DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

銀河に抱かれて

BS朝日で毎週土曜日の19時〜21時に放送される「人生、歌がある」という歌番組をよく見ています。4月1日の放送で初めて拝見した歌手の方がいました。タブレット純さんという方でした。女性のようないでたちをされていましたが、歌い始めたその声は朗々と響きのあるいい声で、その独特な存在感が素晴らしい方という印象を持ちました。

その番組で歌われた曲が「銀河に抱かれて」という曲でした。昔の曲なのかなと思ったら、2023年2月15日に発売された新曲とのことでした。そして、NHKラジオの「ラジオ深夜便」の2月〜3月の〈深夜便のうた〉としても放送されているとのことでした。作詞は高畠じゅん子さん、作曲はタブレット純さんです。

タブレット純さんがどういう方なのか調べたところ、2002年に、和田弘とマヒナスターズのメンバーのカラオケ教室に入門したところ、メンバーの三原さと志さんが脱退したため、突然新メンバーの1人として、27才の時に最年少かつ最後のマヒナスターズのメンバーとしてデビューすることになりました。その時、和田弘さんから付けられた芸名が「田渕純」でした。

当時の和田弘とマヒナスターズは内紛が起きて、和田さん以外の全員が脱退したため、和田さんは新メンバーを入れて、新生マヒナスターズとして再始動するとともに、「マヒナスターズ」の名称を商標登録したため、オリジナルのメンバーと訴訟問題に発展しましたが、2004年に和田さんが休止しました。

和田さんの死後、田渕純さんは「タブレット純」として、歌ネタや歌まねの芸人としても活動されていたそうです。

「銀河に抱かれて」を初めて聴いたぼくの感想は、「この人男性だったんだ」「いい声してるなあ」「歌うまいなあ」「声に深みや説得力があるなあ」「癒されるなあ」と次々と変わっていきました。他人の歌を聴いているときって、こういう感じで歌を聴きながら、思ったことが次々とインプットされて、その方の歌に対する思いが決まっていくものなんだろうなと思います。

タブレット純さんという方はその歌唱力が、上手いの一歩先を行っていると感じました。その仮定は別の動画を見て、確信を持ちました。


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路上のステージで歌い始めた一節で「上手いなあ」の声が聞こえます。聴く人たちを引き寄せる歌声。1コーラス終わったところで自然に湧き起こる拍手。こういうのが本物の歌手だなと思いました。

長年ご苦労があったのかもしれませんが、ベテランであるのに謙虚な姿勢を保っておられます。皆さんにも注目していただきたい歌手、タブレット純さんです。


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