ぼくは歌うことは好きですけど、カラオケで歌うときに選ばない曲というのがありまして、1つは歌いたくない曲は歌わないというのがあって、もう1つは歌っている方が多そうな有名な曲は歌わないというのがあります。
歌いたくない曲じゃないのかな、という中には、カラオケ大会で指定される課題曲がありますけど、苦手な曲でも歌ってチャレンジしたい曲であればカラオケ大会にエントリーしますので、この時点で歌いたくない曲ではなくなります。歌いたくない場合はそのカラオケ大会にはエントリーしていません。
歌っている方が多そうな有名な曲は、二重の意味で選ばないです。カラオケ大会で他の方と曲被りをしたくないので、歌っている方が多そうな曲は選びません。また、有名な曲はオリジナルの歌手の方の印象が強いので、その印象とは違う魅せ方が見つけられないのであれば、オリジナルの歌手のものまねに思われてしまうので選びません。
そういったことから、ぼくが歌うのを避けていた1曲が、前川清さんの「花の時・愛の時」でした。この作品は1987年2月21日に前川さんの6枚目のシングルとして発売されました。作詞はなかにし礼さん、作曲は三木たかしさん、編曲は若草恵さんです。
今でこそ名曲ですが、前川さんはこの曲を紅白歌合戦で歌唱したことはありませんでした。
そのせいなのか、ぼくも発売当時はこの曲を聴いたことはなくて、その後カラオケ大会に出るようになって、カラオケの歌番組を見た時に、初めてこの曲を聴きました。カラオケ大会でもこの曲を聴くことが多くあって、しかも歌われている方がものすごく上手に歌われているのを聴いたので、自分が歌うのはやめようと思いました。
その後、前川さんの堂々とした、朗々とした歌唱を聴いたり、林部智史さんが、前川さんとは違った感じで綺麗に歌われているのを聴いて、絶対歌うのは無理だと思っていました。
そうやって、ぼくのカラオケリストからすっかり消えていたのですが、今年になって、ぼくがいま注目しているアーティストさんの華MEN組さんが、デビューアルバムの中で「花の時・愛の時」を歌われているのを聴きました。彼らは6人組の歌謡アイドルグループですが、前川さんとは違った持ち味で、グループのコンビネーションを活かしつつ、メンバーそれぞれが歌唱力がある方たちなので、楽曲としての厚みもいい感じで表現されていました。
彼らの歌を聴いて、ぼくもなぜか、避けているだけではなくて、チャレンジしてみようと気持ちがガラッと切り替わりまして、先週、初めてこの曲を歌ってみました。歌ってみたら、思っていたよりも相性が良さそうな感じだったのが意外でした。
初見でしたけど、歌ってみた音源をTwitterで晒してみたら、華MEN組さんのファンの方々も聴いてくださって、お褒めの言葉も頂けたので、意外といけるのかなと思ってしまいました。
ぼくの食わず嫌いの選曲で選ばない癖は治りませんけど、歌いたくなかった曲が歌いたい曲に変わる瞬間はあるのかもと感じたエピソードでした。ぼくの歌った音源も添付しておきます。
7日ぶりに1時間だけカラオケできたので
— アウフヘーベン (@jtxyyKRZYef44Ge) 2024年10月9日
歌ったことない3曲で晒します
1曲目は前川清さんの「花の時・愛の時」
華MEN組さんもカバーされていたので
歌ってみようと試してみました
うろ覚えだらけで雰囲気だけでしたが
初見にしては相性よかったかもです笑 pic.twitter.com/5onAYHCWKb