DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

カラオケ大会での失敗

ぼくもカラオケ大会に出て失敗したことは何回もありますけど、ぼくの場合の失敗は、本番で思うように声が出ないことです。

先日の土曜日に参加したカラオケ大会もそうでした。練習しないと心配な性格なので、前日の金曜日も2時間でやめるつもりが3時間歌ってしまいました。

声帯って使いすぎると疲れてしまうものですけど、寝起きも悪かったりします。だから、カラオケ大会の当日も朝早起きして、カラオケで1時間声出ししてから会場に入りました。ぼくが歌う時間は18:00頃だったので、結構暇な時間がありました。それで15:00頃に20分くらい声出し室で軽めに声を出して、本番直前には本番で出す予定の声が出せたので「これならいけるぞ」と思い、ステージに向かい歌い始めました。

ところが、1フレーズ歌ったところで、声の異変に気づきました。高音が上がりきらないんです。思っていた歌唱計画を変更して、若干低い音からファルセットに切り替えましたけど、満足には程遠いというか、自分にとっては練習でもないような、最低最悪の内容でした。

ぼくの場合、たぶん歌いすぎで、心配な曲ほど練習しすぎて本番の調整を失敗してしまうパターンで、今年もこれで2回目のやらかしでした。思っていた声が出ないのは歌っていても辛かったです。

当然入賞はしませんでしたが、審査の先生方のコメントは意外に優しく書いて頂いてました。ぼくの調子が悪いのは承知の上で、舌の使い方、息と声を一緒に出すようにする、喉を開くようにする、声の体力をつけるなどいただきました。1人の先生が「ロングトーンになると声が強張ってしまっていたのがもったいなかったです。本来はこの何倍もお上手なのだと感じました」と書いて頂いたのを見て、心の中で悔しくて号泣しました。

一から出直そうと決めた翌日は、午前中からオンラインカラオケ大会の動画の収録を行いました。前日の夜は気持ちもどん底で、「こんな気持ちで盛り上がる歌とか歌えないから、収録やめて辞退しようかな」と正直半分くらい考えましたが、何もしなきゃ何も進まないので、寝て起きたらすっきり気分が変わりました。

喉の調子も悪くなくて、昨日は一体何が起きたんだろうと不思議な気持ちでした。

動画の収録が終わって、生歌を聴きたいと思っていた方のライブを観覧に行きました。デパート屋上の特設ステージで、トランペット、キーボード、ベース、ボーカルによる演奏と歌唱でした。

プロの力というか、楽器の音色の響きがよくて、その音で周りの空気を変えられる力、そして楽器の音に負けないボーカリストの方の説得力ある歌声を聴いて音楽の持つ癒しの力を感じました。30分という時間を飽きさせないステージングとか、ぼくにはいろいろなことを学べた時間でした。

本番の調整を失敗する前提として、自分が聴く方に歌を届ける前提に立ててなくて、自分に心の余裕がないと、自分の魅力も出せないですよね。歌の1曲は4分前後。このたった4分でも聴く人に癒しの力を感じてもらえる歌を歌いたいです。もっと強くなりたい。