11月15日にIwoo NOGATAのライブでご一緒した演者さんから、関ジャニ∞の「大阪ロマネスク」を覚えて歌って欲しい、と言われました。この日、ぼくはMCでジャニーズ曲好きなんですと話したり、ライブでもA.B.C-Zの「君じゃなきゃだめなんだ」を歌ったので、関ジャニ∞の曲も歌えるだろうと思ったんでしょうね。
でも、ぼくは今まで、関ジャニ∞の曲を歌ったことがありませんでした。ジャニーズJr.の黄金世代と言われた頃、デビュー前の関ジャニ∞のメンバーたちの歌もよく聴いていましたが、最初演歌でデビューして、それからいつのまにか普通のポップな曲を歌うようになって、グループのコンセプトがよくわからなくて、彼らの曲には全く関心がありませんでした。
でも、覚えて歌ってと言われたら、歌わないで済ませたくはなかったので、「大阪ロマネスク」を聴いてみました。歌詞に梅田駅や心斎橋が登場して、大阪らしい場面が浮かんできて、とってもいいラブソングだなと思いました。この曲は2006年3月15日に発売された彼らのアルバム「KJ1 F・T・O」に収録された1曲でした。
この曲を聴いて思ったのは、SMAPの曲をフィーチャーしていて、大阪の御堂筋をテーマにしているんだな、それで当時の渋谷すばるさんの歌声を思い出して、イメージを作っていこうと思いました。「恋をするなら御堂筋から始まるのさ 雅なるストーリー」というイントロの歌詞で、御堂筋は大阪のキタ(梅田)からミナミ(難波)へ直線に通っている繁華街の道路で、梅田から淀屋橋、本町、心斎橋、難波と歩いていくうちに、街の色合いも変わっていくんですよね。なんで雅なるストーリーなのかなっていうのはまだわかってませんけど、詞に登場する彼女はたぶん大阪の人ではなくて、この街の言葉は乱暴だって思っていたらしくて、でも主人公の男の子は、自分の言葉は変えないし、好きだって気持ちは「好きやというから」と曲げないのが、いかにも大阪男子らしくていいなあと思いました。その後彼は彼女を追いかけて心斎橋に行くというストーリーなんですけど、歌うなら、主人公のまっすぐな気持ちとか、愛が溢れている街並みを歌ってみたらいいのかなって考えてみました。
ぼくは街並みの中で普通に幸せな表情をしている彼氏さんと彼女さんを見ると、いい光景だなって思います。世の中、余裕がなくて、笑顔も忘れて必死に生きている人たちが多い中で、笑顔があったり、穏やかでいられたりすることって、自分だけじゃなくて、周りもにっこりさせてくれているんだなあと思うことが多いです。愛は地球を救うとまでは言いませんけど、小さな幸せの積み重ねが、世の中をいい方向にしてくれたらいいなって思います。
とりあえず1コーラス歌ってみて、いつものようにTwitterに音源を晒してみました。当の演者さんからはとりあえずOKみたいな返事を頂けました。関ジャニ∞のファンの方からもいいねを頂いて、他の曲も歌って欲しいと言われてしまいました。
因みに関ジャニ∞は、ジャニーズの性加害騒動の影響を受けて、現在のアーティスト名はSUPER EIGHTと改名されています。ジャニーズ事務所もスマイルアップだか、スタルトエンターテイメントだかになっていますが、ぼくの中ではジャニーズであり、関ジャニ∞です。
「関ジャム」っていう音楽性の高い番組で関ジャニ∞のメンバーが、カバー曲を歌うときに結構本来の歌唱力を見せてくれたと感じたことがあって、このグループのプロモーションの方向性がしっかりしていたら、彼らはもっと売れていたんじゃないかなと今更ですが疑問を持っていました。今回、「大阪ロマネスク」を歌ってみて、この曲はファンの人たちの間では人気曲だそうですが、ファンでない人たちにも十分通用する曲だったなと思いました。メンバーの個性を活かしてこそ、グループの良さも何倍にも高まった気がします。
ぼくが1コーラス歌ってみたものです。
先日ご一緒した演者さんに覚えて歌ってと言われた
— アウフヘーベン (@jtxyyKRZYef44Ge) 2024年11月19日
SUPER EIGHTの「大阪ロマネスク」
関ジャニ∞は未開拓領域でしたが
初見で1コーラス試してみました
フルで歌えるよう目指してみます pic.twitter.com/5TyNRPPpEb