」。これも意外な選曲ですけど、場を盛り上げるために選んだのかなと思いました。キャンペーンは通常20分くらいらしく、5曲目が、ぼくのお目当てだった「陽炎」。原案は小川さんが26才の頃に書いたものと話されていました。振付を入れながらの歌唱は気合が入っていました。もう1曲アンコールで尾崎紀世彦さんの「また逢う日まで」。この後はサイン会とツーショット写真の時間になりました。ぼくもサインを頂くときにマスクを外して小川さんと顔をあわせたら、ぼくのことを思い出したようで、「めちゃめちゃ上手かったですよね」と言われたので、「今月のカラオケ大会でも陽炎で賞を頂けました」と話すと喜んで頂けました。周りの方も聞いていたらしく、レコード会社の方やファンの方にも「あの時私も聴いていました」と声をかけて頂きました。

こうして赤羽美声堂での歌唱キャンペーンを後にしましたが、自分の歌を届ける努力の大切さを実感しました。小川さんの歌唱力とかイケメンなルックスも魅力だと思いますけど、話し方が爽やかというだけでなく、とっさの機転も気遣いもできる対応とか、人柄も好きだからこそファンの方は応援しているんだろうなと思いました。現場での歌を通じてのコミュニケーションは演歌歌手に限らず、ぼくが交流させて頂いているボーカリストさんも状況は同じだと思いました。SNSの交流とはまた違った、現場での歌唱キャンペーンの交流の良さを実感しました。