ぼくが毎週日曜日に何となく見ている番組が、千葉テレビで放送されている「竹島宏の歌MAX」という番組です。竹島さんがご自身の曲を歌われるのは勿論ですが、他の歌手の曲にもギターの演奏一本だけで歌ってみたり、竹島さんの事務所の後輩の歌手も登場したり、そして他の演歌や歌謡曲の歌手の方も登場したり、30分弱の放送時間で6曲ぐらい聴けるのがいいと思っています。
ぼくは「月枕」から竹島さんの曲を聴き始めて、自分でも歌ってみるようになりましたが、ぼくの音域とも相性がいい感じがしています。歌に無理がなくて、雰囲気があって、踊っていてもサマになっているのが竹島さんの良いところだと思っています。
竹島さんが2020年4月15日に発売した23枚目のシングルが「はじめて好きになった人」という曲です。作詞は松井五郎さん、作曲と編曲は都志見隆さんです。このコンビもすっかり定着した感があります。「恋町カウンター」「噂のふたり」「夢の振り子」と振り付けを入れた「踊らされちゃう歌謡曲」路線から、「月枕」の路線に戻した感じです。ぼくは最初この作品を聴いたときに、「また君に恋してる」のような雰囲気を感じたんですけど、作品としては地味かなと思っていたら、シングルの売上は好調なようで、こういう作品が売れることに嬉しさを感じます。
初めて好きになった人の恥じらいとか、上手くいかなさとか、初恋が実らず別れた後に残るほろ苦さとか、初恋をテーマにはしていますけど、人生の苦味も含めて、松井さんの詞も、都志見さんの曲も、竹島さんの歌も、切々と語るように一体となって、そこにノスタルジーが感じられると思いました。
東京も先週の12日から、カラオケの店舗の営業が全面的に再開されました。さっそく、この作品を歌ってみたら、細かいところでメロディーが微妙に変化していて、予想通り、簡単に歌えそうでちょっと難しい感じでした。今日はYouTubeでこの作品を取り上げた動画の先生の説明がものすごくわかりやすかったので、次に生かそうと思います。いつかは自分のレパートリーになったらいいなと思う1曲です。
No.24『はじめて好きになった人』(竹島宏さん)【Noriさんの1コーラスレッスン】