DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

しるし

音楽は人に癒しを与えてくれるものだと思っています。特に、音楽が好きなぼくにとっては、生活の潤いに欠かせないものです。最近、癒しの音楽だなと特に感じているのがMr.Childrenの曲です。

ぼくとミスチルのつながりって、たまに会ったりする知人のような関係で、DAM★ともではミスチルの曲ってたまに歌ったり、たまに公開したりという感じです。でも、全く興味がないわけではなくて、ミスチルがデビューした頃から、たまにCDを買っては聴いている、それもあまり有名ではない曲だったりするんですが。

カラオケに行き始めた頃、ミスチルを歌う人が多かった時期があって、ぼくが歌ってた部屋の両隣からミスチルの歌が聞こえてくる、なんてこともザラにありました。

DAM★ともにもユーザーさんが徐々に戻ってきて、ミスチルがお気に入りのユーザーさんが公開した曲が「しるし」という曲でした。DAM★ともでのこの曲の録音時間が7分15秒と表示されているのを見て、「そんなに長い曲だったっけ?」という意外な疑問が湧き、改めて「しるし」を聴いてみました。

この曲のMVは桜井さん1人が登場して、椅子だけが置かれている所で、桜井さんが立ったり座ったりしながら歌っているシーンだけなんです。1コーラスがあって、すぐに2コーラスがあって、少し長めの感想があって、小サビが入って、ラストの大サビがあって、少し長いアウトロで終わりますが、確かに7分かかっているのに、冗長感がなくて、じっと歌の世界に引き込まれて聴いていました。

いくらプロの歌手が発売する曲であっても、6分を超えるような曲になると、CDのセールスの伸びが悪いと言われることがあります。しかし、この「しるし」は、2006年11月15日に発売して週間1位を取り、2006年の年間でも7位となる大ヒットとなりました。何が飽きさせないのかなと考えると、それは歌のメッセージ力の強さだったのかなと思いました。「しるし」の歌詞って、付き合っている男女の思いにも、別れてしまった男女の思いにも、どちらにも受け取れるように桜井さんが書かれたそうです。だから、いろいろなニュアンスでも共感を得られやすかったんですね、また、歌詞と言葉が一歩づつ一緒に進んでいくような展開なのも、桜井さんが詩を読んでいるみたいに歌っているのも、歌がスッと聴いている人には入りやすかったのかもしれません。

歌を飽きさせないのは大事だなと思っています。そのために面白く、楽しく歌ってみるのも1つですし、真剣に歌ってみるのも1つだと思います。「早く歌い終わってくれ」と思われたり、スマホをいじられたりしないように、最後まで歌を聞いてもらうためにはどんなメニューを用意したらいいのか、工夫のしどころはいくつもあると思います。

 


Mr.Children 「しるし」 MUSIC VIDEO