DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

小さな空

ぼくはどんなジャンルの歌にもそれぞれの良さがあると思っています。だから、自分が日頃関心を持っていないジャンルの歌であっても、気になる歌があったら、すぐに確認するようにしています。

先日、Twitterを見ていたら、声楽のアンサンブルの方々の素敵な歌唱に出会いました。

何という歌なのか調べてみたら、それは武満徹さんが作られた「小さな空」という歌でした。

武満徹さんは日本の現代音楽の音楽家として世界にも名が知られている作曲家の方ですが、独学で作曲を学ばれたからなのかもしれませんが、クラシックのジャンルにとどまることなく、映画やドラマの音楽にも、そして歌の世界にも数々の作品を提供されました。

「小さな空」は昭和37年(1962年)にラジオ・ドラマ「ガン・キング」の主題歌として書かれました。作詞も作曲も武満さんが作られました。このドラマは子供向けの、漫画を原作とした西部劇だったそうですが、この曲自体は子供の頃に見た風景を思い出させてくれる、スケールの大きな作品だと思いました。

青空みたら 綿のような雲が 悲しみをのせて 飛んでいった いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を憶い(おもい)出した

夕空みたら 教会の窓の ステンドグラスが 真赫(まっか)に燃えてた いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を憶い(おもい)出した

夜空をみたら 小さな星が 涙のように 光っていた いたずらが過ぎて 叱られて泣いた こどもの頃を憶い(おもい)出した

武満さんは、子供の頃に見た空を思い出して、この作品を作られたそうです。そして、自分が作った作品を近所の子供たちが口ずさむのを見て、非常に喜んだそうです。

当初は独唱とピアノによる曲でしたが、後に武満さんは混声合唱の曲として1981年にこの曲をアレンジされています。作品が生まれてから61年経った今もこの歌はしっかりと受け継がれていることを感じました。

「小さな空」を歌われている中で、ぼくがいいなと思った歌です。


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ぼくもカラオケで歌ってみたいと思いましたが、DAM★ともにはなかったので、アカペラで歌ったものを録音しました。言葉に込めた思いがもう少し出せたらよいのですが、まだまだです。