DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

化粧

今年のNHKのど自慢のグランドチャンピオン大会で、「化粧」という曲を歌った男性の方がいました。ぼくは最近のNHKのど自慢は見てませんが、思えば今年歌手デビューした中澤卓也さんも2014年のグランドチャンピオン大会に出場し、森山直太朗さんの「さくら」を歌唱しています。大昔ののど自慢はこういうジャンルの曲は選ばれにくい傾向がありましたので、選曲の幅も広がったように思います。

さて、割と歌の上手い男性が好んで歌う「化粧」。オリジナルは1978年に発売された中島みゆきさんのアルバム「愛していると云ってくれ」に収録されました。作詞・作曲は中島みゆきさん。編曲は吉野金次さんです。吉野さんはレコーディング・エンジニアの印象が強く、この業界でのスタートは浅川マキさんの「浅川マキの世界」であったように思います。「化粧」は、ぼくは桜田淳子さんの曲というイメージが強いです。桜田さんは1978年に発売したアルバム「20才になれば」、このアルバムでは全作品を中島さんが作詞・作曲の提供をしましたが、「化粧」も収録されて、カバーされました。アルバムバージョンの編曲は若草恵さんがされています。その後、1981年に桜田さんのシングルとしても発売されましたが、このシングルでは大村雅朗さんが編曲をされています。だからぼくの耳になじんでいるのは大村バージョンなんですね。そして2012年、清水翔太さんのカバーアルバム「MELODY」の中で、「化粧」をカバーされました。名曲ではあるけれど、大ヒットしたわけではないこの作品を、清水さんが歌うに至った経緯は興味深いところです。清水さんが歌っている動画が探せなくて、一部を試聴しただけですが、男性が歌う女心の歌を湿った感じにはせず、でも揺れ動く心はうまく現わしている感じです。語るように、ギリギリのところで音程を損なわないように歌うのはかなりの難度だと思います。なんか揺れる男心の歌にも聞こえてくるんですが。カラオケの男性たちが、そういう清水さんの歌い方をお手本にして歌っているのがよくわかります。


桜田淳子 化粧 その3


化粧/大場悠平 のど自慢グランドチャンピオンシップ2017より