稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんによるAbemaTVの新番組「7.2新しい別の窓」の第1回が4月1日に放送されてから1週間が経ちました。AbemaTVでは1週間、番組をマイビデオに登録すると、放送後1週間まで無料で「見逃し視聴」ができます。もうすぐ終わりますけど。ぼくも彼ら「新しい地図」の3人が歌っていた「72」や「雨あがりのステップ」や「72かのナニかの何?」を何回も見てます。「72」はDAM★ともで公開しようと思って練習しているんですが、まだ微妙に音程が合わなかったりしてます。作曲の小西康陽さんが同じフレーズでもちょこっと音階を変えたりしてるのが、ようやくわかってきました。
さて、「72かのナニかの何?」を作詞した大竹創作さんは、SMAPの「シャレオツ」という作品で作詞を提供されています。この作品は2013年12月18日にSMAPの51枚目のシングルとして発売されました。作曲・編曲はJeff Miyaharaさん・blackSHEEPさんで、この2人は2013年2月27日に発売された両A面シングルで「Battery」を提供されました。SMAPのラストアルバムとなった「SMAP 25 YEARS」はファン投票で選曲が行われましたが、「シャレオツ」は46位で、「Battery」は19位で、いずれも収録されています。
「シャレオツ」は草彅剛さん主演のドラマ「独身貴族」の主題歌でしたが、歌詞もドラマに沿った感じで、「独り身の淋しさに蓋」とか「孤独は慣れた擦り傷」という一節が、大人の男性のかっこよさと強がりを示してくれていて、5人中4人が独身のSMAPにも何となく投影されている感じがしました。そして、ちょっと訳のわからないような歌詞なんだけど、「全然問題ない」とゆるく交わしながら、「やっぱり最高じゃないオサレ」とまとめる感じが、1990年代のSMAPがはっちゃけてた頃の歌詞とサウンドを何となく思い出させてくれました。その頃から20年経って、SMAPも40代に入った頃でしたけど、その年齢になったからこそ歌える曲を示してくれて、改めてSMAPのカッコよさを感じた1曲でした。
SMAPはグループの存在が、「夜空ノムコウ」を出した後から「ジャニーズ事務所のタレントの枠」を越えてしまい、「世界に一つだけの花」で「国民的グループ」になってしまったため、その後のシングルが従来のSMAPらしい面白さを封印してしまった感がありました。しかし、2013年のSMAPは「Mistake!」、「Joy!」、「シャレオツ」と魅力のあるシングルを続けて発表した1年だったように思います。だから、もっとアイドルの可能性を進化できたかもしれないのに、解散してしまったのは今でも残念です。
「シャレオツ」の歌の雰囲気を出しているユーザーさんの動画をアップします。
このユーザーさんの声が何となく草彅さんっぽいんですよね。