DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

初オフ会

3月27日、ぼくはカラオケのオフ会に初めて行ってきました。ぼくがよく行っている「唄い処 スナック藤」さんが、「LIVE CAFE BENTEN」さんの場所をお借りして開催されました。限定20名の中にぼくも入れて頂きました。直前キャンセルされた方もあって、当日の参加は14名でした。共通しているのは、皆さんがスナック藤のお客さんだということです。でも、スナック藤でご一緒したことがあるのは1名だけで、他のカラオケ大会でご一緒したことがある方とは久しぶりにお会いしました。初めてお会いする方もTwitterで拝見した方ばかりだったので、初めて会った気がしませんでした。

歌の世界も妙な界隈ごとの切り分けがあって、ライブハウスに通っている人の界隈があるとすると、ぼくみたいなのはカラオケ界隈と言われるらしいです。その差というのは、ステージに歌って如実に差が出ました。当日はカラオケは用意されましたが、歌詞を見るモニターは用意されなかったんです。ライブハウス界隈の人たちはしっかりと歌詞を覚えていたんですけど、カラオケ界隈の人たちはところどころで歌詞が飛ぶんです。

ご多分にもれず、ぼくは歌った3曲とも途中で歌詞が出てこなくなってしまって、結構焦りました。カラオケ大会の時も歌詞のモニターはほとんど見ずに歌っているので、歌詞は覚えてる前提があったので、歌詞が出てこないなんて初めての経験でした。急に病気になったのかなと心配して、翌日は歩きながらその3曲を歌ってみたら、スラスラと歌詞が出てきたので安心しました。それじゃ、何で歌詞が飛んだのかなって考えたんですけど、オフ会という言葉に油断して、当日の朝何も準備しなかったなあと反省しました。大体、カラオケ大会の当日の朝はカラオケ屋さんに行って1時間ぐらい声出しをして、歌詞も頭に入れたりしますので、そういう時間って、大事なんだなとつくづく感じました。

このオフ会は、プロのボーカリストの方も2人いらっしゃってました。お2人が歌っているのを聴いていると、立ち姿もきれいですし、自分のペースをしっかりと持って無理せず歌っているのが印象的でした。お1人の方とお隣だったこともあり、いろいろな話をしていただいたのですが、「楽しんだもの勝ちだと思いますよ」という言葉は結構刺さりました。ステージに立って歌うということは、客席の皆さんに楽しんでもらうということでもあると思いますけど、カラオケ界隈のぼくにはまだ掴めてないところがあります。当日は、歌詞を間違えたこともあって、ぼく自身は1曲目と2曲目は消化不良な感じでした。それでも、客席にいた人たちは手拍子もしてくれるし、終わった後も「歌上手いですよね」と言ってくれました。ちょっと驚いたのはお店の店員さんがぼくの所に空いたグラスを片付けてくれたときに、「本当にお上手ですよね。レッスンとかされてるんですか」と聞かれたので、「そういうの通ったことないんです」と答えると、「それであんなに上手なんですか。素晴らしいです」と返して頂きました。「ぼく、歌であんまり褒めて貰えたことないんで、そう言って頂けて嬉しいです」とお礼を言うと、「皆さん思ってても直接言わないんですよ」と言ってくださいました。こういう会話の流れはたまにありますけど、自分ではベストと思えない歌でも、それで喜んでもらえるなら十分なんだなと思いました。カラオケ大会を目指して歌っていると、どうしても完成度の高さとか、失点の少なさとか、つまらないことを考えてしまいますけど、歌の感動って、そういうところからは生まれないですよね。カラオケ大会でぼくが入賞できるときって、勝ち負けを超えた気持ちで歌えたときかなって思いますし。オフ会といっても内容は歌フェスみたいな感じでしたが、歌へのいろいろな姿勢とかを生で学ぶことができて良かったです。