ぼくがDAM★ともでお気に入りアーティストにしているのが福山雅治さん。多くの作品を歌わせていただいてますが、冬が来ると歌いたくなるのが「はつ恋」です。
この曲は2009年12月に発売されましたが、歌詞は冬の情景は全くなくて、女性と別れてしまった男性の心情を歌ってるんですが、その年の紅白歌合戦に福山さんが16年ぶりに出場し、雪が舞い散るグラバー園でいつもより熱唱してたのが印象的なんだと思います。
福山さんは1993年の紅白歌合戦に「MELODY」で初出場したんですが、なぜかその後出場しませんでした。初出場でのNHKホールの舞台裏の印象が悪かったのかはわかりませんが、再び紅白に出るようになっても毎年中継なんですよね。
「はつ恋」は福山さんが「結構初めてマイナーな曲を歌ったかもしれない」とラジオで話してました。ぼくはそんなことはないんじゃないかなと思いますが。福山さんのサウンドに厚みを加えているのは編曲を手掛けている井上鑑さんの力だと思います。井上さんは「福山さんの武器はあの声質であり、楽器のようだ」と言われたそうですが、福山さんの魅力を最大限に活かそうとしているのがよくわかります。
福山さんの曲はキーが低いから簡単だという印象を持つ方もいますが、ぼくは結構歌詞や音程を表現するのはそんなに簡単ではないと思っています。「はつ恋」も2コーラスの「ずっと探してた~」あたりから展開していくところは、盛り上げていくようにしていかないとなあと思いながら歌ってます。ぼくにとっても想い出深い作品です。