ぼくが6月4日に参加した高松国分寺ホールカラオケ大会。この大会の「入賞者部門」で特別審査員を務められた歌手の中村つよしさんと、幸運にもお話させて頂くことができました。
ぼくは昨年もこの大会に参加していて、中村さんも昨年も同様に特別審査員を務められましたが、「雨ニモマケズ、覚えてますよ」とぼくが歌った曲のこともはっきりと覚えてくださっていたので、すごく嬉しかったです。中村さんから「どうして東京から高松まで来られるのですか」と聞かれたので、2020年からのコロナ禍で現場でのカラオケ大会が開催されなかった時に、この大会の主催をしているPräparatさん主催の「ぷれぱCup」というオンラインカラオケ大会に参加したのがきっかけで交流するようになったことや、2021年も東京では現場でのカラオケ大会が開催されない中、この大会は開催されることを知ったので参加したことを中村さんにお話しました。
中村さんも数年前まで音楽活動を休止されていて、2020年に活動を再開して、昨年のこの大会で審査員を務めたことと、併せてコンサートを開催できたことが、前向きに進めるきっかけとなったことを話してくださいました。そしてぼくに「そうだ、この曲を歌ってもらえませんか」と1枚のパンフレットを渡されました。そこに書いてあったのは、音葉潤さんという方の「歌うよ」という作品でした。「これ、ぼくが作詞したんですよ」と中村さんが言われました。パンフレットにも「作詞/中村つよし」と書いてありました。そして、「この作品は去年のこの大会がきっかけで、作ってみようということになったんです」とエピソードまで教えて頂きました。なんかこの曲名、見覚えがあるなあと思っていたら、歌仲間の方がオンラインカラオケ大会でこの曲を歌って優勝したことを思い出して、中村さんにそのことをお話したところ、「それはものすごく嬉しいです」と喜ばれて、「その方にこの喜びをお伝え頂けませんか」とお願いをされましたので、ぼくは「承知しました。ぼくから伝えておきます」と答えました。(数日後、Twitterでその方にお伝えしたところ、めちゃめちゃ喜んでくれまして、「これからも「歌うよ」を歌うよ!」とリプが返ってきました。
作詞家ご本人様から歌ってと言われて、もう歌うしかありません。大会の帰路の寝台車の中でさっそく原曲を聴き始めて、翌日からDAM★ともで練習を始めました。サビで「歌うよこの場所から あなたに届くように 歌うよこの場所から あなたを思って 歌うよ」という歌詞を歌っていると、今回の大会のステージで歌った自分のことを思い出しました。
ぼくは客席の中のどなたかに、自分の歌を届けられただろうか。直接ぼくに感想やお褒めの言葉を言ってくださった方もいたから、何人かの方には届いたと感じました。そして、歌を届けようという熱い気持ちを、この「歌うよ」という作品の中に入れていくことで、自分らしい歌になって欲しいなあと思います。
中村さんがぼくに歌ってと勧めたのは、「「歌うよ」を歌うよコンテスト」という企画を音葉さんが実施されていて、「DAM★とも」や「うたスキ」で歌ったものを応募して、優勝者にはオリジナル曲を提供、という内容のようです。もう少し歌えるようになったら、ぼくも応募してみようと思います。