DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

眠り姫

5月3日・4日・5日の3連休。ぼくは毎日カラオケに行って歌ってました。最初の2日間は、急に参加することになったオンラインカラオケ大会に提出する曲の練習と動画の収録でした。残りの1日は、歌いたい曲を好きに歌うために楽しみました。「今日はこの曲を歌ってみたいから、カラオケに行こう!」みたいなのが、ぼくの心の中でたまにあったりして、5月5日にそう思った曲が、SEKAI NO OWARIの「眠り姫」という曲でした。

SEKAI NO OWARIは2007年に結成された4人組のバンドで、4人はボーカルのFukaseさんと幼稚園から高校までの友人だそうです。バンド名の由来は、Fukaseさんが色々な辛い経験をして、絶望して自分の世界が終わったと思ったときに、残されていたのが音楽と今のメンバーだったことから、「世界の終わり」から始めてみようというポジティブな思いからだそうです。

「眠り姫」は、2012年5月30日に彼らのメジャー3枚目のシングルとして発売されました。作詞と作曲は深瀬慧Fukase)さん、編曲はSEKAI NO OWARI。補編曲は保本真吾さんで、保本さんは彼らの多くの作品を共同で編曲されています。

ぼくはスマホYouTubeの動画を聴きながら歩いていることが割とあって、基本的には聴きたいと決めている曲を順番に聴くことが多いんですけど、たまにランダムで聴いたりしてたときに「この曲いい曲だな」と思って画面を見たら、それが「眠り姫」でした。

ぼくはSEKAI NO OWARIの曲をそれほど聴いたことがありません。唯一、歌える曲が「プレゼント」という曲で、NHK合唱コンクールの課題曲にもなった曲でした。それと「RPG」ぐらいしか聴いたことがありませんでした。

たぶん3年ぶりぐらいに聴くボーカルのFukaseさんの声が、とても優しくて包み込むようで、でもその裏に悲しみとか辛さとか秘めた心も持ちあわせているような感じで聞こえたんです。もちろん、ボーカルだけじゃなくて、バンドの演奏もコーラスもいい雰囲気でした。

この曲は珍しく、ビートが途中で何回も変わります。1番のサビ前、1番のサビ後、2番のサビ前と、2番の大サビ前も入れると4回で、歌詞の展開にも合ってます。

メロディーのアレンジはファンタジーな雰囲気なんですけど、歌っている歌詞のテーマは、大切な人がいなくなってしまうことへの恐怖心で、それだけ君のことが大切なんだっていう思いがじわじわ感じられます。

彼らのコンサート映像でも「眠り姫」を見ましたけど、コンサートを見に行く人たちは彼らのステージを見て、癒されたり元気づけられたりして楽しみに来るわけで、そういう彼らの期待にFukaseさんの歌声は応えてるんだなって思いました。

歌が上手いだけでは、上手いですねで終わってしまうので、声の中に存在感とか強い印象とか欲しいなって思います。同じ曲を歌うんでも、オリジナルに寄せることが一旦はあったとしても、自分らしさに置き換えて、「眠り姫」みたいな曲を歌ってみたいなと思いました。まだこの曲を歌い始めたばかりですけど、昨日試しに歌ったものを投稿してみたら、聴いてくれた方から「すごく言葉が入ってくる歌声ですね」と思わぬコメントを頂きました。ぼくの声でもいいと思ってくれる方がいるんだなって、嬉しかったです。練習しよう。


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