DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

キングレコード歌謡コンテスト

10月30日、ぼくは第1回キングレコード歌謡コンテストというカラオケ大会に行って、歌ってきました。

カラオケ大会の開催情報って、すべての開催情報を把握できるものがないので、ぼくの場合は主にTwitterのツイートで情報を見つけてから、どういう大会なのかを読んでみて、日程もOKで参加したいと思ったら、その大会に応募している感じです。

今回も、キングレコード〈演歌〉公式さんという、キングレコード演歌班公式アカウントのTwitterを見て、レコード会社主催の大会は経験がなかったので興味を持ち、応募してみようと思いました。

まずは予選審査があり、2コーラス以内で歌った音源を郵送で提出する必要がありました。キングレコード演歌班の主催ですけど、ぼくはその時演歌を歌おうとは思わなかったので、今年よく歌っている曲の1つである、林部智史さんの「晴れた日に、空を見上げて」を、ビッグエコーに行って歌って、デンモクのCDプレス機能で歌をCDに録音しました。7月末締切でしたが、7月上旬に音源を提出しました。

9月上旬にキングレコードのディレクターの方から直接、電話で決勝大会出場の連絡がありました。応募406通のうち約100名が決勝進出ということでした。合格ラインは263点で、ぼくは264.8点でした。演歌ではないからダメかなと思っていたので、決勝に出られるのが不思議でしたが、当日に向けて練習することにしました。

頂いた審査表でコメントされたのは表現のメリハリのつけ方についてでした。曲調がシンプルなので難しいとしながらも、サビの直前とか落としてみるとか、サビのくり返しの中に泣き方を変えてみるとか、表現のバリエーションが欲しいと書かれました。

これってぼくが言われる抑揚の弱さなのかなと思いました。自分では抑揚を付けているつもりでも、聴く人にはそれほど伝わっていないということです。どうすればもっと伝わるのかって考えてみて、マイクが一番声を拾ってくれる場所を探してみたり、歌詞の言葉にふさわしい声のニュアンスを考えてみたりしました。

もう1つ、当日は歌詞を見ないで歌うことになっていました。カラオケで歌っている人は意外と暗譜が苦手な方が多くて、ぼくも苦手ではないと思っていたら、歌詞を忘れて頭の中が空っぽになった苦い経験がありました。暗譜するには、歌詞を見て覚えようとしても覚えられなくて、体の中に1フレーズづつ順番に染み込ませる必要がありました。そうすることによって、冒頭の「特別な朝 見ようとするから」から、言葉に説得力を持たせて歌えるようになったと思いました。

当日は東京都文京区のキングレコード関口台スタジオに行きました。レコーディングスタジオとしては日本一とのことで、その場所で歌ってきました。100人がいくつかのグループに分かれて、グループごとにスタジオに入っていく形式でした。ホールで歌う方が臨場感も大きいので、スタジオで歌っているときも緊張することはなく、やろうと思っていたことはやれましたので、歌い終わって満足しました。入賞はできませんでしたが、レコード会社の中を見学できる貴重な経験ができました。出場した方も圧倒的に演歌を歌う方ばかりで、「何でぼくが決勝に選ばれたのかな」と思いましたが、いつもの界隈以外の場所で他流試合に参加するのもよい経験になったと思いました。