DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

土曜の夜は羽田に来るの

日本のコーラスグループの中で、ぼくが好きなのがハイ・ファイ・セット。リアルに聴いていた世代ではありませんが、ハイ・ファイ・セットさんの生歌を聴いた機会があって、ハーモニーも素晴らしかったんですが、3人が醸し出す大人の雰囲気に憧れて、一時期ハイ・ファイ・セットの作品をよく聴いていました。ぼくが好きな曲の1つが「土曜の夜は羽田に来るの」という作品です。この作品は1975年11月5日に発売されたシングル「スカイレストラン」のカップリング曲として収録されました。作詞は荒井由実さん、作曲は村井邦彦さんです。

歌詞は、別れてしまった男性を思い、土曜の夜は羽田に来る女性の姿を描いています。このイメージは今の「ビッグバード」の羽田空港ではなくて、一昔前の羽田空港です。「あなたの姿を 今もさがしてしまう さよならを交わす人の流れの中に」…ここは出発ロビーなんでしょうか。
「霧に消えてゆく テイルランプを見てると うしろからそっと 抱いてくれる気がする」…女性は屋外デッキの扉を開けて、行きかう飛行機の離陸と着陸を見つめているのでしょうか。
「土曜の夜は羽田に来るの たったひとりで羽田に来るの 旅が好きだったあなたに会えそうで」…元彼をこんなに思ってくれる女性って、そんなにいないですよね。

今の「ビッグバード」の土曜日は、飛行機に乗らない人たちも羽田空港に遊びに来ています。屋外デッキもすごく開放的で、遊びに来ている子供たちも楽しそうです。まあ、夜になったら、今もこういう女性がいるかもしれませんね。


土曜の夜は羽田に来るの ハイ・ファイ・セット【歌詩付】