DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

Flamingo

DAM★ともで長年お互いの公開曲を聴きあっているユーザーさんが久しぶりに新しい公開曲を出してくれて、その曲が米津玄師さんの「Flamingo」という曲でした。

テレビでサビの部分をさらっと見た記憶はあったんですけど、しっかりとフルで聴くのは初めてでした。

米津さんの作品は、ご自身が歌われている「灰色と青」と「Lemon」、作品を提供された「パプリカ」ぐらいしか知らないんですが、「Flamingo」も新たな音づくりを試そうとしているんだなあと感じました。ただ、米津さんの歌って、都会の雑踏の雰囲気に合う感じもしながら、地方の高台の丘に上って、目の前に見える山並みに向かって叫ぶように歌っても、それはそれで合うのかなあとも感じました。米津さんが作品づくりの際にそういうシチュエーションだったら面白いなあと勝手に考えてます。

2018年の米津さんは、3月14日に8枚目のシングル「Lemon」を発売し、ドラマ「アンナチュラル」の主題歌となったこともあり、2018年を代表する大ヒット曲となりました。紅白歌合戦にも出場し、大塚国際美術館のホールで歌ったシーンは印象的でした。その「Lemon」のインパクトが強すぎたせいか、10月31日に発売された9枚目のシングル「Flamingo」は、年間28位のセールスは10月発売としては凄いんですが、ちょっと隠れた印象があります。

ぼくは「Lemon」ってポップスの王道に沿った曲というか、ある意味平成の歌謡曲だなあと思っていて、それに対して「Flamingo」は創作的な作品だと思います。サウンドR&Bっぽいのに、歌詞に古めかしい言葉を使ったり、2コーラス後からラストサビまでの間の歌い方は、こぶしを回した歌い方を多用したり、どことなく民謡とかフォルクローレを感じる節回しなんです。米津さんは島歌や沖縄民謡にヒントを得られたコメントがありましたが、それでも島歌に寄り過ぎることもなく、サウンドはドライにかちっと固めているのが、この作品がエッジの効いた仕上がりになっているのだと思います。

カラオケで米津さんの作品を歌っている方でものすごく多いんですよね。それにあまり興味がなくて、米津さんの作品を歌ったことはなかったんですけど、「Flamingo」は歌ってみたくなったので、試してみようと思います。


米津玄師 MV「Flamingo」