DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

純-愛する者たちへ-

ぼくがカラオケ大会でご一緒したことがある歌の上手な方が、数日前にこんなツイートをしました。

「オンライン大会のみんなの歌唱観ながら、この人がこの歌歌ったら合うだろうな…という妄想🤔」

これに対し、何人かの方が「私はどんな曲が合いますか」ってリプを返したら、その方は「○さんはこの曲!」とすぐに次々と答えていったんです。この流れを見ていた人たちがその後30人ぐらい「自分も教えてください」と聴いていました。更には、オンライン大会を主催している人がこの動きを面白いと思ったらしく、「この方が勧めた曲を歌うオンライン大会」を企画して開催する展開になりました。

歌の上手な方って、他の方の歌もしっかりと聴いてるんだということに気づきました。聴く力を鍛えることは、自分の歌を向上させるに違いない!そう思ったので、ぼくも夏休みの自由研究で、大会でご一緒する皆さんの歌を掘り下げて聴いてみようと思いました。

さて、その方に「ぼくのも妄想できたらお願いします」とお聞きしたら、「サビが切なく張れる曲」ということで、返ってきたのが松山千春さんの「純-愛する者たちへ-」という曲でした。ぼくにとっては「サビが切なく張れる曲」というのは、自分でもカラオケ大会で選曲して歌っている自覚があったので予想できましたが、松山千春さんの曲はほとんど歌ったことがなかったので、ものすごく意外でした。「純-愛する者たちへ-」はカラオケ大会でも歌う方が時々いらっしゃって聴いたことがありましたので、自分の持ち歌にはしないという認識も持っていました。

何も知らなかったので調べてみました。この作品は1991年10月21日に松山さんの32枚目のシングルとして発売されました。松山さんが出演された東映映画「極道戦争 武闘派」の主題歌にも起用されました。セールス的にはオリコン最高50位ですから、ヒット曲を連発していた頃に比べると、芳しくはなかったようです。

松山さんが「フォークシンガーは生き様を歌ってるから、俺も含めて作品なんだ」という趣旨のことを歌番組で話していた記憶がありました。ぼくが思う松山さんの作品って、大きな愛とか、地球の中で生きる人間たちとか、スケールの大きなテーマを歌っている感じです。ぼくはそういうテーマの曲は、考えてみるとあまり選んでなくて、自分とは相性が合うのかピンときませんでした。

「純-愛する者たちへ-」を何回も聴いてみました。シンプルなメロディーに、普遍的な言葉で語られる歌詞。松山さんはパワフルな歌唱力と、心の繊細さを織り交ぜながらメッセージを発信していました。こういう作品では、飾りとしての歌唱技術は織り込むことが出来なくて、もともと本人が備えている歌唱力が試されるんですよね。

ぼくにこの曲を歌えるのかなって思う反面、ぼくにこの曲を勧めてくれた方は「サビを歌ってるアウフヘーベンさんめちゃ合いそうです」と言ってくれました。他の方から見られるぼくの歌を信じて、今日はカラオケに行って練習して歌ってきます。

 


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