DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

ニューイヤー歌会

昨日1月27日は、夜に登戸のスナック藤で行われた「ニューイヤー歌会」に参加してきました。歌仲間が集まって、カラオケを楽しむという集まりですが、2022年6月に集まったメンバーの相性が良かったらしく、年に数回、不定期で開催していて、ぼくも呼んで頂いています。

最近の歌会では、ソロ曲を2〜3巡したら、複数でのコラボをやっていくパターンで歌っていきます。事前にコラボ相手と歌う曲を決めて打ち合わせることもありますけど、今回は特になかったので、コラボがあれば自然体でと思っていました。

今回はスナック藤の昼に来られていた村田文子さんが、歌会に途中まで参加してくださるとのことでした。カラオケ大会でも優勝経験のある有名な方の前なので、気分が大会の時みたいになってきました。トップバッターで1曲目に歌ったのが、岡本幸太さんの「あなたに哀愁」でした。この曲はサビの所で振付もあるので、皆さんで盛り上がれたので、会場を暖められたかなと思いました。

この日は参加者の1人が誕生日ということで、ぼくの2曲目は、誕生日の本人がよく歌っている川崎鷹也さんの曲から「カレンダー」を歌いました。2巡目が終わった所で、誕生日の方にはサプライズで、全員でハッピーバースデーを合唱し、ホールケーキも2個登場して、ろうそくの火をご本人に消してもらった後、記念写真を何枚か撮りました。こういうイベントをやってくれる人たちって、優しくて心が暖かいなって思います。ぼく自身はそういうことを言い出すタイプではないので、なおさらそう思いました。

ぼくの3曲目は、歌会の主催をしてくれているボーカリストの方が好きなアーティストだったかなと思って、氷室京介さんの「ダイヤモンド・ダスト」を歌いました。この1週間はカラオケに行けてなくて、声もカスカスな感じで、歌会に行く前の声出しも今一つだったので、お店に来る前は不安な気持ちでしたが、歌会の熱気とか雰囲気が良かったのか、お店の音響もいいこともありますけど、この日はいい感じで歌えることができました。

4曲目は久保田早紀さんの「異邦人」を歌いました。ぼくが好きなアーティストの林部智史さんが歌っていたのが良かったので、歌ってみようと思いました。

5曲目以降はコラボになりました。女性からのリクエストで「カナダからの手紙」をデュエットしました。ぼくの場合声が大きいので、女性の方の声が目立つように声を小さく調整しました。その次にボーカリストの方からのリクエストでKinKi Kidsの「愛のかたまり」のピアノバージョンをコラボしました。ぶっつけ本番なので、相手の方の声の伸ばし方とか、リズムの取り方を聞いて、なるべく2人の声が融合していく接点を逃さないように気をつけて行ったら、いい感じのコラボになれたのでホッとしました。次に、浜田省吾さんの曲を一緒に歌って欲しい方のリクエストで、急遽動画を見て、「悲しみは雪のように」を歌いました。細かいところでメロディーが凝っている箇所がありましたけど、難しい箇所は相手の方にお任せして、何とか乗り切りました。最後に、新浜レオンさんの「捕まえて、今夜。」を一緒に歌って振付も一緒にというリクエストで、スタンドマイクが用意されました。バックダンサーの男性も参加という形で、全員で窓拭きダンスをしながら歌いました。ぼくの動きが一番キレキレだったらしく、それはたぶんレオンさんの歌を毎週見ているからかなと思いました。

自分のことばかり書きましたけど、他の方の歌とか歌っている姿とか見ていると、それは自分にはないことばかりなので、学ぶことが多いんです。今日は振り返りでカラオケに行って、他の方が歌っていた曲を試したりしました。いろいろな歌い方を実践してみることで、自分に合う歌い方が見つかると思います。

 

I'm a mess

最近気になっている言葉が、「魂の歌唱」という言葉です。例えば、前回のブログで書いた、宮本浩次さんの「冬の花」を聴いた方は、宮本さんの歌唱を「魂を揺さぶる歌唱」と言われたりします。

ぼくは、同じ歌唱を聴いたとしても、魂を揺さぶられるかどうかは、聴く方の感性によって異なると思っています。宮本さんの「冬の花」を聴いて、宮本さんらしいパフォーマンスで素晴らしいとは思いましたけど、魂も揺れたとは思いましたけど、感動するまでのテンションには達しませんでした。

歌を聴いて、自然と涙が滲んでくるのが、ぼくなりの感動ラインなのかなと思っています。そういう動画の1つが、1971年の日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞した森進一さんの「おふくろさん」の歌唱でした。


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森進一さんはご自身を「流行歌手」であると称されています。演歌を歌っているだけではないという自負が、その後の「襟裳岬」での吉田拓郎さんとのタッグや、「冬のリヴィエラ」での大瀧詠一さんとのタッグに繋がっているのだと思います。森進一さんの初期の歌唱方法はシャウトしている感じが強くて、ある意味ロックでありソウルである持ち味を発揮されているように感じます。

森進一さんの3人のうち、長男の貴寛さんはロックバンド・ONE OK ROCKのボーカルTakaとして、三男の寛樹さんはロックバンド・MY FIRST STORYのボーカルHiroとして活躍されています。母親も歌手として活躍した森昌子さんですから、歌うまのDNAは当然あると思っていますが、Hiroさんが歌った「襟裳岬」を聴くと、第一声から上手さとは別の特性を感じました。


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「魂の歌唱」という言葉が気になっているぼくは、森進一さんの歌魂を、Hiroさんは受け継いでいるのか気になって、そもそもMY FIRST STORYの曲も聴いたことがなかったので、今日は初めてHiroさんのボーカルの楽曲を何曲か聴いてみて、いいなと思ったのが「I'm a mess」という楽曲でした。この楽曲は2021年7月14日に発売された8枚目のシングル「告白」に収録されています。作詞はHiroさん、作曲はMY FIRST  STORYのギタリストであるshoさんです。歌詞を読んで、コロナ禍の当時の思いを歌っている内容が共感できました。タイトルにもなっている「I'm a mess」は、自身が混乱している状態や、困った状況にあることを表すフレーズです。混乱の原因はコロナ禍にあったわけですが、当時の現象だけではなく、マイナスの感情に陥る状況と向き合い、出口を見つけようとしている人間の生き様を歌っていると感じました。こういう内省の表現もまた魂の伝え方だと思いました。

今日初めて聴いた「I'm a mess」をDAM★ともで試してみました。リズムが小刻みで、言葉も詰められているので、どこから手をつけていこうか戸惑いました。何度も聴いていくうちに、ぼくは1990年代の小室哲哉さんのサウンドというか、TMネットワークの楽曲の系譜みたいなものをシンパシーとして感じました。そして、歌詞とメロディーの融合点みたいなところを考えながら1時間ぐらい考えて歌い続けていたら、1コーラスのみ79点で始まったぼくの歌も、88点にはたどり着くことができました。自分で自分に教えて成長させていくのって、割と好きなアクションです。

ぼく自身はロックをメインでは歌いませんけど、ジャンルを問わずにいろいろな楽曲を試すことで、歌い方の新たな発見にもなりますし、口も喉も滑らかになると思います。自分の引き出しが増えることはいいんじゃないかな。


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冬の花

今年の冬、ぼくの目に留まる冬の花は、ツワブキ(石蕗)の花です。ツワブキはキク科ツワブキ属の常緑多年草で、初冬に黄色い花を咲かせます。海岸近くの岩場に生えますが、観賞用として庭園に植えられることも多いです。小さくても凛として咲いている姿が、ぼくはツワブキを見ていて清々しく感じて、こうやって写真に収めたりしています。ツワブキ花言葉は、「謙遜」「困難に負けない」だそうです。

さて、歌の方でも、今月出会った曲が、宮本浩次さんの「冬の花」という曲でした。ぼくがそれまで連想した「冬の花」といえば、鮎川いずみさんが歌われたこの作品でした。


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鮎川いずみさんの「冬の花」は、1982年に放送された人気時代劇「必殺仕事人III」の主題歌として、ドラマに出演していた鮎川さんが歌われました。レコードは20万枚のヒットとなり、日本有線大賞を受賞されました。

さて、宮本浩次さんの「冬の花」は、2019年2月12日に、エレファントカシマシの宮本さんのソロとしての配信限定シングルとして発売されました。作詞・作曲は宮本さん、編曲とプロデュースには小林武史さんが参加されました。今月開催しているオンラインカラオケ大会でこの「冬の花」が課題曲となったのですが、審査委員長の先生からのコメントが、ぼくにとってはハードルの高い内容でした。1つは、ノンビブラートでの歌唱を目指すこと。もう1つは、魂を揺さぶる歌唱にチャレンジすることでした。ぼくは宮本さんの「冬の花」を知らなかったので、さっそく聴いてみました。


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カラオケ大会に出る人にありがちな、豊かな声量で正しく丁寧に歌うということよりも、ほとんど出会わない、魂を揺さぶられる歌唱に出会いたいというのが審査の先生の願いなのだと思いました。ぼくも多分にもれず、ビブラートを多用するタイプなので、ノンビブラートと言われても、それができるのかなと思いました。

以前、歌番組で野口五郎さんが「五木(ひろし)さんや森(進一)さんはほとんどビブラートを使わないので、ぼくは見習わないといけない」と話されていたのを思い出しましたが、ぼくの中で魂を揺さぶられる歌唱というと、森進一さんです。

とにかく試してみようと、昨日初めてDAM★ともで、「冬の花」を歌ってみました。宮本さんはご自身の感性で、髪をクシャクシャにしたりしながら、心の内省を表現されていると思いますので、これは素人が真似できることではありません。宮本流ではなく自分が思う「冬の花」を考えたときに、イメージしたのはツワブキの花でした。寒風に吹かれても、凛として咲く姿を保っている姿に準えて、沸々とした魂を静かに感じさせていけばいいのかなと考えました。作品のテイストは歌謡曲とのことだったので、難曲ではありましたけど、全く入りにくいことはありませんでした。ビブラートを出さないように試みても、1コーラスで10回未満がやっとなので、審査の先生が言われる基準は満たしていないんですけど、歌い方としてビブラートを使わなくても、口の開け方とか声の発し方でコントロールできることはすごく学べたところが大きかったです。ぼくはビブラートが綺麗とは言われることがありますけど、一方でビブラートを使いすぎて、歌の印象が消されてしまうという指摘を受けたこともあったので、効果的にビブラートを使う方法というのを探していましたから、真逆にあたるノンビブラートを試すというのはよかったなと思いました。魂を揺さぶられる歌唱というのもどだい無理なんですけど、最近亡くなられた八代亜紀さんがご自身の歌唱について、あまり感情はこめないで、聞いていただく方が感情を持つスペースを空けておくといった話をされたのを思い出しました。歌い手が魂を揺さぶりすぎても、聴き手はそこに入る余地がないし、逆に引いてしまうのではないかという考え方なのだと思います。ぼくも押し付けるような歌い方をしたいとは考えていないので、ぼくの歌唱そのものは聴く方にお任せした方がいいのかなと思っています。魂の歌唱なんてそもそもできませんし、目指すものというよりは、自分が思うナチュラルな立ち位置から発した歌のハートの灯火が、聴いている人にも伝播していく空間づくりなんだろうなとイメージしています。

2024年の計

あけましておめでとうございます。2024年もマイペースで一歩ずつ歌を楽しめる1年にしたいと思います。

2023年を振り返ると、カラオケ大会に参加して、入賞をしたこともあった一方で、当日の声の不調でうまく歌えなかったことも複数回あり、自分の歌としては成長しているものの、発声に無理をしていることがあるのかなと疑問がありました。

年末から、自分の歌とか声とか、他人からどう思われているのか、自分が思っていることとのギャップはどこにあるのか、知りたいと思っていました。Twitterを見ていたら、相互にフォローしているボイストレーナーの方が初回体験レッスンを募集していたので、申し込んでみました。

ぼくは歌について、先生のレッスンを受けたことがありません。今までに受けたことがあるのは、カラオケサークルの中での20分ボイトレ体験と、ミュージカルのボイストレーナーの体験レッスン45分だけです。体験レッスンであっても、先生から頂いた言葉は貴重でしたし、その後のぼくの歌にも活かせていますけど、先生の考え方に従って歌うのは本心ではないですし、自分の歌を決めていくのはぼく自身ですから、独学でいいのかなと思っています。

1月4日の夜、ぼくはボイストレーナーの方のサロンに伺いました。Twitterで拝見していたとおりの爽やかで優しい方でした。「先生のツイートは毎日拝見しています」というと、「ぼくもみてますよ」と言われました。ツイートは漠とした内容しか書いていないとのことでしたが、ぼくには日々貴重な情報なんです。

レッスンの内容は書けませんが、ぼく自身が知らないぼくのことをいくつも教えて頂けました。

ぼくは声域が限られていて、地声では高いファやソが苦しくて、ラは出ないので、低い音域で歌っています。これに対して先生からは「話し声を聞いていて、高い音は出ると思います」とのご指摘。実はミュージカルの先生にも同じことを言われました。次は「喉仏の位置が元々高いのかな」とのご指摘。これも以前に言われました。

ぼくは高いファやソを出すときに「顎が出てしまう」ことを話すと「本来はないことなんです」とのご指摘。

総じていうと、ぼくはどの音を出す時でも、無理して声を出しているようでした。決して声が出せないということではなくて、声の出し方が非効率という感じです。思いあたるふしはいくつもあったので、いくつかのご指摘を聞いて、納得が行くことが多々ありました。

レッスンの終わりに次回以降の案内を受けました。前回の先生の時も同じご指摘は受けましたが、「直すのは厳しいかも」と言われて終わりました。歌が今よりも歌いやすくなるなら試してみようとは思うものの、レッスンに通えるのか、仕事や生活との両立ができるのか、考えています。

帰り道は心がスッキリとした感じになりました。レッスンにそれほど期待をしていませんでしたが、受けてみてよかったと思いました。自分の歌を一歩進化させたいというのが、この年末年始の思いでした。そういえば、「一年の計は元旦にあり」ということわざがあったなあって思い出しました。これがぼくにとっての「2024年の計」なのかもしれません。

 

冬物語

12月に「想い出ソング」をテーマにしたオンラインカラオケ大会の募集があったので参加しました。カラオケ大会に出始めた頃に歌っていた曲をJOYSOUNDの「うたスキ動画」で動画を収録して主催者に提出しました。「うたスキ動画」には「コメント」欄があるので、オンラインカラオケ大会の参加者は他の参加者の歌を聴いた感想を「コメント」欄に書いていました。

ぼくの歌にも他の参加者の方々からコメントが入ってきました。書かれた内容はぼくの歌をすごく褒めてくれる内容ばかりでした。「書いている内容のとおりなら優勝になってしまうじゃん」と疑いながらも、面と向かって褒めてもらえることもなかなかないので、素直に嬉しかったです。ぼくも他の参加者の歌を全員聴いて、良かったと思うことをコメントしました。

優勝はともかく入賞できるかもしれないと思っていたら、結果は落選でした。審査の先生の寸評は、別の観点で指摘をいくつも書いて頂いていました。歌って奥が深いなと思いながらも、入賞した方の歌と比べて、ぼくへの審査基準は厳しかったのかなとも思いました。参加者の投票で印象が残った歌を選ぶ所でも票は入りませんでした。頂いた褒め言葉のコメントは幻だったのかもと思うと、心が空しくなりました。ぼくは参加者全員の歌に書いた自分のコメントをすべて削除しました。

落選の翌日も何を信じたらいいのかなと思って、Twitterで歌について厳しめなツイートをされるボーカルトレーナーの方が、「忖度のない歌唱評価をするから、自分の歌を送ってください」と書いていたので、ボコボコなダメ出しが来るのを覚悟で、今回の動画を送りました。返ってきた感想は「素晴らしいです。1つだけ、口の開け閉めを意識して歌ってみてください」と意外なものでした。その先生はぼくの他の質問にも親切に教えて頂きました。すごくありがたかったです。

何か試して見たくて仕方がなかったので、優勝した方が歌った、三代目JSBの「冬物語」の動画を見ました。歌われた2人はぼくも知っている上手い方で、ソロもハーモニーも完璧な歌唱で、ぼくも印象に残った歌で投票しました。こういう曲を歌えるようにならないと、自分が成長できないと思って、カラオケに行ってさっそく1コーラスだけ試してみました。メロディーは動画の耳コピでしたけど、1コーラスで89点にはなったので、ツイートに歌った音声動画をこっそりつけました。そうしたら優勝したご本人がぼくに連絡してきてくれて、ぼくの冬物語も「練習したら化けますよ」と優しい言葉でいくつかアドバイスをしてもらえました。

自分の歌を誰かに見てもらうのは勇気がいりますけど、歌を聴いてもらえて、話もしていく中で、次第に前向きな気持ちが戻ってきました。

次の日は「冬物語」をフルコーラスで歌ってみました。三代目JSBの動画を何回も聴きましたけど、やっぱり歌って試さないと聴いたこととのギャップがつかめません。前日よりはそのギャップが少し少なくなった感じがしました。

さらに次の日。現時点を録音しておきたいと思って、今市さんパートと登坂さんパートをセルフコラボで初めて歌ってみて、DAM★録音に申請しました。

冬物語」を歌い始めてまだ3日目。自分の音域と比べると原曲キーが高すぎるので、サビはほぼ裏声ですけど、まずは楽曲の雰囲気を確かめたかったし、優勝した2人とのギャップも確かめたかったので、原曲キーで自分の強みも弱みも晒そうと思いました。歌としては全然ダメでも、3日で今のレベルまで辿り着けただけでもぼくは嬉しかった。何を信じていいのかわからなくなった3日前に比べれば、前向きに歌を頑張れる気持ちに戻れました。

2024年も自分の歌の成長を実現しようと思います。

初ライブ(続編)

初ライブを経験してみて、他の演者さんのステージを間近で拝見して、学べたことがたくさんありましたので、忘れないうちに書き留めておきたいと思います。

1組目は夢咲未来依さんという女性のソロシンガーさん。アイウー野方さんは6月以来とのことでした。ぼくと同じようにカラオケで3曲、クリスマスの時期に合った選曲で歌われていました。衣装も赤をメインとしたクリスマスらしい感じでした。ぼくはカラオケ大会でも同じですけど、基本はスーツ姿で、この日も動きやすいカジュアルスーツにトラウザーで、インナーは白のカーキシャツでした。季節感をワンポイントでも入れた方が良かったなと自分を振り返りました。それと、夢咲さんの3曲は手拍子を入れやすいのも、会場が盛り上がるなあと思いました。対してぼくの選曲は、手拍子できそうなのは1曲だけでした、と他の演者さんからも言われました。ぼくはカラオケ大会の選曲も手拍子できそうな曲ってほとんどなくて、どちらかというと歌をじっくり聴いてもらいたいと思っているので、1人でじっと聴いて見つめてもらえたりするのが嬉しいです。この日も客席の方がそれぞれにノリながら聴いてもらえていたのが、歌っていても気持ちよかったです。

3組目はソラ初華さんという女性のソロシンガーさん。アイウー野方さんはよくご出演されているようです。シンガーソングライターさんのようで、今年ご自身で作られた曲をこの日は一気に5曲、次々と歌われていました。ギターを弾きながらのパワフルな歌唱はかっこいいです。ギターが弾ける方って、ギター1本持っていけば、その場で歌えるのが羨ましいです。ぼくもすっかり錆びついてしまったピアノの練習を復活させて、オリジナル曲をライブで発表したいと思います。

4組目は雅孔さんという女性のソロシンガーさん。1曲目はいきなりアカペラで1フレーズ歌われてから曲が始まる感じで、オリジナル曲もとってもいい曲で、歌唱力が高いし存在感もあると思いました。この日はオリジナル曲2曲とカバー1曲を歌われていましたが、歌の世界を作られていると思いました。雅孔さんのTwitterを拝見したら、同じフォロワーさんがいたので、ご挨拶させて頂き話もして頂き、フォローさせて頂きました。雅孔さんも歌の間に水を飲まれてましたが、ペットボトルが柔らかいと飲む時に飛び出してしまうので、硬めのペットボトルの方がよいとのこと。なるほど。参考になりました。

5組目は S×X× S(えすえす)という女性2人のユニット。客席からみて左側にしらゆきぺるねさん、右側につきしろあきさんでした。アイドル活動をされているのかと思いましたが、歌をしっかりと歌いながらも、パンチのある歌い方を随所に入れたり、面白いステージでした。客席との掛け合いも強引にするところが面白いなと思いました。ぼくはこういう掛け合いは全くできなくて、そういう客席の皆さんと一体になるように寄り添っていく姿勢って大事だなと思いました。彼女たちはこの日のためにささやかなプレゼントを用意していて、ぼくも頂きましたが、クリスマス用のラップの中に、自分たちの自己紹介用の名刺と、可愛らしいお菓子が3種類。こういう努力って大事だなって思いました。

この日は1組の演者さんが4人、1組の演者さんが2人のお客さんを呼んでいたので、そこそこの賑わいがありました。ぼくは誰も呼んでいませんけど、やっぱり次回は頼んででも誰かに来てもらってライブの感想を聞いてみようかなと思いました。

それと物販もされている演者の方がいらっしゃって、ぼくが何か物販やるとしたら何を作ったらいいのか全く思いつきませんが、基本は歌のCDなのかな。饅頭とかケーキとか作るわけにいきませんし。これも考えてみようと思います。

カラオケが好きな人も全国に大勢いらっしゃいますけど、カラオケ以外の場所でも音楽活動をされている方も大勢いらっしゃるわけで、違った界隈の世界の皆さんとも交流して経験していこうというのがぼくの思いだったので、まずそれが達成できたのはよかったと思っています。

 

初ライブ

ぼくはカラオケで歌っている人ですので、カラオケ大会が開催されるホールやライブハウスで歌ったことはありますけど、ライブに出たことはありませんでした。客席と近い距離で歌う経験をしたいと思っていたので、10月にLive Stage  Iwoo  NOGATA(アイウー野方)さんで、ライブ初心者向けのテスト飛行ライブを体験させて頂くことができました。年内に1回、実際のライブに出てみたいと思っていたら、12月15日に開催される「woo  song」という企画で空き枠があったので申し込み、昨日12月15日のライブに出て歌ってきました。

持ち時間は20分ということで、店長の倉持さんからは「時間に収まれば、4曲歌ってもいいですよ」と言われたので、今回は3分〜4分台の曲を選んでみました。楽曲の長さって、昭和歌謡は3分前後に収まることが多いですけど、最近の楽曲は5分〜6分台の曲も多いです。ぼくがよく歌う曲は5分台が多いこともわかりました。いつも何となく色々な曲を歌っているので、最近歌っている曲の中から4曲を選びました。とはいっても4曲ともカラオケ大会では歌っていない曲でしたから、少し気合を入れて、歌唱レベルを上げられるようにブラッシュアップはしました。

当日は16:00にお店に集合。歌唱とMCのタイムスケジュールを書いてお店の方に渡して、リハーサルということで慣れている演者さんから順番に、各楽曲1コーラスずつ歌って、マイクや音響を確認しました。ぼくも歌ってみて大丈夫でした。本番もありますので歌の気合は半分くらいで抑えておきました。

17:45に改めて集合し演者さん同士で自己紹介とご挨拶をして、SNSに載せる写真とTikTok用の数秒の動画を撮って、開始の時間を待ちました。

ぼくは2組目ということで、18:50〜19:10頃に出演しました。

「よろしくお願いします」と一言挨拶して、1曲目はビリー・バンバンさんの「琥珀色の日々」。アコースティック系なお店ということと、ぼく自身アコースティック系な曲のレパートリーがなかったので、11月から急に歌い始めましたが、ゆったりした楽曲感の方がスタートに向いているかなと思い選んでみました。

前回のテスト飛行ライブでも経験したとおり、案の定、喉が渇くので、歌の調子は9割くらいでした。1曲終わってのMCでも「喉が渇くので、水を持ってきました」と話をしてからゴクっと飲み、自分はカラオケ界隈の人で、ライブは10月にテスト飛行ライブをやって、今日が初めてですみたいな話をしました。因みにカラオケ大会では傍らに水を置いたことはなくて、ライブだからなのかなと思います。

2曲目は森一馬さんの「蒼い朝」。森さんの曲をたまたまYouTubeで聴いて、いいと思ったので歌ってみたら、ぼくの歌仲間の方と同郷の歌仲間であることがわかり、ご本人とも挨拶できたので、記念に歌いました。この曲はDAM★とも動画もDAM★とも録音もできないので、ある意味人前で歌わないと届けられないので、少し熱を入れて歌ってみました。

MCでは「今回は色彩をテーマに4曲を選びました」と話しました。1曲目は琥珀色、2曲目は蒼、3曲目は薔薇、4曲目は桜なんですが、3曲目は田原俊彦さんの「君に薔薇薔薇…という感じ」。リリースされたのは1982年ですけど、今聴いても古さを感じないと思ったのと、こういうポップスとか、ジャニーズの隆盛の源流みたいなところを知ってもらいたかったので、無謀にもチャレンジしてみました。アップテンポな曲なのでやはり客席のリアクションは良かったです。

4曲目は吉田山田さんの「桜咲け」。今の冬の時期に、桜咲く春を胸に頑張る人たちの応援ソングなので、お店にいる皆さんに歌いたかったので選びました。歌い終わって舞台から引けて階段降りようとしたら踏み外してしまい、カッコ悪かったです…笑

歌い終わったので、カウンターで瓶ビールを注文して、グイッと飲んでたら、演者さんから「歌すごく上手いですね。ライブ初めてとは思えません」と言われて、「カラオケ大会には出たりしていますので」と答えたら、「聴かせる感じがあるし、歌い慣れてますよね」とお褒めの言葉を頂けたので、「褒められたことないので嬉しいです」と答えました。他の演者さんのお客さまからも「歌を知らなくても、歌の流れは聴いていてもわかりました。すごく上手いです」と思わぬお褒めの言葉を頂き、同じようにお礼を申し上げました。日頃のカラオケ大会では出場者の方々とはお互いに顔見知りなこともあって、その日の歌の出来についての話ってあまりしないのです。むしろ、初めて出会った方に歌い終わってから、言葉をかけて頂けることがほとんどなのですが、正直な感想なので、ぼくも素直に嬉しいです。

20:30に全ての演者さんのライブがあり、物販がある方はファンの方と交流されたりしていました。ぼくはお客さんを動員してはいないので、帰り際に参加代をお支払いしました。店長の倉持さんに、「ぼくの声、小さくなかったですか。皆さん声大きかったので」と聞いたら、「いや大丈夫でした。聴いていて心地よかったですよ。カラオケ大会で歌われているんですか」と言われたので、「大会では歌ってなくて、全部人前初めてです」と答えたら、すごく驚かれてしまい「引き出し多そうですよね」と言われました。

長くなってしまったので、続きを次回に書きたいと思います。