DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

HOT LIMIT

カラオケ店舗も営業を再開し、数ヶ月前の日常が少しづつ戻って来ています。

日頃行っているお店が臨時休業の間、歌える場所を求めて、いくつかのカラオケ店舗で歌っていましたので、勘が鈍ることはありませんでした。しかし、日常とは生活リズムが異なったせいか、再開直後は数ヶ月前よりも音程やリズムが安定していないことを改めて認識しました。

また、この間は、自宅でも歌って録音や動画の撮影ができるカラオケアプリでも楽しんで歌っていました。カラオケアプリって、聴いている方に楽しんで頂くというスタンスがある一方で、ぼくの場合は宅録で大きな声で歌える環境でもありませんので、そこで歌った歌は音程やリズムがきっちりと歌ったつもりでいても、実はそれほど歌えていないこともわかりました。その代わりに、歌い方で歌の雰囲気を作って楽しんでもらえればいいかなと考えを変えてみました。それで、日頃はカラオケでは歌わない曲も歌ってみました。もうすぐ夏もやって来るし、何だかギラギラした夏が欲しいなあという思いで歌ってみたのが、T.M.Revolutionさんの「HOT LIMIT」という曲でした。

この作品は1998年6月24日に8枚目のシングルとして発売されました。この頃のT.Mさんこと西川貴教さんは、歌う時に人工で風を吹かせて歌っていたので、当時のMステでもタモリさんが「風がないと歌えないの?」と言っては、西川さんが困った表情でしたが(笑)。「HOT LIMIT」のMVもフロリダの海岸で撮影して、壮大な人口風を吹かせて、黒のガムテープを巻いたような衣装で西川さんが歌っていたのが強烈な印象でした。

西川さんのプロデュースは、彼の作品を手掛けていた浅倉大介さんが行っていて、曲の終わりの方で「ダイスケ的にもオールオッケー」という面白い歌詞もあって、これを作った作詞の井上秋緒さんも、西川さんのシングルを提供し続けた方ならではと思いました。

歌い方的には、攻める姿勢で歌詞を早口で細かく切って、息遣いを感じるような躍動感を付けないと、風を受けて歌っている西川さんのイメージが生まれないなあと思いながら歌ってみました。聴いた方はいい感じに受け取って頂けましたけど、勢いを付けることを主眼にした分、リズムはキープしましたけど、音程は微妙にズレたところがありました。でも、楽しんで貰えるのも歌の良いところだと思うと、こういう歌い方もありなのかなと思うようになりました。


【カラオケ】HOT LIMIT/T.M.Revolution