DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

初めての作曲

今年の3月頃、Twitterを読んでいたら、関西のラジオ番組で、パーソナリティの作詞家の先生が作った多くの歌詞に、曲を作ってみようというコンテストの企画を目にしました。さらに読むと、採用された曲は声優さんや、カラオケ世界大会KWCの日本代表にもなった是枝匠さんが歌ってCDにするとあったので、ますます興味を持ちました。

でも、ぼくは音楽を作るのに必要な機材を何も持ってませんでした。フォローしているその作詞家の方にお問い合わせしたところ、「歌だけでも、メロディー付きデモでも、特に制約はありませんが、コンテストなので、曲の良さをアピールして欲しい。どの様に歌詞をあてはめたのかわかるようにしてほしい」との回答を頂きました。

ぼくの場合、基本持っているのがiPadだけなので、パソコンを使っての作業もできませんでした。オンラインのカラオケ大会の場合は、DAM★ともうたスキ動画で歌った動画のURLを貼り付けて提出するだけなんですけど、今回のコンテストはCD-Rに収録して郵送ということでした。カラオケ大会で音源審査のためのCDを作るときは、ビッグエコーに行って、お店専用のCDを買って、カラオケの部屋にあるCDプレスの機械を使って、録音した歌をCDに入れることができますが、今回はその方法ではできません。

このことがきっかけでオーディオインターフェイスとか電子用の機材を楽器屋さんや家電量販店で見るようになりました。ぼくは基本的にお金をかけたくないタイプなので、歌にしても自分のマイクは持ってません。それでも最近は自分のマイクを選んだ方がいいとお勧め頂くこともあります。マイクの性能に頼るのもいいけど、どんなマイクでも歌えるのが歌い手なんじゃないかなってぼくは思ってるところがあります。それはともかく、CDを作る録音機器が必要だとわかったので、探し当てたのがRolandの CD-2uという機器でした。たまたま家電量販店で現品限りで販売しているのを見つけました。既に生産終了になっている商品で、Rolandでも後継商品は販売していないということだったので、ぼくには高い買い物でしたけど、その場で買いました。

肝心の作曲も、ぼくは楽譜が書けるわけではありません。多くの歌詞の中から1編の歌詞を選んで、まずは心の声を確かめるというか、思うままに歌ったものをiPadのボイスメモに録音しました。楽器も手元にはなかったんですが、これもiPadの中にあるGarageBandという音楽ソフトの中にキーボードがあったので、ボイスメモで歌ったメロディーをキーボードで弾いてみて、「ここの言葉の音はこう変えてみよう」みたいな作業をしていきました。

こういうふうにメロディーの一音一音を決めていく作業って、歌っていくうえでも役に立つなあとつくづく感じました。プロが作る作品って、言葉とメロディーがうまく合っていると思いますけど、そうなるための作業をコツコツと打ち合わせしていってるんだろうなと思いました。ぼくは、歌詞を朗読してみて、なるべくそのイントネーションに合う様な感じでメロディーを作ってみようと思いました。それと、言葉に込められた気持ちを、どの音を組み合わせたら、その気持ちを表せるのかなって考えてみました。

演奏は音源として出すにはあまりに拙かったので、歌のみを録音して、無事CDを作ることができました。コンテストということで郵送はしますけど、採用されたいという気持ちよりは、作詞家の先生に、「この歌詞でこういう曲を作ってみましたので聴いてください」っていうお知らせみたいなものかなと思っています。1曲作っただけなのに、自分の音楽の世界が広がったような気がしました。もしライブで歌うことがあったら、2曲目も作らないとって思いました。それと、楽器の演奏、ぼくの場合はピアノなんですけど、すっかり腕が錆びてしまってるので、一から演奏の練習も勉強して、アレンジも覚えないといけないんだなあと思いました。夏休みの自由研究にしようと思います。