DAM★とも&アウフヘーベン

DAM★ともで公開した曲について感じたことを書いていきます。

新しい詩(うた)

新しい地図」という新たな場所で挑戦を続けている稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん。この3人が出演する映画「クソ野郎と美しき世界(THE BASTARD AND THE BEAUTIFUL WORLD)」が4月6日から4月19日までの2週間限定で、全国86(=野郎)の映画館で公開されています。4人の監督(園子温さん、山内ケンジさん、太田光さん、児玉裕一さん)によって制作された4つのストーリー(「ピアニストを撃つな!」、「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、「光へ、航る」、「新しい詩(うた)」)によるオムニバスムービーとなっています。ぼくはほとんど映画を見ないんですが、今回は見に行こうと思って、仕事が終わった頃に見ようかなと近くの映画館の上映スケジュールを見たら「売り切れ」って…。別の映画館は「余裕あり」だったので4月19日までには必ず見ようと思います。

映画「クソ野郎と美しき世界」の公開を記念して、4月6日からオリジナル・サウンドトラックアルバムがAmazon Music Unlimitedで独占配信されています。アーティスト名は「クソ野郎★ALL STARS」となっていて、メンバーは明らかにされていません。5曲収録されていますが、その1曲が「新しい詩(うた)」という曲で、香取慎吾さんが歌っています。映画をまだ見ていなくても、そのジャジーなサウンドからはミュージカルのショータイムのような賑やかさと華やかさを感じ、歌っているのは香取さん1人なんですがなぜかまた3人が歌っているように錯覚してしまいます。「どうしようもないところから ぼくらははじまったんだ」と始まる歌詞はSMAP解散騒動からの思いを綴っているようです。稲垣さん、草彅さん、香取さんの3人は既存のテレビ番組での出演を制約されるなかで、AbemaTV、YoutubeなどのSNSを使った新しい手段での芸能活動を模索しているわけです。それが「新しい地図」の真意だろうと思いますし、「新しい詩(うた)」の歌詞にもあるように、「世界のどこかにきっと仲間がある」と従来の枠にとらわれず、ワールドワイドなネットワークを対象にした活動を展開するようになったのも面白いと思っています。ぼくも連投で「新しい地図」の活動に触れていますけど、いまの日本の中でも、厳しい環境の中でこれだけ貪欲にチャレンジングな取り組みを次々と打ち出していて、しかも自由に伸び伸びと活動をしている3人の姿というのは、新しい日本のカタチを提示しているようにも思います。


クソ野郎と美しき世界 劇中歌 香取慎吾歌唱 新しい詩