DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

寒緋桜

この週末は東京も20℃の暖かさで、一気に春めいて、早咲きの桜の花が咲いてました。

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この桜は寒緋桜(カンヒザクラ)といって、元々は中国南部や台湾を原産とする木で、沖縄では1月〜2月に開花します。江戸時代には本州に伝わり、暖地の庭園、公園、街路に植栽されました。東京ではソメイヨシノはまだですけど、3月上旬頃から寒桜系の桜が咲き始めます。寒緋桜の花言葉は「あでやかな美人」「善行」「高貴」「尊大」。ソメイヨシノの薄いピンク色と比べると、濃い紅色の花をつけています。花言葉から想像するのは気高くて、ちょっと生意気なお嬢様な感じで、花の心も移ろいやすいものかもですね。

この週末はカラオケでの歌の練習はお休みして、書店で音楽の本を読んだり、楽器屋さんをぶらぶらと巡ってたりしてました。

そうしようと思ったきっかけの1つは、あるカラオケ大会の募集要項でした。「まだお一人も申し込みがいらっしゃいません!」と主催者の方がツイートしていて、募集内容を読んだら、課題曲が審査委員長を務める作曲家の方のオリジナル曲で、参加者には音源ファイルと歌詞を渡すので、1コーラス歌って動画ファイルを送ってください、と書いてありました。

ぼくはカラオケで歌う人なので、自分の歌の録音にしても動画にしても、DAM★ともに投稿すれば第一興商さんが公開してくれるし、CDにプレスするときもビッグエコーでプレスできるし、マイクはお店のマイクを使うので、要は自前で録音機器とか持っていないんです。

その大会に興味を持ったので、主催者の方に録音機器を持っていない中での録音方法を質問したところ、いくつかの方法を教えて頂いた中で、出てきたのがオーディオインターフェースの購入でした。

もう1つのきっかけは、ラジオ番組で紹介した歌詞に曲をつけて、音源をCD-Rに焼いて提出して応募してみようという企画でした。選ばれた曲を歌う方がぼくが存じ上げている方だったので、作ってみたいとは思ったものの、作成機器を何も持っていません。昔だったら、カセットテープに歌を吹き込んで送るということなんでしょうが、そもそも音源は演奏なのか歌でもいいのかわからず、こちらも番組のパーソナリティである作詞家の方に質問したところ、それはどの方法でも自由とのことでした。言われたことは、曲の良さをアピールすることと、歌詞をどのようにメロディーに当てはめるのかわかるようにしてくださいとのことでした。

2つとも、自分で歌唱音源を作らないといけないということは共通していました。どちらの企画も応募したい気持ちはあるものの、作るためには知識が必要だ!ということで、まずは書店を巡りました。音楽の本のコーナーでオーディオの本やレコーディングの本を何冊も読んでみて、キーワードとなる言葉をいくつかチェックしました。オーディオインターフェースとは、マイクや楽器をPCに繋ぐための機器、なんだそうです。PCで音楽を制作する方法を習得しないといけない時代なんですよね。ぼくはマイクにしても、いくら性能の良いマイクを買ったって、歌唱力が伴わなければ意味がないだろうという意固地な考えがありまして、どんなマイクを渡されても自分で使いこなせるのがボーカルの実力だろうと思って、マイマイクを持たないようにしています。そんな考えも改めなきゃと思いながら、電子機器の本のコーナーでもオーディオの本を読みました。なかなか言葉が頭に入っていきませんので、近くの家電量販店に行って、音響オーディオのフロアで、オーディオインターフェースの現物を目にしました。価格も見て、こういうことを始めたらお金が一定にかかるなあと思いました。その後で、楽器店をいくつか巡りました。昔からの楽器店が多い街なので、楽器は豊富な品揃えなんですけど、電子オーディオ関係はそこまではない感じでした。それよりも、自分自身がこの方面の知識をまずは勉強しないと、買うものを選べないと思い、店を後にしました。

もしも、ぼくがシンガーになったらって、妄想みたいに考えることがあって、提供してくれる作詞家も作曲家もいなかったら、自分で作るしかないんだろうな。その時に、作る知識が何もなかったら、歌いたくても歌えない。そんなことを沸々と思ってたりしたから、偶然目にした企画から一気に思いが進んでしまったのかもしれません。音楽を仕事としてやるのは大変なことなんだろうなと思いますが、可能性が広がるんだったら、これから音楽を作ることも勉強しようと思います。いつか実をつけて、花が咲くかもと、寒緋桜の花をついばむ小鳥を見ながら、ぼくの妄想は広がりそうです。