先日のライブでご一緒した演者さんは、NEWSの大ファンの方なのは間違いなくて、40分の持ち時間で13曲、すべてNEWSの曲を歌われていました。ぼくもジャニーズの曲はよく歌いますけど、NEWSの曲で歌っていたのは「太陽のナミダ」と「チャンカパーナ」ぐらいでした。そして、歌っていたのは10年以上、いやもっと前かもしれなくて、ほとんど歌詞もメロディーも忘れていました。
今までカラオケでいろいろな曲を歌ってきましたけど、いつの間にか歌わなくなって、自分の記憶からも消えていった曲もあります。でも、こうやって、NEWSに触れる機会ができましたので、もう1回、「太陽のナミダ」を覚え直してみようと思いました。
「太陽のナミダ」は2008年2月27日にNEWSの8枚目のシングルとして発売されました。作詞と作曲はカワノミチオさん、編曲はm-takeshiさんです。カワノさんはドラマーとして、福山雅治さんや尾崎亜美さんをはじめ、多くのアーティストのツアーサポートをされている方だそうです。m-takeshiさんはギタリストの方で、多くのアーティストの方のアレンジをされています。ぼくが知っている曲はなくて、申し訳ないんですが、この曲がいいなと思ったのはイントロのギターから始まるアレンジで、何となくフォルクローレな雰囲気を感じるアレンジが好きなんだなと、今回改めてこの曲を聴いて思いました。
NEWSは2003年9月15日、山下智久さんを中心に結成された9人組の男性アイドルグループでしたが、「太陽のナミダ」の当時は山下さん、小山慶一郎さん、錦戸亮さん、加藤成亮さん、増田貴久さん、手越祐也さんの6人グループでした。MVを見ても、6人の分担のバランスがいい感じで、楽曲の構成もAメロ→Bメロ→サビ→ツカミとしての「太陽のナミダ」の構成がわかりやすくて、振付もリズム感があっていいなと思いました。
グループで歌っている曲を1人で歌って見ることもありますけど、ソロ曲ではなくグループ曲なのだということを意識するようになりました。ここは山下さんのつもりで、ここは小山さんのつもりで、みたいに歌って、MVを見ながら、与えられたパートでそれぞれの人たちは自分の歌を表現しようとしているのかなとか考えていると、この歌詞に合う歌い方ってどういう声を出したらいいのかなって想像が働いてきます。昔、カラオケで歌っていた時はMVを見ながらなぞるように歌っていました。久しぶりに歌ってみて、久しぶりにMVをみて、ここってそういう意味の振付だったんだとか、この音の伸ばし方を少し短くすることで、次のフレーズが生きてくるんだとか、気づいたことがいくつもありました。そして、歌のパフォーマンスを演じるアイドルは、常に冷静な頭でやっているんだなということも今更わかりました。
いったん離れた曲に、再び向き合ってみると、以前よりもいい歌が歌えることは、まあまああります。昔歌っていた曲を思い出して、もう一度歌ってみてはいかがでしょうか。