DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

浜のれん

ぼくもカラオケ大会に時折参加してますけど、参加費って結構かかってます。オンラインのカラオケ大会は2,000円〜5,000円くらいですけど、リアルのカラオケ大会だと、事前の音源審査を出すので3,000円〜5,000円くらいで、本大会の出場費だと10,000〜20,000円くらいでした。遠方での大会となると、新幹線の往復代とか、ホテルの宿泊代もかかりますから、お小遣いが吹っ飛びます。

それと、カラオケ大会で1コーラス歌えるのか、2コーラス歌えるのか、フルコーラス歌えるのかは、参加するかしないかの大きな選択肢です。歌の上手い人が大勢参加する大会なので1コーラスでも遠征したことがありましたが、やはりコストパフォーマンスが低いと思いました。少なくとも2コーラスは歌いたいというのがぼくの希望です。

さて、先日Twitterを見ていたら、「出場費0円のカラオケ大会」というツイートがあり、何だろうと思って見ていたら、男石宣隆(おいし のぶたか)さんという演歌歌手の方の曲を歌うカラオケコンテストとのことでした。今年9月に発売された男石さんのシングル「那智の恋滝」をはじめとする最新6曲から選んで、2コーラス又はフルコーラスで歌ったものを音源として応募します。応募するには、シングル「那智の恋滝」に同封する応募券が必要ということなので、CDを買う費用はかかります。音源審査に合格すると、リアル大会の会場で1コーラス歌えますが、こちらの参加費は本当に無料ということです。CD代だけでリアル大会に出るなら、これは安いと思ったぼくは、さっそく男石さんの曲を聴いてみました。

那智の恋滝」は作詞が円香乃さん、作曲が岡千秋さん、編曲が伊戸のりおさん。和歌山県龍神村の伝承で、平清盛の孫であり、光源氏の再来といわれた貴公子の平維盛と、龍神村の村娘お万が恋仲になりながら、平家が戦いに敗れて維盛が入水し、お万も後を追った話が題材となっています。曲だけ聴いていると、石川さゆりさんの「天城越え」を彷彿とさせるものがありました。


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ぼくもDAM★ともで歌ってみたら95点以上にはなったので、応募の見込みはあるかもと思いました。

那智の恋滝」はドラマとして盛り上がる曲なのでいいんですけど、ぼくがさらに心惹かれたのは、カップリングの「浜のれん」という曲でした。作詞は円香乃さん、作曲は岡千秋さん、編曲は伊戸のりおさんと同じコンビですが、こちらはしっとりとした大人の演歌です。北の港にある「浜のれん」というお店。せっかく店を開いたのに、男性はどこかへ行ってしまい、一人のれんを守る女性の話です。ぼくはちあきなおみさんが歌った浜村徹作品の世界が好きで、「酒場川」や「紅とんぼ」で描いている人生が、「浜のれん」にも見えた気がしたんです。こういう演歌は言葉も少なくメロディーもゆっくりだと簡単に思えがちですけど、実はこういう曲で、いかに間伸びしないように感情を出せるかというのが難しいです。音程や節回しが少しでもずれるとDAM★ともでも点数が一気に下がってしまいます。でも上手くはまったら、97点が取れました。メジャー曲よりもマイナー曲とか、簡単な曲よりも難しい曲が好みな僕です。


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