DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

波乗りジョニー

ぼくはカラオケ大会に時折参加していますが、主催者の方って大体歌が上手いと思います。歌唱力があって上手いという方もいれば、個性的な表現力が魅力的な方もいらっしゃいます。

8月の終わり頃、めったにご自分の歌を披露されない方が投稿されていて、歌われていたのが桑田佳祐さんの「波乗りジョニー」という曲でした。

この作品は2001年7月4日に桑田佳祐ソロ名義の6枚目のシングルとして発売されました。作詞・作曲・編曲は桑田さん、管編曲は山本拓夫さん、弦編曲は島健さんです。一般的に編曲家であるアレンジャーは、すべての楽器の譜面を書きますが、弦セクションの譜面を書けない方もいて、その部分のアレンジを行うことを「弦編曲」といいます。楽器としてはファーストバイオリン、セカンドバイオリン、ビオラ、チェロです。「弦編曲」は見たことがありますが、「管編曲」は見たことがありませんが、木管楽器金管楽器のアレンジだと思います。

山本さんはサックスもフルートもクラリネットも演奏するマルチリードプレーヤーであり、Mr.Childrenの「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」は山本さんがサックスを演奏されています。曲を覚えるときに、どこでどんな楽器が演奏されているのかに着目していると、作品への好奇心が湧きますし、歌への理解も深まると思います。

島さんはジャズ・ピアニストとしての活動のほか、アレンジャーとして多くのアーティストの作品を提供し、サザンオールスターズの「TSUNAMI」や浜崎あゆみさんの「Voyage」は日本レコード大賞を受賞しています。

桑田さんはサザンとしての長い音楽活動の中で、時にソロ活動をされる年もあり、2001年はそういう年でした。「波乗りジョニー」はソロ作品として初のミリオンセラーとなり、続いて発売した「白い恋人達」もミリオンセラーとなり、第16回日本ゴールドディスク大賞の「ソング・オブ・ザ・イヤー」に2曲とも選ばれました。

この作品のMVが見ていて楽しくて、後半はファンクラブから選ばれたエキストラの皆さんが桑田さんのステージを盛り上げていて、こういうのっていいよなあと感じました。

さて、カラオケ大会の主催者の方が歌われていた「波乗りジョニー」も、ご本人は「罰ゲームみたいなもの」と謙遜されてましたが、この作品への愛が感じられましたし、この曲の楽しさを改めて感じさせてくれる魅力を感じました。だからだと思いますけど、そのカラオケ大会によく参加している皆さんたちが、次々に「波乗りジョニー」を歌って投稿し始めました。

歌の魅力って何だろうって考えたりしますけど、その方の歌を聴いて貰って「上手いですね」とか褒めてもらえるのも1つだと思いますし、「私もこの歌覚えようと思います」もその方の歌への敬意が感じられますし、それが高じて「ぼくも歌ってみました」となると、歌った方も嬉しいと思います。それがプロの歌手であっても、自分が歌う作品を多くの方に歌ってもらうことがヒットへと繋がるわけです。自分もそういう魅力が欲しいなと思いました。

それで、ぼくも「波乗りジョニー」を歌ってみました。日頃は歌わない曲ですけど、桑田さんの音楽は聴いてきましたので、そのエッセンスをベースにして歌ってみたら、少しはこなれてきたかなと思いました。しかし、日頃は歌わない曲を歌ってみると、随所に欠点が見えてきてきました。いろいろな曲を歌ってみると、気づかないことに気づけると思います。


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