DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Any

東京の桜は例年より開花が早くて、あっという間に満開になって、そして花びらが散って、青葉が日々育っています。人間の世界はコロナに翻弄されている中、自然の世界は季節の仕事をちゃんとやれてるなあって思います。

さて、ぼくがDAM★ともで歌ったりはしますけど、あまり投稿をしないアーティストの1組がMr.Childrenです。ミスチルの曲が好きじゃないというよりは、割と好きという感じで、CDも折に触れて買っていた時期がありました。

今から10年以上前、カラオケに行って歌っていると両隣の部屋からミスチルの曲を歌っている声が聞こえたことがありましたし、ミスチルを歌う人は多かったです。ぼくはDAM★ともでも、ユーザーの皆さんが数多く投稿している曲は選ばない傾向があって、ミスチルの曲でも多くの方が歌っていない曲を選んで歌ってました。そんな1曲が「Any」という曲でした。

この作品は2002年7月10日に23枚目のシングルとして発売されました。ミスチルもメジャーデビュー10周年だった頃ですが、桜井さんが小脳梗塞で倒れてしまった頃でもあり、驚いたことを思い出しました。

当時、「Any」をよく聴いていました。ミスチルの作品の歌詞は言い当てられてるなあと思う歌詞が多くて、「真実からは嘘を 嘘からは真実を 夢中で探してきたけど 今僕のいる場所が 探してたのと違っても 間違いじゃない きっと答えは一つじゃない」という歌詞に頷き、そして励まされていた感じでした。

今、久しぶりに「Any」を聴いていると、単に励まされるだけじゃなくて、生きていく中で物事の本質に向き合っていくことって、本当に大事なことだよなあと感じるものがありました。

2番の歌詞で「そしてぼくは知ってしまった 小手先でやりくりしたって 何一つ変えられはしない」という一節があって、メジャーで10年生き残って、アーティストとしての地位を高めていった桜井さんが、その激動を振り返った一言でもあったのかなと、今思いました。

ぼくが身を置くようになったカラオケの世界も、アマチュアの趣味の世界とは思えないほど、様々な努力を積み重ねている方がすごく多くて、そういう姿勢に自分も感化されることも多々あります。一方で、カラオケ大会で優勝や入賞をしたり、カラオケアプリで多くのユーザーさんに注目される存在になっていく中で、そうやって褒められるだけで、成長していけるのかなとか、本質を見誤っていたりはしないかなとか、疑問に思うこともあったりします。

ぼく自身も成長はできていると実感してますけど、上には上がいて、まだまだそのレベルには手が届かなくて、でも誰かに褒められたりおだてられたりすることも幸いありませんので、雰囲気に流されないで、自分の軸とか考えたことを信じて進もうと思っています。大会でご一緒している歌の仲間の人たちも、この2年余りを見てきて、それぞれの方の個性が次第に出てきているのを感じます。ぼくはどういう方向に進もうかな、自分のどういう特色をアピールしていこうかなとか考えながら、自分が歌える場所を探していきたいと思います。自分の道は自分で開いていくしかありません。

 

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