DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

自分を出せる1曲

ぼくはDAM★ともでも色々なジャンルの曲を歌っています。カラオケのフリータイムで4時間ぐらい時間があったりすると、カラオケ大会で歌う曲を練習することをベースにはするんですけど、同じ曲ばかり歌うのって飽きてくるんです。そうなると、他の曲も歌ってみようと気晴らしに、まず演歌や歌謡曲を歌ったら、次はジャニーズの曲を歌ってみて、他のジャンルもということで抒情歌や子供向けの歌を歌ったら、それじゃもっと他のもと、ロックやフォークを歌ったところで、「今日は練習しに来たんだった」とポップスに戻って歌うという感じで、ぼくのカラオケリストは結構支離滅裂な感じです。

また、つい先日も、よく行っているカラオケスナックのお店で4時間ぐらい歌いました。他のお客さんたちと交互に順番で歌いますから、12曲ぐらい歌ったと思います。演歌や歌謡曲を歌う方が多かったので、この日はぼくも演歌や歌謡曲を中心に、たまにJPOPを歌いました。聴いてくださる方からは、素敵な歌声だとか、どの曲も外さないとか、表現が細やかとか、カラオケ大会で審査員の方に言ってもらいたい言葉を次々と言ってもらえて、素直に嬉しかったです。

ぼくは、カラオケでも、色々なアーティストさんの曲を歌いたいというのがありまして、いいなと思ったアーティストさんの曲をまず1曲歌えるようになろうと練習します。そうやって1曲が歌えるようになったら、2曲目も歌ってみたいと思って次に進んでいく場合もあります。

そうやって色々な曲を歌っていくのは、ある意味真逆なのかもしれませんけど、「自分を出せる1曲」を探していることと同じなのかなと思っています。自分が上手く歌えるかなと予想していた曲が、歌ってみたら難しいし自分には合わないと感じることもありますし、逆に、自分が心の中で何となく敬遠していた曲が、歌ってみたら意外に相性が良くて、上手くなるかもしれないと感じることもありますが、そういうことはまず自分で歌ってみないと体感できないと思っています。

そうやって、ある程度歌える曲っていうのはおかげさまで何曲も持つことができました。でも、この中で「自分を出せる曲」となると、そういう曲ってあるのかなって考えてしまいます。

最近のカラオケ大会に出ていても、皆さん歌が上手いんです。言い方を換えると、その曲を器用に表現して歌っています。だから、そこでの差はほとんどないと思います。となると、大会で順位をつけるための差は、単純な歌の上手さ以外のところで見られていると思います。それは例えば、自分が歌の主人公の中に入ってみて、自分が思うその曲を、自分の人となりも投映させて表現するみたいなものなのかなと思っています。ぼくが先日のカラオケ大会で入賞できた歌を、「気持ちが入っていた」と評価してくれた方がいたんですが、ぼくの場合は歌っているときの林部さんになりきってみようと思ったことが、歌う時に自然と気持ちが入ってきたのかもしれません。

ぼくは、ライブで歌を歌ったことはありません。ライブだと、セットリストを用意して、その日の自分が何を表現してみたいのかを決めていくものなんだろうと思います。もし、自分がライブで1曲歌ってと言われた時に、何を歌おうかって決められないんです。

オリジナル曲があれば自然と決まるのかもしれません。「自分を出せる1曲」というのは、自分はこういう歌を歌う者ですみたいな、挨拶代わりみたいな1曲で、聴いてる方も「ああこの曲ね」と頷いてもらえるような特別な1曲があったらいいなと、最近思うようになりました。

改めて、選曲って大事だなと思います。その曲を歌いたいから選んだのはわかっています。もう一歩踏み込んで、その曲を歌った自分は聴く人にどんな感じに見えるのかって想像してみて、自分の良さがうまく引き出せているかっていう目でみると、自分に合った1曲を見つけられると思います。ぼくはまだその道の途中です。