DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

gravity

2021年が始まりました。年末年始は風邪をひいてしまうことが多いんですが、今回は無事に健康に過ごすことができて良かったです。

さっそく今年の初カラオケということでDAM★ともを楽しんできました。カラオケで歌う曲は、カラオケ大会で歌う予定の曲とか、DAM★ともやKARASTAやnanaに投稿する予定の曲とか、いつも好きで歌っている曲とか、いくつかのグループがあります。1回のカラオケの時間でこれらの曲をすべて歌うことはできませんので、「今日はこの曲とこの曲」みたいに選んで歌ったりしています。

ところが、次々と歌っていくなかで、すっかりぼくの記憶の中で消え去っていた曲が急に蘇って、「この曲久々に歌ってみようかな」と急浮上する曲が出てきたりします。初カラオケで急浮上したそんな1曲が、LUNA SEAの「gravity」という曲でした。

LUNA SEAは1989年に現在のメンバー5人で結成され、1992年にメジャーデビュー。1997年に1年の充電期間として、メンバーが個々に活動をしましたが、ボーカルの河村隆一さんがソロシングルとアルバムを大ヒットさせて、同年のNHK紅白歌合戦に初出場する活躍を見せて、LUNA SEA知名度が一気に上昇しました。1998年に活動再開し、LUNA SEAとして同年のNHK紅白歌合戦に初出場しましたが、2000年12月27日の東京ドームライブを最後に終幕宣言をして活動休止に入りました。そして、2010年から活動を再開しています。

「gravity」は2000年3月29日に彼らの12枚目のシングルとして発売されました。作詞・作曲・編曲はLUNA SEA名義となっています(これは、著作権等からなる印税収入等を公平に分配するため、5人で音楽を作っていることを示すためだそうです。)が、原曲はギターのINORANさんが作詞と作曲を作られ、隆一さんが補作詞をしたそうです。

ぼくもヴィジュアル系ロックバンドの曲を歌うことがありますけど、その中でもLUNA SEAの音楽の底流にあるマイナーなダークな感じが割と好きなので、波長が合う気がしています。その中でも「gravity」って、盛り上がる感じの曲ではないけど、深く静かに心に刻まれていく感じがしてて、歌詞では雨が降っているんですけど、ぼくはなんとなく風が吹き抜けるような情景を思い起こすイメージが好きなんです。ただ、地味な印象があって、人前で歌ったことはまだありません。

LUNA SEAのファン(SLAVEというそうです。)の皆さまたちも、「gravity」への評価が非常に高くて、隆一さんのボーカルの新しい面を引き出したとか、INORANさんの作ったメロディーの質の高さを挙げている方が多いです。ギターのことはよくわかりませんけど、単純なコードだけで、これだけのメロディーの表現力を出しているのは凄いですし、発売してから20年が経つわけですが、メロディーが陳腐化せず色あせないでいるというのが凄いというのは実感できるところです。

高音域がないので、ぼくにとっては歌いやすい曲ですけど、同じメロディーが繰り返される作品って、同じように繰り返し歌っていては味気ないわけで、言葉に合わせて微妙に歌い方を変えていくところに、表現力が試されている感じがします。

LUNA SEAの動画はNGでしたが、INORANさん自らが「gravity」を歌っている動画がありました。作者にしか出せない味というのはあるものだと思います。

今回、久しぶりに歌ってみて、作品の良さを漸く理解できたように思います。これからは人前でも歌ってみようと思います。

 


INORAN - Gravity (Live 2001 The Last Night)