DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

秋月の女

先週の週末は、参加する予定だったカラオケ大会が延期になりました。空いてしまった時間を、何に使おうかなと考えて、カラオケスナックのお店に行ってきました。

学生の時も社会人になってからも、二次会とかの流れで、カラオケ設備のあるスナックに行って歌ったことはありましたけど、その頃は人前で歌うのが抵抗があるっていうか、他のグループのお客さんから「歌うまいね!」と言われても、恥ずかしい気持ちしかありませんでした。

カラオケのお店で一人カラオケができるようになって、気持ちよく歌える安らぎの場所を得た感じがしました。それが軽い気持ちで応募した音源審査に合格してしまい、カラオケ大会に出ることになり、そこに出ていた方は歌の上手い方ばかりで、途端に今まで味わったことのない緊張感を覚え、恥ずかしい気持ちはどこかへ吹っ飛んでしまい、とにかくしっかりと歌わなきゃという気持ちだけでした。カラオケ大会ではホールやライブハウスで歌ったりしますけど、聴いている方との距離が一定に離れているので、その分緊張感がないのかもしれません。

さて、ぼくが訪れたカラオケスナックのお店は、小田急線の登戸駅の近くにありました。カラオケ大会でご一緒になる方々が行かれているのをTwitterで見て、ぼくも行ってみたいなあと思っていました。おじゃましたのはお昼の時間帯。団体のお客さんのご予約はない日と確認して行きました。20人程度の席があるお店で、歌うステージもあって、音響設備もある程度整っていました。プロの歌手の方もキャンペーンに来られているのか、お店にはポスターが貼られていました。その横にはカラオケ大会でご一緒している方のライブのポスターがありました(その後中止になってしまい残念でした)。

マスターと、お店でご一緒したご婦人のお客さんと、いろいろなカラオケの話をしつつ、交互に歌っていく感じでした。そのご婦人が歌われた1曲が原田悠里さんの「秋月の女(あきづきのひと)」という曲でした。


HAA132 秋月の女① 原田悠里 (2013)131013 v2L HD

原田悠里さんというと「津軽の花」みたいな、チャキチャキした歌い方の華やかなステージのイメージがあったので、こういうしっとりとした作品もあるのが意外でした。ご婦人は明日はカラオケ教室の発表会があるということで、何を歌ったらいいかなということでいろいろな曲を歌われていましたが、マスターもぼくも「この曲がいいんじゃないですか」とお勧めしておきました。

カラオケ教室では先生から、あまり知らない曲を課題曲として練習を受けることが多いそうです。そして、生徒である方々も、その歌手のヒット曲を歌うことはまずなくて、それ以外の曲を歌うことが多いそうです。そういえば、チバテレビの「ザ・カラオケトライアル」で出場している方も、あまり知らない歌手のあまり知らない曲を歌う方が多いなあと思います。

ぼくも何曲か歌いましたけど、カラオケスナックで歌うのは、カラオケのお店でDAM★とも一人カラオケをやっているのとは全然違いました。人前で歌うっていうのは、それなりに自信を持って歌える曲を歌わないとって思います。そんなときに、ぼくが自信を持って歌える曲のレパートリーが少ないんだなあって、まざまざと感じました。マスターはご自身は歌われないそうですが、多くのお客さんの歌を聴いていますから、ぼくが想像するに、かなり耳が肥えているのだと思いました。ある意味、カラオケ大会の審査員の先生よりも厳しい視点で見られているような気がしましたので、歌いながらも、別の意味でドキドキしてました。

そんな感じでカラオケスナックのお店でお昼の4時間を有意義に楽しく過ごすことができました。またお伺いしたいと思いましたが、今回みたいにひょっこり空いた時間ができればですね。