DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

晴れた日に、空を見上げて

冬は寒い日が続きますけど、風が抜けた後の冬晴れの空を見るとスッキリしたりします。先日もそんな冬晴れの日に軽く旅してたときに、訪れる先々の場所から雄大にそびえ立つ富士山を見ることができて、とっても得した気分になりました。

さて、ぼくも今年のカラオケは12月26日に歌い納めをしてきました。2021年はどんな曲を歌ってたかなあと思い出しながら、順番に歌っていって、何回も同じ曲を歌ってたら、1日5時間のフリータイムだけでは終わらなくて、12月26日にやっと終わりました。

それだけではなくて、2022年に歌ってみたい曲も何曲か歌ってみました。その1曲が、林部智史さんの「晴れた日に、空を見上げて」という曲でした。

この作品は2017年2月15日に林部さんの2枚目のシングルとして発売されました。作詞は山本加津彦さんと林部さんの共作、作曲は山本さんです。山本さんは西野カナさんに提供した楽曲で2017年と2018年に日本レコード大賞優秀作品賞を受賞された方です。ぼくは個人的には初めて参加したオンラインカラオケ大会「ぷれぱCup」で審査をして頂いた方です。

ぼくはこの3年ぐらい、カラオケ大会という世界に入って、自分のお手本にしているのが林部さんなんですけど、この作品は今まで歌う気持ちにはなりませんでした。その1つは、音域がぼくには余りにも高すぎて歌えないことで、もう1つは、この作品を選んで歌われている方の歌を聴いて、響くものがなかったということでした。

歌って心の持ち様のバロメーターみたいなもので、同じ曲を聴いても気持ち良く聴ける日もあれば、今ひとつ冴えない日もあります。

高音域が今ひとつなぼくが、この作品を歌っている人、林部さんもアマチュアの方もですけど、自分のやっかみな気持ちも入ってしまうから、どうしても「ぼくって高音でこんなに歌えるんだよ」みたいな感じにしか見えなかったんです。

そんなことを思ってるぼくも実はかなりの「原曲キー以外は認めない」感じで凝り固まってました。そんなぼくの頭を変えてくれたのは、「あくまでも原曲キーはオリジナル歌手のためのもので、キーは自分のキーに変えてもいいんだよ」という言葉を見てからでした。

「晴れた日に、空を見上げて」は、「就活家族」というドラマの主題歌だったこともあり、当初はドラマに沿った作品づくりをしていたところ、ドラマ製作サイドから「寄り添いすぎないで」と言われて、単体の曲としても心に寄り添えるような作品にしていったそうです。

歌詞は空の色さえ忘れていたほど悩んでいる主人公が、晴れた日に空を見上げるだけで幸せになれると気持ちを取り戻す内容なんですけど、この年末にこの作品を聴いて、かつてのやっかみな気持ちは消えていて、歌詞の背景にある気持ちの揺れ動くところをどうやって伝えようかなというところに興味を持ってきました。

DAM★ともで最初は原曲キーで歌ってみて、そこから1つづつキーを下げていって歌ってみて、ここならいいかなと辿り着いたのは原曲キー♭6でした。採点的にはどのキーで歌ってもいきなり95点以上が出たので、意外に相性は良かったんだと驚きました。皆さんが耳にしている林部さんの歌で作られている世界は崩さず、原曲キー♭6の世界で歌詞やメロディーの背景を伝えられるか、2022年のぼくの課題になりそうです。

このブログも6回目の年末を迎えました。皆さまよいお年をお迎えくださいませ。


www.youtube.com