先日、「昭和ソング大会」のオンライン大会に参加しました。当初参加するつもりはなかったのですが、辞退の方が出たため追加の募集がありましたので、勢いで申し込むことができました。カラオケ大会で歌える「昭和ソング」のレパートリーが意外になくて、最近歌ったことがある曲の中から、ぼくは杉山清貴さんの「さよならのオーシャン」という曲で参加しました。
雰囲気では歌えますけど、細かい所の粗はありまして、いきなり歌って入賞できるような甘い世界ではありませんので、もちろん入賞はできませんでした。
この大会で優勝された方が歌われた曲が、河島英五さんの「酒と泪と男と女」でした。
「酒と泪と男と女」は、元々は「河島英五とホモ・サピエンス」というフォークバンドが1975年4月にデビューした時のアルバム「人類」に収録された1曲でした。その後このグループのシングルとしても発売されますが、有名になったのは河島さんのソロデビュー曲として1976年6月25日にシングルを発売されてからのことになります。
このシングルも売上としては、オリコンの週間ランキングは最高9位でしたが、1977年度年間ランキング43位、1978年度年間ランキング57位と根強い人気を保ちました。また、萩原健一さんをはじめ多くの歌手がこの曲を長年にわたってコンサートで歌ったり、カバーしたことが、今日もなお昭和ソングの代表曲として生き残っているのだと思います。
河島さんは1991年にNHK紅白歌合戦に初出場した時は「時代おくれ」を歌唱されました。その後河島さんは2001年に急死されてしまい、この年の紅白歌合戦では、友人でもある堀内孝雄さんが「酒と泪と男と女」を熱唱し、画面上の河島さんの歌唱シーンとのコラボも演出されました。
ぼく自身はこういう楽曲を歌ったことがなかったんですが、優勝された方の歌唱力にあやかりたいとか、やっぱり聴いていい楽曲だから歌ってみたいということもあり、カラオケ大会の反省会も兼ねて、まずは「酒と泪と男と女」をまず1コーラスだけでも歌えるようにしようとカラオケに行ってきました。
忘れてしまいたいことや どうしようもない寂しさに 包まれた時に男は 酒を飲むのでしょう 飲んで飲んで 飲まれて飲んで 飲んで 飲みつぶれて 眠るまで 飲んで やがて男は 静かに寝むるのでしょう
イントロから1コーラスが終わるまで1分20秒くらいでしたが、音程を合わせて、リズムを合わせるだけだと平板な歌になってしまうので、飲んで飲みつぶれて眠る感じを何とか出したいなと、40回くらい歌ってみました。
ぼくも大会に落ちて忘れてしまいたい気持ちや、ヤケ酒飲みたいくらいの気持ちはありましたので、そんな私情もほんの少しだけ頭に入れながら、歌の言葉の表現ってこれくらい突き詰めたら、「忘れて」という第一声の出し方とか、「飲んで」が繰り返されるところも毎回違うように歌ってみたらいいのかなとか、見えてくるものがありました。40回歌った成果は下のツイートに貼り付けてみました。
歌に完成はないので、自分で答えを作って納得していくから、面白いのだと思います。
超歌うまキング様にあやかりたいと🫅
— アウフヘーベン (@jtxyyKRZYef44Ge) 2023年9月5日
超えられない厚い壁を味わいながら🥪
飲んで飲んで飲まれて飲んで🍶🍺🍷
歌っていればいいこともきっとある🎤 pic.twitter.com/Ck63l4rrkJ