DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

未来への咆哮

ぼくはカラオケでも、自分が得意な曲とか好きな曲とか歌っているわけではなく、自分が知らなかった曲とか、自分から歌おうと思わないジャンルの曲も歌うようにしています。

自分が歌っている世界なんて、無限に広がる歌の作品たちの中ではものすごくちっぽけな世界だと思いますし、その中でちょっとだけ歌が上手くたって、別に凄くもないと思います。ぼくの中の理想はどんなジャンルの曲も歌いたい!というのがあって、アップテンポだから歌えないとか、ジャンルが違うから歌えないとか、言い訳みたいなことは言いたくないと思ってます。

とはいえ、現実の壁はとても厳しくて、畑違いの歌をDAM★ともで初めて歌ってみると、事前に曲は聴いていても、その通りに歌えませんし、リズムがズレてきますから、音程も歌詞も合わなくなり、歌として崩壊する…。結果、採点は83点とか、無残に打ち砕かれるわけです。プロレスでいうと、新人選手が逆エビ固めでギブアップを取られて打ちひしがれるような気持ちみたいな。

でも、同じ人間が歌っているんだから、歌えないことはない!ってぼくは思ってしまうので、そこから「絶対に上手くなってやる!」みたいな闘争本能が心の中だけで芽生えてしまいます。それで同じ曲を何回も、何十回も歌っていくと、多少歌えてきたフレーズと、まだまだ端にも棒にもかからないフレーズと、差が出てきます。そこで原曲を聴いて、プロの方の歌い方とぼくの歌い方の違いを見つけていくと、自分が無理な歌い方しているとか、ブレスの切り所が違っているとか、気づくことが出てきます。

もちろん、メロディーがある程度歌えないと、歌として成り立たないので、歌う時に画面の音程バーを見るよりも、心の中でもメロディーを奏でる気持ちで声に出して歌ってみると、結果として音程バーも合っていることがほとんどでした。

ぼくはアニソンってほとんど知らなくて、でも歌でご一緒する方ではアニソンを華麗にカッコよく歌う方もいて、せめてレパートリーで何曲が持ちたいというのがありました。そこで思い出したのが、JAM Projectの「未来への咆哮(あすへのほうこう)」という曲でした。

JAM Projectは、アニソン歌手の水木一郎さんが「古きアニソン魂を未来に残そう」と呼びかけたのがきっかけで、アニソン歌手たちによって結成されたグループでした。現在のレギュラーメンバーは、影山ヒロノブさん、遠藤正明さん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、福山芳樹さんです。「未来への咆哮」は、2005年5月25日に発売された彼らのシングル「マブラヴ オルタネイティヴ Insertion song Collection」に収録されました。作詞・作曲は影山ヒロノブさん、編曲は須藤賢一さんです。作品の歌唱は影山さん、遠藤さん、きただにさん、福山さんで行われました。

アニソンを知らないぼくがこの曲を知ったのは、長年交流して頂いているDAM★ともユーザーさんがこの曲を歌っていたからでした。原曲は勿論知らなくて、このユーザーさんがカッコよく歌っていたのが、今も強く印象に残っていました。だから、この曲はソロの曲だと思っていたので、原曲では4人の方で歌っていることに驚きました。ぼくも「未来への咆哮」を初めて歌ったとき、なかなか思うように歌えなくて手こずったときに、DAM★ともユーザーさんのソロ歌唱を思い出してイメージ作りをしていったら、次第に歌が小慣れてきたなと実感できました。聴くだけでは歌が上手くなるわけではないですけど、曲を何度も何度も聴いていた実績は、咄嗟の歌唱力を支えてくれていると思います。


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