DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ぬくもり

ぼくは歌ってみたい曲があったら、YouTubeでその曲を検索して、何回も繰り返し聴くようにしています。そういう中で、YouTubeの方も、ぼくの選曲の傾向を学習して、おすすめの曲をランダムに入れてきたりします。おすすめの曲は、出会えるチャンスも一期一会と思うので、大抵の場合聴いてみます。1コーラスくらい聴いてみて、あまりピンとこなかったときはそこで終了しますが、「これはいい曲かも」と思ったときは、その後も繰り返して聴くようになります。

川崎鷹也さんの「カレンダー」という曲を練習して、歌会でも歌ってみた後の頃、YouTubeがすすめてきた曲が「ぬくもり」という曲でした。川崎さんの深みのある中低音がビンビン耳に響いてきて、初見でお気に入りの曲になって、DAM★ともでもさっそく歌ってみて、録音も投稿してみました。

この作品は2023年6月14日に発売された3枚目のオリジナルアルバム「ぬくもり」のタイトル曲として収録されています。川崎さんがYouTubeの「ぬくもり」の動画に次のコメントを寄せていました。

会いたい人に会えなくなった時期があって、そんな時に『ぬくもり』とは一体なんだろうと考える時間が多くありました。離れていても相手のことを想い、それだけで幸せな気持ちになれること、そう思える人が1人でもいることが『ぬくもり』そのものなんじゃないかと思いました。この楽曲は電話ひとつで繋がりながら、お互いの温度やぬくもりを感じられるようにと願いを込めて書いた楽曲です。MVはアニメーションとなっていて、マグカップからの湯気や空の色、時間による変化が曲と共に移り変わる様子を描いております。細部までこだわったストーリーをぜひ体感して頂けると嬉しいです。

この曲の歌詞は、深夜の電話ごしに繋がっている主人公と相手が、午前二時、午前三時、午前四時と時間を共有している様子を書いていて、MVも歌詞に忠実に、歌の世界を描いています。そのため、歌っていくときも場面のイメージが作りやすかったです。

一方、歌い方としてはまずは川崎鷹也さんご本人様の歌い方をまねようとしていきますが、アコギで作った曲って、やっぱり自分がギターを弾いて歌っている気持ちにならないと、単調な歌になってしまいます。リズムの取り方とか言葉のアクセント1つで、歌の持ち味が変わっていくんだと感じました。

今までも何回か書いていますが、ボイストレーニングのレッスンの時に、先生から何かゆっくりめの歌を歌って欲しいと言われて、咄嗟に「歌い始めたばかりの曲ですが」と言って選んでしまったのが「ぬくもり」でした。まだ練習してこれから成長させていく曲だから、何言われてもいいかなと思い歌ってみたら、先生から「歌上手いし、非常に歌心がありますよね」と感想を言われて、少し驚きましたが、この曲は自分に合っているかもしれないと感じました。

そして、先生から言われたことが、この歌の歌詞はどういう人物で、歌詞の言葉にどういうイメージを持っているのか、ぼくにいろいろと質問してきました。小説だと人物描写を文字で詳しく書いていきますが、歌の場合は歌詞の文字数が限られているので、その背景を掘り下げていくと、歌に深みが増しますよ、とのアドバイスをして頂きました。

芝居でいうと、セリフ以外のト書き部分になりますし、歌だと、その言葉を発するまでの心の葛藤なのかなって思います。

そういう気持ちを忘れずにカラオケで歌ったら、点数が伸びて、抑揚の点数が伸びました。シンプルなメロディーの曲なので、表現力が歌を左右すると思います。歌い始めた頃は声も固い感じでしたが、最近は柔らかくなった気がしています。まだまだ自分の伸び代があると信じていきます。


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